HOME ニュース、海外

2022.02.18

インゲブリグトセンが1500mで3分30秒60の室内世界新! 60mはジェイコブスが快勝/WA室内ツアー
インゲブリグトセンが1500mで3分30秒60の室内世界新! 60mはジェイコブスが快勝/WA室内ツアー


写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)

2月17日に行われた世界陸連室内ツアー・ゴールドの競技会(フランス・リエヴァン)の男子1500mで、東京五輪金メダリスト・J.インゲブリグトセン(ノルウェー)が室内世界新の3分30秒60で優勝した。従来の室内世界記録(3分31秒04、19年)を持っていたS.テフェラ(エチオピア)も同じレースに出場し、3分33秒70で2位だった。

広告の下にコンテンツが続きます

インゲブリグトセンは21歳。18年U20世界選手権で1500m銀メダル、5000m銅メダルを獲得し、同じ年の欧州選手権ではこの2種目を制覇した。また19年ドーハ世界選手権では1500mで4位、5000mは5位に入っている。屋外の1500mの自己ベストは東京五輪の優勝タイムである3分28秒32(世界歴代8位)。

女子3000mでは、D.セヨーム(エチオピア)が8分23秒24の室内世界歴代3位の好タイムで制した。

このほか男子では2000mと60mハードル、三段跳で、女子では800m、3000m、棒高跳の合わせて6種目で今季世界最高がマークされた。

男子2000mはS.ゼレケが4分57秒00で優勝。男子60mハードルはこの種目の世界記録(7秒29)保持者・G.ホロウェイ(米国)が7秒35で優勝した。男子三段跳はU20世界選手権で2度(14年、16年)の優勝経験がある24歳のL.マルティネス(キューバ)が17m21で制している。

広告の下にコンテンツが続きます

女子800mは東京五輪8位のN.グール(ジャマイカ)が1分58秒46で優勝し、3日前にウガンダ室内記録を更新したH.ナカーイ(ウガンダ)が1分58秒58の自己新で2位。女子3000mは、D.セヨーム(エチオピア)が室内世界歴代3位の8分23秒24で制した。女子棒高跳は東京五輪銀メダリストで、19年ドーハ世界選手権覇者のA.シドロワ(ANA/ロシア)が4m85で勝利。2位は東京五輪8位のI.ズク(ベラルーシ)で、4m80のベラルーシ記録を樹立した。

男子60mは、東京五輪100m金メダリストのM.ジェイコブス(イタリア)が6秒50で制して今季室内レース3戦3勝。男子3000mは東京五輪3000m障害銀メダルのL.ギルマ(エチオピア)が7分30秒54で優勝し、東京五輪10000m金メダリストのS.バレガ(エチオピア)が7分30秒66で2位。女子走幅跳は、三段跳の世界記録保持者・Y.ロハス(ベネズエラ)が6m81で勝った。

写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT) 2月17日に行われた世界陸連室内ツアー・ゴールドの競技会(フランス・リエヴァン)の男子1500mで、東京五輪金メダリスト・J.インゲブリグトセン(ノルウェー)が室内世界新の3分30秒60で優勝した。従来の室内世界記録(3分31秒04、19年)を持っていたS.テフェラ(エチオピア)も同じレースに出場し、3分33秒70で2位だった。 インゲブリグトセンは21歳。18年U20世界選手権で1500m銀メダル、5000m銅メダルを獲得し、同じ年の欧州選手権ではこの2種目を制覇した。また19年ドーハ世界選手権では1500mで4位、5000mは5位に入っている。屋外の1500mの自己ベストは東京五輪の優勝タイムである3分28秒32(世界歴代8位)。 女子3000mでは、D.セヨーム(エチオピア)が8分23秒24の室内世界歴代3位の好タイムで制した。 このほか男子では2000mと60mハードル、三段跳で、女子では800m、3000m、棒高跳の合わせて6種目で今季世界最高がマークされた。 男子2000mはS.ゼレケが4分57秒00で優勝。男子60mハードルはこの種目の世界記録(7秒29)保持者・G.ホロウェイ(米国)が7秒35で優勝した。男子三段跳はU20世界選手権で2度(14年、16年)の優勝経験がある24歳のL.マルティネス(キューバ)が17m21で制している。 女子800mは東京五輪8位のN.グール(ジャマイカ)が1分58秒46で優勝し、3日前にウガンダ室内記録を更新したH.ナカーイ(ウガンダ)が1分58秒58の自己新で2位。女子3000mは、D.セヨーム(エチオピア)が室内世界歴代3位の8分23秒24で制した。女子棒高跳は東京五輪銀メダリストで、19年ドーハ世界選手権覇者のA.シドロワ(ANA/ロシア)が4m85で勝利。2位は東京五輪8位のI.ズク(ベラルーシ)で、4m80のベラルーシ記録を樹立した。 男子60mは、東京五輪100m金メダリストのM.ジェイコブス(イタリア)が6秒50で制して今季室内レース3戦3勝。男子3000mは東京五輪3000m障害銀メダルのL.ギルマ(エチオピア)が7分30秒54で優勝し、東京五輪10000m金メダリストのS.バレガ(エチオピア)が7分30秒66で2位。女子走幅跳は、三段跳の世界記録保持者・Y.ロハス(ベネズエラ)が6m81で勝った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.05.07

【竹澤健介の視点】葛西潤と五島莉乃に感じた「意志」と冷静さ 太田智樹の安定感、前田和摩の潜在能力に驚き/日本選手権10000m

静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアムを舞台に開催された第108回日本選手権10000m。男子は葛西潤(旭化成)が27分17秒46、女子は五島莉乃(資生堂)が30分53秒31と、ともに日本歴代6位の好タイムで初優勝を飾 […]

NEWS 【高平慎士の視点】男子4×100m、4×400m「収穫ある4位」五輪シードレーン獲得、後手に回ってメダル争いの価値/世界リレー

2024.05.06

【高平慎士の視点】男子4×100m、4×400m「収穫ある4位」五輪シードレーン獲得、後手に回ってメダル争いの価値/世界リレー

バハマ・ナッソーで開催された2024世界リレー(5月4日、5日/日本時間5日、6日)で男子の4×100mと4×400mがパリ五輪出場権を獲得した。初日の予選で、4×100mは38秒10で1着通過して五輪切符を決めると、決 […]

NEWS ダイヤモンドリーグ・ドーハに三浦龍司、田中希実、ディーン元気がエントリー!

2024.05.06

ダイヤモンドリーグ・ドーハに三浦龍司、田中希実、ディーン元気がエントリー!

5月10日に行われるダイヤモンドリーグ(DL)ドーハ大会のエントリーリストが発表された。 男子3000m障害に日本記録保持者の三浦龍司(SUBARU)が登録。世界記録保持者のラメチャ・ギルマ(エチオピア)、ブダペスト世界 […]

NEWS 男子は銭海峰が1時間19分05秒でトップ 女子はベテラン・劉虹が快勝/WA競歩ツアー

2024.05.06

男子は銭海峰が1時間19分05秒でトップ 女子はベテラン・劉虹が快勝/WA競歩ツアー

5月5日、世界陸連(WA)競歩ツアー・ゴールドのコルゼニフスキ・ワルシャワ競歩カップがポーランドで開催され、男子20km競歩では銭海峰(中国)が1時間19分05秒で、女子20km競歩はリオ五輪金メダリストの劉虹(中国)が […]

NEWS 米国が4種目を制覇! 男子4×400mはボツワナが2分59秒11で初優勝/世界リレー

2024.05.06

米国が4種目を制覇! 男子4×400mはボツワナが2分59秒11で初優勝/世界リレー

5月4日、5日の両日、バハマ・ナッソーで世界リレーが開催され、米国が5種目中4種目で優勝を飾る圧倒的な強さを見せた。 男子4×100mではアンカーに世界選手権100m王者のN.ライルズを起用。1走から3走も全員が100m […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top