HOME 駅伝、箱根駅伝

2021.01.02

【箱根駅伝】東京国際大ヴィンセントが2区区間新 東海大ルーキー石原が3区区間賞/全区間賞コメント
【箱根駅伝】東京国際大ヴィンセントが2区区間新 東海大ルーキー石原が3区区間賞/全区間賞コメント

◇第97回箱根駅伝・往路(東京・大手町~神奈川・箱根町/5区間107.5km)

創価大の優勝で終えた第97回箱根駅伝の往路は、5区間すべてで区間賞獲得チームが異なった。スローな展開となった1区では法大の鎌田航生(法大3)が1時間3分00秒の機区間賞。法大勢としては2000年の徳本一善以来、21年ぶりの1区区間賞だった。区間2位には5秒差で塩澤稀夕(東海大4)。注目の順大ルーキー・三浦龍司は区間10位だった。

2区は前回3区区間新のイェゴン・ヴィンセント(東京国際大2)が1時間5分49秒をマークし、前回、相澤晃(東洋大、現・旭化成)が樹立した1時間5分57秒を更新した。日本人トップは区間3位の日体大・池田耀平(4年)で、同2位(区間4位)の松山和希(東洋大)は1時間7分15秒の好タイムで日本人1年生区間歴代2位。3区は東海大ルーキーの石原翔太郎が1時間2分05秒で全日本4区に続いて区間賞を獲得している。

山梨学大の留学生、ポール・オニエゴ(3年)が4区で1時間2分15秒の区間賞。日本人トップは創価大の島津雄大(3年)で1時間2分49秒だった。区間3位に鈴木創士(早大2)が入り、区間4・5位に佐藤一世(青学大)、石井一希とこちらも1年生が上位に顔を出した。

5区は帝京大の細谷翔馬(3年)が1時間11分52秒で区間賞。同大にとって5区初の区間賞獲得者となった。区間2位に優勝した創価大の三上雄太(3年)が入り、前回区間記録(1時間10分25秒)を樹立していた宮下隼人(東洋大3)は区間3位だった。

■第97回箱根駅伝 往路区間賞一覧
1区 鎌田航生(法大3)1時間3分00秒
「スローペースは想定外でした。六郷橋でついて行け、そのまま逃げ切ることができました。率直にうれしいです。こういったレースで結果を出せたのは、今後の陸上人生においても自信になります」

広告の下にコンテンツが続きます

2区 イェゴン・ヴィンセント(東京国際大2)1時間5分49秒=区間新
「2区はチャレンジのコース。上りがきつかった。今年最初のレースだったからモチベーションを上げるために良い記録を作りたかった。将来はマラソンを走りたい。世界記録の更新も自信があります」

3区 石原翔太郎(東海大1)1時間2分05秒
「ハーフマラソンの距離を走ったことがないので少し不安がありましたが、自信を持って走りました。下りが得意なので積極的に行って海岸沿いは粘れた。1年生にライバル意識はありますが、あまり気にせず取り組めました」

4区 ポール・オニエゴ(山梨学大3)1時間2分15秒
「風が強かったけど良い走りができました。計画的なトレーニングをしてきたので、それが報われました。区間ナンバーワンはうれしい。来年はもっと頑張りたいです」

5区 細谷翔馬(帝京大3年) 1時間11分52秒
「3、4区と同じ学年の選手が順位を上げてくれたので、往路3位を目指して走りました。帝京大は山であまり良い順位を出せていなかったので、悪いイメージを覆したかった。復路も強いメンバーがそろっているので総合3位を狙っていきたい」

◇第97回箱根駅伝・往路(東京・大手町~神奈川・箱根町/5区間107.5km) 創価大の優勝で終えた第97回箱根駅伝の往路は、5区間すべてで区間賞獲得チームが異なった。スローな展開となった1区では法大の鎌田航生(法大3)が1時間3分00秒の機区間賞。法大勢としては2000年の徳本一善以来、21年ぶりの1区区間賞だった。区間2位には5秒差で塩澤稀夕(東海大4)。注目の順大ルーキー・三浦龍司は区間10位だった。 2区は前回3区区間新のイェゴン・ヴィンセント(東京国際大2)が1時間5分49秒をマークし、前回、相澤晃(東洋大、現・旭化成)が樹立した1時間5分57秒を更新した。日本人トップは区間3位の日体大・池田耀平(4年)で、同2位(区間4位)の松山和希(東洋大)は1時間7分15秒の好タイムで日本人1年生区間歴代2位。3区は東海大ルーキーの石原翔太郎が1時間2分05秒で全日本4区に続いて区間賞を獲得している。 山梨学大の留学生、ポール・オニエゴ(3年)が4区で1時間2分15秒の区間賞。日本人トップは創価大の島津雄大(3年)で1時間2分49秒だった。区間3位に鈴木創士(早大2)が入り、区間4・5位に佐藤一世(青学大)、石井一希とこちらも1年生が上位に顔を出した。 5区は帝京大の細谷翔馬(3年)が1時間11分52秒で区間賞。同大にとって5区初の区間賞獲得者となった。区間2位に優勝した創価大の三上雄太(3年)が入り、前回区間記録(1時間10分25秒)を樹立していた宮下隼人(東洋大3)は区間3位だった。 ■第97回箱根駅伝 往路区間賞一覧 1区 鎌田航生(法大3)1時間3分00秒 「スローペースは想定外でした。六郷橋でついて行け、そのまま逃げ切ることができました。率直にうれしいです。こういったレースで結果を出せたのは、今後の陸上人生においても自信になります」 2区 イェゴン・ヴィンセント(東京国際大2)1時間5分49秒=区間新 「2区はチャレンジのコース。上りがきつかった。今年最初のレースだったからモチベーションを上げるために良い記録を作りたかった。将来はマラソンを走りたい。世界記録の更新も自信があります」 3区 石原翔太郎(東海大1)1時間2分05秒 「ハーフマラソンの距離を走ったことがないので少し不安がありましたが、自信を持って走りました。下りが得意なので積極的に行って海岸沿いは粘れた。1年生にライバル意識はありますが、あまり気にせず取り組めました」 4区 ポール・オニエゴ(山梨学大3)1時間2分15秒 「風が強かったけど良い走りができました。計画的なトレーニングをしてきたので、それが報われました。区間ナンバーワンはうれしい。来年はもっと頑張りたいです」 5区 細谷翔馬(帝京大3年) 1時間11分52秒 「3、4区と同じ学年の選手が順位を上げてくれたので、往路3位を目指して走りました。帝京大は山であまり良い順位を出せていなかったので、悪いイメージを覆したかった。復路も強いメンバーがそろっているので総合3位を狙っていきたい」

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.02

ケニア、インド、中国の長距離選手がドーピング違反により出場資格停止

アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は、4月中に複数の長距離選手に対し資格停止処分を科すことを発表した。いずれも禁止物質の使用が認められたため。 女子長距離の郭利亜(中国)はメチル […]

NEWS KIPRUNが環境に優しい新たなシューズを発表 接着剤不使用の「KIPX」はリサイクル可能な次世代アイテム
PR

2025.05.01

KIPRUNが環境に優しい新たなシューズを発表 接着剤不使用の「KIPX」はリサイクル可能な次世代アイテム

KIPRUNは4月上旬、フランス・パリで発表会を行い、新たなブランドロゴを発表するとともに、今後日本国内でも発売を予定している新モデルシューズを発表した。 競歩世界チャンピオンも愛用したシューズ 2021年にブランド初の […]

NEWS セイコーGGPトラック種目の海外選手を発表! 100mにパリ五輪4継金メダルブレーク、110mHに同7位ベネットら

2025.05.01

セイコーGGPトラック種目の海外選手を発表! 100mにパリ五輪4継金メダルブレーク、110mHに同7位ベネットら

日本陸連は5月1日、セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場)の出場選手第10弾としてトラック種目の海外選手を発表した。 男子100mには昨年のパリ五輪男子4×100mリレーで金メダルのジェロー […]

NEWS 坂井隆一郎、中島佑気ジョセフ、水久保漱至らがケガのため欠場/セイコーGGP

2025.05.01

坂井隆一郎、中島佑気ジョセフ、水久保漱至らがケガのため欠場/セイコーGGP

5月1日、日本陸連はセイコーゴールデングランプリ(5月18日/東京・国立競技場)の欠場者を発表した。 日本人選手で欠場するのは、男子100mの坂井隆一郎(大阪ガス)、同200mの水久保漱至(宮崎県スポ協)、同400mの中 […]

NEWS アジア選手権男子400m中島佑気ジョセフが故障のため辞退 44秒台の佐藤風雅が代表入り

2025.05.01

アジア選手権男子400m中島佑気ジョセフが故障のため辞退 44秒台の佐藤風雅が代表入り

日本陸連は5月1日、韓国・クミで開催されるアジア選手権の代表選手の入れ替えを発表した。 男子400mで選出されていた中島佑気ジョセフ(富士通)が辞退。右ハムストリングスのケガのためとしている。中島は昨年のパリ五輪代表。4 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top