◇第110回日本選手権(6月12~14日/愛知・パロマ瑞穂スタジアム)3日目
名古屋アジア大会代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子14人、女子9人の計23人が今大会でアジア大会代表に即時内定した。
日本陸連が定めたアジア大会代表選考基準は、今大会を含めて各種目の派遣設定記録を突破した選手が優勝すれば代表に内定する。
男子は突破者同士による争いとなった種目が多く、100mの多田修平(住友電工)、5000mの森凪也(Honda)、110mハードルの泉谷駿介(住友電工)、3000m障害の青木涼真(Honda)、走幅跳の橋岡優輝(富士通)らが、熱戦を制して代表の座を勝ち取った。
今大会で突破してつかみ取ったのが、200mの水久保漱至(宮崎県スポ協)、400mハードルの後藤大樹(洛南高2京都)、三段跳の宮尾真仁(東洋大)、ハンマー投の中川達斗(山陽特殊製鋼)。水久保は予選で日本歴代2位の20秒07(+0.5)を叩き出して派遣設定記録(20秒48)を初めて突破すると、決勝も20秒14(+0.6)をマークしてその力を証明した。また、後藤は予選で48秒31、決勝で48秒09と高校記録・U20日本記録を2度更新する激走で、この種目初の高校生優勝を飾り、一気にシニア国際大会の代表に名乗りを上げた。
女子は派遣設定突破済みから勝ち取ったのが、1500mの田中希実(豊田自動織機)、100mハードルの中島ひとみ(長谷川体育施設)、3000m障害の齋藤みう(パナソニック)、棒高跳の諸田実咲(アットホーム)、そしてやり投の北口榛花(JAL)。中島、齋藤、北口は今季ベストをマークしてその力を示した。
今大会で突破して内定を決めたのが、200mの井戸アビゲイル風果(東邦銀行)、800mの久保凛(積水化学)、5000mの山本有真(同)、400mハードルの青木穂花(ゼンリン)の4名。井戸は予選で23秒01(+0.1)と派遣設定を0.02秒破り、2年連続の100m、200m2冠に輝いて代表の座も射止めた。久保は塩見綾乃(岩谷産業)とともに派遣設定記録(2分01秒67)を突破する熱走を制し、山本は田中をフィニッシュ手前で逆転して自身初の14分台(14分59秒89)をマーク。青木は決勝で日本人4人目の55秒台(55秒92)を出して初優勝を飾り、1994年に制した母との親子Vを達成。同年の広島アジア大会に出場した母に続いて、自国開催のアジア大会代表に内定した。
これで、すでに内定済みの男子25人、女子16人の計41名が代表に内定。リレーを含む残りの代表選考は明日6月15日に行われ、同日に発表される予定だ。
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