2026.05.31
滋賀インターハイ(7月30日~8月5日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。
兵庫県大会は5月29~31日の3日間、ユニバー記念競技場で行われ、女子100mハードルでは優勝した二階堂咲(神戸山手3)が13秒29(+1.8)の高校タイ記録、2位の福田花奏(滝川二2)が同歴代3位の13秒30をマークするなど好記録が連発した。
大会最終日も大会記録ラッシュとなった。男子5000m競歩では昨年のインターハイで6位の実績を持つ辻那悠太(市西宮3)が20分07秒61で優勝、蓑田昊汰(尼崎稲園3)が20分11秒20の2位で続き、ともに昨年19分20秒59の高校記録をマークした山田大智(西脇工/現・東洋大)が持つ20分26秒72の大会記録を更新した。
「最初から後続がついていけないようなペースを作って、押していく練習をしていました」という辻は最初の1000mを3分52秒のハイペースで通過。徐々に先頭集団の人数が絞られるなか、蓑田だけは終盤まで食らいついた。
すると、「ラスト2周までに勝負を決めるように」と顧問の仙台幹雄先生から指示を受けていた蓑田が、残り1000mに迫ったところでスパートをかける。だが、ここで力を使った蓑田に対して、「ラスト勝負を考えるくらいの余裕はありました」と辻は冷静に対処。残り600mで逆に仕掛けて、蓑田を引き離している。
この種目で市西宮勢の優勝は初めてで、「率直にうれしい気持ちです」と笑顔を見せた。「めっちゃ悔しいです」と話した蓑田も自己記録を40秒以上更新。近畿大会でもハイレベルな戦いが見られそうだ。
男子三段跳では昨年のインターハイ5位の板野結希(滝川3)が6回目に15m52(-1.1)の大会新記録を跳んで優勝。インターハイでマークした自己記録を24cm更新した。
男子短距離も盛況。100mでは古今堂辰弥(関西学院3)が10.45(-1.2)、200mでは太田陸希(星陵3)が21秒13(-0.9)でそれぞれ大会新記録を打ち立てた。
女子5000m競歩では昨年のインターハイ3位、国スポ少年A優勝の逢坂ひかり(市西宮3)が22分52秒74で優勝。終盤まで22分46秒41の大会記録を更新するペースを刻んでいた。
このほか、男子では平岡大輔(滝川二3)が110mハードルと400mハードル、4×400mリレーの3冠。女子では800mと1500mで東はる(須磨学園3)、砲丸投とハンマー投で執行琴葉(社2)がそれぞれ2冠を達成している。
学校対抗では男子は社が117点で5年連続14回目の優勝。女子は姫路女学院が77点で初優勝を果たした。昨年のインターハイ400m4位の幸長愛美(3年)が200m、400m、4×400mリレーの3冠で大きく貢献。400mで15点、400mハードルで13点を獲得するなど、短距離を中心に得点を積み重ねた。
優秀選手には男子5000m競歩の辻と女子100mハードルの二階堂がそれぞれ選出されている。
近畿大会は6月18日から21日までの4日間、滋賀・平和堂HATOスタジアムで行われる。
文/馬場 遼
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