◇皇后盃第44回都道府県対抗女子駅伝(1月11日/京都・たけびしスタジアム京都:9区間42.195km)
1月の京都を彩る都道府県女子駅伝が行われ、大阪が3年ぶり5度目の優勝を果たした。
2位に入った兵庫で、2区区間賞を獲得したのが1500m、5000m日本記録保持者の田中希実(New Balance)。前回は9区(10km)を走った田中は2年ぶりの2区。その時には4km12分11秒で歴代2位の記録を出していた。
「区間記録や自分の(過去の)タイムに縛られてしまうことがあるのですが、今日はそれ以上に自分自身に負けるかどうかを大事にしたかった」
トップから30秒差の16位でタスキを受けた田中は、前をどんどんと抜いていき、2.5kmでは2位集団を一気に抜いた。「先頭には立てなかったですが、1区の(清水)里名ちゃんが頑張ったので、その流れを止めないようにだけ意識しました」と、記録こそ前回には及ばない12分14秒も、「風だったり想定外のことにも対応できた。前回とは違う中身で上回れた。自分に負けずに走り切れたと思います」と納得の表情を浮かべた。
今回は主将を務め、「キャプテンらしいことはできない情けないキャプテンですが、走る姿勢で伝わってくれたんじゃないかと思います」とはにかみ、2位に敗れて涙したアンカーの永長里緒(三井住友海上)に対して、「気持ちの入った走り」と労って笑顔で迎え入れていた。
21年東京五輪から続いてきた世界大会も今年は小休止。今年に入って初レースも「練習の感覚は良くて、自分の走りを見失わずに、その結果、タイムも良い」と手応えをつかんでいるという。
今年は「800mから5000mくらいを主軸にしつつ、どの種目でも選択肢として可能性を残したい」と、10000mのアジア大会代表選考レースにも出場する可能性を残している。あくまで「1500mと5000mは最低限、(アジア大会に)出場したい」と見据える。
この後は1月中に渡米して室内レースを転戦。2月、3月には豪州などでも屋外トラックレースを入れて本格シーズンインに向かっていく構え。「走りの感覚を得て、感覚を大事にしながら、いろんな種目で自己ベストを出していきたいです」と目標を語った。
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