大一番に向けて戦力充実の城西大学
「ケアドリンク」がチームを後押し
新春の大一番へ出場を決めただけでなく、大学駅伝日本一を争う戦いでは序盤に首位を奪取。この秋、城西大学が強い存在感を見せている。チーム全体のレベルアップが進んでいることは間違いなく、その流れは今も加速中だ。
駅伝では前半区間でいかに流れを作るかがカギ。それが上位進出には欠かせない要素となる。チームを牽引する3名の「今」に迫った。
新春の大舞台に向けてトレーニングに励む城西大学の選手たち
キャプテンの菊地は盤石
砂岡も秋に急成長
大舞台への出場権を懸けた10月の予選会は3位で通過した。ハーフマラソンで1時間1分台が2名、同2分台が2名、そして6名が1時間3分台。小雨ながら気温が低い好条件だったとはいえ「10人目まで64分台でまとめたい」と櫛部静二監督が夏に話していた思惑を大きく上回る結果だ。「1年間、時間をかけてハーフマラソンの距離に取り組んできた結果。想定よりハイペースになりましたが、どの選手も落ち着いて走ったと思います。練習の成果が出ました」と櫛部監督の表情も自然とほころぶ。
2週間後の日本一を争う舞台にも勢いは持ち込まれた。1区砂岡拓磨(3年)が区間2位でつなぐと、2区では主将の菊地駿弥(4年)がトップに躍り出る快走。その後の区間では順位を落としたものの、他大学のエースと戦える手応えを得た。
「先頭を走るという新たな価値を手にしたことは自信になりました。ただ、経験だけでは意味がありません。負けたことは事実で、〝このままじゃダメだ〟と自分だけでなく、チーム全体が感じています」(菊地)
彼こそ城西大学のエースと言える存在だ。予選会は日本人4番手となる個人8位。11月の駅伝も2区区間2位でまとめた。
「個人で1位が取れていないことが悔しいですが、走るたびに自信は生まれています。最後は2区で区間賞、日本人トップを狙います」
競り合いの強さ、追う強さも備えている。11月21日には10000m で28分08秒25の城西大学新記録を叩き出した。誰が相手でも負けるつもりはない。
ともに10000mで自己記録を大幅に短縮するなど絶好調の菊地駿弥(左)と砂岡拓磨
秋には砂岡もエース格と呼べる走りを見せている。予選会は菊地に次いでチーム2位。伊勢路1区では競り合いの強さを見せ、最後までトップ争いに加わった。さらに、11月23日には10000mでも28分24秒48をマークしている。
「これまではレース前に気持ちが高ぶったり、不安になったりと安定しませんでしたが、今は平常心で走れています。実際に結果も出ていますし、このやり方を継続したいですね」
夏合宿前から自主的に走行距離を増やし、8月は760㎞。昨年の同時期が600㎞に満たなかったことを考えるとその差は大きく、今の自信につながっている。
ケアドリンクを積極利用
基礎固めに励む菅原
城西大学の基本方針は徹底したスピード強化。しかし、今季はややスタミナにシフトした計画を立て、それがここまで奏功している。正月に行われる駅伝に向けても方針は変わらないが、それでいて故障者も少ない点が今年度の特徴だ。
練習前のウォーミングアップの徹底と練習後の入念なケア、動き作りや体幹トレーニングなど、城西大学ではあらゆる方法で故障予防に努めているが、なかでも欠かせない一つが「RUNSHOT(ランショット)」。新田ゼラチンと城西大学男子駅伝部が共同開発したケアドリンクだ。
コラーゲンペプチドを5,000㎎配合したケアドリンク「RUNSHOT」。9月にはアンチドーピング認証インフォームド・チョイスを取得している
主成分のコラーゲンペプチドは関節のダメージケアに効果があることが確認されており、櫛部監督は主に膝や足首などの関節、アキレス腱周辺の故障が減っていることを実感しているという。練習量の増加を結果につなげている砂岡も「ポイント練習後に飲むようにしていますが、これまで膝や足首周りのケガはしたことがありません」と実感を込めて話す。
育成力に定評がある城西大学男子駅伝部の櫛部静二監督。「選手のケガを減らしたい」という思いで新田ゼラチンとRUNSHOTを共同開発した
城西大学の3人目のキーマン、菅原伊織(4年)もこれまで以上に「RUNSHOT」の摂取を増やしている。10000m28分31秒46のベストを持つスピードランナーだが、伊勢路3区では失速。1月に向けて再度、地道な基礎練習と距離対策に励む中でケアの必要性も実感している。
「距離を踏むだけでなく、基礎固めのウエイトトレーニングにも取り組んでいます。負荷の高い練習が続く中で、故障するわけにはいきません。監督からも飲む量を増やしていいと言われており、これまで以上に使っています」
持ち前のスピードを駅伝でも生かそうと走り込んでいる菅原伊織
城西大学男子駅伝部が愛用している「RUNSHOT」は9月にアンチドーピング認証インフォームド・チョイスを取得。アスリートが安心して飲めることも証明されている。
盤石の菊地、急成長を遂げた砂岡、そして復活を期す菅原。歩みはそれぞれだが、3者とも故障なくトレーニングに励んでいる点で一致する。その足並みがそろえば、駅伝でのシード権はもちろん、過去最高を1つ上回る「5位」を狙える力がある。今回の城西大学はエース力で勝負だ。
秋の各大会で存在感を示している城西大学。2年ぶりの大舞台を控えてチームの士気も高まっている
※この記事は『月刊陸上競技』2021年1月号に掲載しています
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RUNSHOT(ブランドサイト)
新田ゼラチン
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新春の大一番へ出場を決めただけでなく、大学駅伝日本一を争う戦いでは序盤に首位を奪取。この秋、城西大学が強い存在感を見せている。チーム全体のレベルアップが進んでいることは間違いなく、その流れは今も加速中だ。 駅伝では前半区間でいかに流れを作るかがカギ。それが上位進出には欠かせない要素となる。チームを牽引する3名の「今」に迫った。
キャプテンの菊地は盤石 砂岡も秋に急成長
大舞台への出場権を懸けた10月の予選会は3位で通過した。ハーフマラソンで1時間1分台が2名、同2分台が2名、そして6名が1時間3分台。小雨ながら気温が低い好条件だったとはいえ「10人目まで64分台でまとめたい」と櫛部静二監督が夏に話していた思惑を大きく上回る結果だ。「1年間、時間をかけてハーフマラソンの距離に取り組んできた結果。想定よりハイペースになりましたが、どの選手も落ち着いて走ったと思います。練習の成果が出ました」と櫛部監督の表情も自然とほころぶ。 2週間後の日本一を争う舞台にも勢いは持ち込まれた。1区砂岡拓磨(3年)が区間2位でつなぐと、2区では主将の菊地駿弥(4年)がトップに躍り出る快走。その後の区間では順位を落としたものの、他大学のエースと戦える手応えを得た。 「先頭を走るという新たな価値を手にしたことは自信になりました。ただ、経験だけでは意味がありません。負けたことは事実で、〝このままじゃダメだ〟と自分だけでなく、チーム全体が感じています」(菊地) 彼こそ城西大学のエースと言える存在だ。予選会は日本人4番手となる個人8位。11月の駅伝も2区区間2位でまとめた。 「個人で1位が取れていないことが悔しいですが、走るたびに自信は生まれています。最後は2区で区間賞、日本人トップを狙います」 競り合いの強さ、追う強さも備えている。11月21日には10000m で28分08秒25の城西大学新記録を叩き出した。誰が相手でも負けるつもりはない。
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