2025.10.12

男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が10月12日、昨年に引き続き、高校生を対象とした1泊2日のトレーニングキャンプを実施し、練習風景を公開した。
このキャンプは「最前線で走っているからこそ与えられる影響力がある」「若い世代に刺激を与えたい」という思いから、自身のこれまでの経験などを伝える目的で立ち上げた。今回は全国大会に出場経験もある選手を含め、男女各3選手の高校生が参加。午前中にプーマジャパン社に集合して顔合わせしたあと、都内でトレーニングを行った。
練習では「実際に試合前に行っているドリル」を実際にサニブラウンが見本となって伝え、「身体の真下に接地しよう」「つま先が下がると脚が流れる」などとアドバイスを送る。
スターティングブロックを使ったスタート練習でも「頭を上げないように」「ブロックは前脚でしっかり蹴って、後ろ脚は“パンチ”するイメージ」など、普段から自身も意識している感覚を伝え、「自分も8年くらいかかったから、すぐにできなくていいから、頭の片隅で意識してみて」と語りかける。
サニブラウンは「言語化するのが難しいですし、毎回、自分自身勉強になります」と語り、キャンプを通じて「高校生と直接触れ合う機会はそんなにない。日本選手権や日本代表で一緒になるかもしれないし、何が刺さるかは人によって違うと思いますし、何か自分なりに一つ持って帰ってもらえればうれしいです」と期待を寄せた。
さらに、「今後の人生に生かしてもらいたい。人生に正解はないですが、その正解を探すのが人生。いろいろなことにチャレンジしてほしい」と話していた。
参加者の一部は翌日に行われるサニブラウン主催の短距離競技会「DAWN GAMES」に出場予定だ。
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