ミズノは9月13日に開幕する東京世界選手権の代表に内定した所属選手の男子200mの飯塚翔太、男子400mの佐藤風雅、男子やり投のディーン元気がオンラインで会見に登壇した。
22年オレゴン、23年ブダペストと3大会連続出場となるディーン。12年ロンドン五輪に出場したあとは脇腹痛などで長くトップフォームから遠ざかったが、20年に復活すると、ベテランらしい強さを発揮している。昨年のパリ五輪にも出場し、今年の日本選手権では13年ぶり自己新となる84m66(2位)を放った。
それでも、「身体にいろんな事情を抱えている」。33歳になり「全力で走って止まる。負担はかかります。毎年、何かしらありますが、腰の痛みで浮き沈みがあります」と明かす。加えて、ダイヤモンドリーグ・シレジア大会の際には親指の爪が剥がれるアクシデントも。
そうした状況でも自己新が出たのは「技術が固まってきつつある」から。「トライアンドエラー」を繰り返しながら、やり投の基本でもあるように「上半身と下半身の連動を大事にして、下半身から先行してやりを後ろに残す。それを外さないようにしています」。円熟期に入っている。
22年オレゴンでは決勝に進んだが9位と惜しくも入賞に届かず。ブダペスト、パリ五輪では予選落ちだった。「今回は予選、決勝が連日でタフな大会になります。1投目、2投目と早い段階で予選を通るのが大事」と決勝で勝負するためのポイントに挙げる。
自国開催の世界選手権。「代表に決まってホッとしました。どういう大会になるんだろうって想像がつきませんがワクワクしています。初めて来る人に陸上競技を好きになってもらえるようなきっかけになればいいし、自分も陸上の良さが伝わるようなパフォーマンスをしたい」。
本番まで「緊張は出てくるもの。神経の疲れを抜きながら、質を高めてゾーンに入っていけるか。大事に仕上げていきたい」と、静かに闘志を燃やしている。
東京世界選手権は9月13日から21日まで、国立競技場をメイン会場に行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.04
パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」
2025.12.04
飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催
-
2025.12.04
-
2025.12.04
-
2025.12.03
-
2025.12.02
-
2025.12.02
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.29
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.04
パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」
24年パリ五輪男子20km競歩代表の濱西諒が12月1日に自身のSNSを更新し、所属していたサンベルクスを11月末で退社したことを発表した。 濱西は大阪府出身で、履正社高から競歩に取り組み、国体優勝など早くから頭角を現した […]
2025.12.04
飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催
東京世界選手権男子200m代表の飯塚翔大(ミズノ)が11月30日から12月3日まで、ラオスを訪問。4日にリモートで現地で行った活動について報告会見を行った。 飯塚はJICA(国際協力機構)が進める「スポーツを通じて世界平 […]
2025.12.04
世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く
世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025