HOME 国内

2025.07.31

100mH田中佑美「やり切った走りができるように準備していく」世界陸上に向けて公開練習
100mH田中佑美「やり切った走りができるように準備していく」世界陸上に向けて公開練習

公開練習を行った田中佑美

7月31日、女子100mハードルの田中佑美(富士通)が茨城県の筑波大で公開練習を行った。

ドリルやスキップ走などで身体をほぐし、バーベルを使った補強運動をこなした田中。軽めのメニューとしながらも、一つひとつの動きを確かめるように、1時間半ほど汗を流した。

6日に行われた日本選手権では12秒86(-0.4)で初めて日本一のタイトルを獲得。ただ、「タフな戦いのなかで優勝はできましたが、自分としては攻めきれなかったところもあり、もっと(タイムが)出るはずなのに、そこの準備に自分が追いついてなかった」と、目標の東京世界選手権の参加標準記録(12秒73)を突破できなかった悔しさも沸いてきたという。

広告の下にコンテンツが続きます

日本選手権後は、トレーニングの流れをリセットする意味を含めて、カヌーを使ったトレーニングを実施。室内の専用マシンで体幹を鍛え、骨盤を動かす動作を取り入れることで、ハードリングの技術力アップを図ったという。その後は山梨で合宿するなど、調整を続けている。

現時点では世界選手権の代表の内定は得ていないが、世界ランキングでの代表入りは有力な状況。それでも、「今季は標準記録(を切る)と言ってきて、まだ切れていないのが自分のなかで大きく残っている」とタイムについてのこだわりも持つ。「記録は条件が合わさって出るものなので、狙いすぎず、最大限の準備をしていきたい」と前を見据える。

今後は8月16日に福井で開催される「Athlete Night Games in FUKUI」に出場を予定。1ヵ月半後に迫った世界選手権に向けては、「やり切った走りができるように準備していく」と話し、「今できることに集中して、できるだけ良いコンディションに持っていきたい」と語った。

7月31日、女子100mハードルの田中佑美(富士通)が茨城県の筑波大で公開練習を行った。 ドリルやスキップ走などで身体をほぐし、バーベルを使った補強運動をこなした田中。軽めのメニューとしながらも、一つひとつの動きを確かめるように、1時間半ほど汗を流した。 6日に行われた日本選手権では12秒86(-0.4)で初めて日本一のタイトルを獲得。ただ、「タフな戦いのなかで優勝はできましたが、自分としては攻めきれなかったところもあり、もっと(タイムが)出るはずなのに、そこの準備に自分が追いついてなかった」と、目標の東京世界選手権の参加標準記録(12秒73)を突破できなかった悔しさも沸いてきたという。 日本選手権後は、トレーニングの流れをリセットする意味を含めて、カヌーを使ったトレーニングを実施。室内の専用マシンで体幹を鍛え、骨盤を動かす動作を取り入れることで、ハードリングの技術力アップを図ったという。その後は山梨で合宿するなど、調整を続けている。 現時点では世界選手権の代表の内定は得ていないが、世界ランキングでの代表入りは有力な状況。それでも、「今季は標準記録(を切る)と言ってきて、まだ切れていないのが自分のなかで大きく残っている」とタイムについてのこだわりも持つ。「記録は条件が合わさって出るものなので、狙いすぎず、最大限の準備をしていきたい」と前を見据える。 今後は8月16日に福井で開催される「Athlete Night Games in FUKUI」に出場を予定。1ヵ月半後に迫った世界選手権に向けては、「やり切った走りができるように準備していく」と話し、「今できることに集中して、できるだけ良いコンディションに持っていきたい」と語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.06

クイーンズ駅伝エントリー発表! 日本郵政グループ・廣中璃梨佳、積水化学・新谷仁美、しまむら・安藤友香らが登録 第一生命グループは鈴木優花が外れる

11月6日、日本実業団連合は第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)のエントリー選手を発表した。 前回4年ぶり4回目の優勝を飾ったJP日本郵政グループはVメンバーの鈴木亜由子、廣中璃梨佳、菅田雅香ら全員が登録。 […]

NEWS 10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット

2025.11.06

10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット

関東学生陸上競技連盟は、主催の10000m記録挑戦競技会について、今年は11月15日の日体大長距離競技会(横浜市・日体大健志台)、11月22日のMARCH対抗戦(東京・町田市)、11月22日の東海大長距離競技会(秦野市) […]

NEWS RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加

2025.11.06

RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加

11月6日、日本陸連は11月29日に開催される「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」に参加するゲストアスリートを発表した。 同イベントは連盟創立100周年を記念して開かれるもの。参加者とトップアスリートが一緒 […]

NEWS 北海道・北照高が来春から陸上部で駅伝チームを強化 43年ぶりに再始動 工藤裕行氏が総監督就任

2025.11.06

北海道・北照高が来春から陸上部で駅伝チームを強化 43年ぶりに再始動 工藤裕行氏が総監督就任

11月5日、北照高は2026年春から陸上部において駅伝チームの強化を本格的にスタートすることを発表した。 北照高は北海道小樽市に校舎を置く私立高。野球部は甲子園に春夏あわせて10回出場を数える強豪として知られる。スキー部 […]

NEWS 全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕

2025.11.05

全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕

全国高校駅伝の出場権を懸けた都道府県高校駅伝が11月4日の埼玉をもってすべて終了し、都道府県代表がすべて出そろった。 昨年の全国大会は男子が佐久長聖、女子は長野東といずれも長野勢が優勝を遂げた。全国2連覇中の佐久長聖は県 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top