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2025.07.04

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女子5000m 田中希実が世界陸上代表内定! 中盤からのペースアップで独走の4連覇/日本選手権
女子5000m 田中希実が世界陸上代表内定! 中盤からのペースアップで独走の4連覇/日本選手権

25年日本選手権女子5000mで優勝した田中希実

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 1日目

東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、女子5000mは田中希実(New Balance)が大会新記録の14分59秒02で4年連続5回目の優勝。9月の東京世界選手権の参加標準記録(14分50秒00)を突破している田中は、日本陸連の定めた条件を満たして世界選手権代表に内定した。

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ペースメーカーのアグネス・ムカリ(京セラ)を含め27人が出場したレース。600m付近で廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が先頭に立ち、1000mを2分57秒で通過。田中は廣中の背中をぴったりとマークし、1600m付近からは2人によるマッチレースが続いた。

だが、2000mでは少しペースが落ちて6分00秒の通過となり、3000mは9分09秒。この時点で後方につけていた3位集団が追いつく展開となった。

レースが動いたのは3400m付近。田中が廣中をかわしてトップに立つとペースアップ。これについていける選手はおらず、一気に独走状態に持ち込んだ田中はラスト1周もスピードを緩めることなくフィニッシュ。2004年に福士加代子(ワコール)が樹立した大会記録(15分05秒07)を21年ぶりに塗り替えた。

今大会での世界選手権代表内定は初。トラック&フィールド種目では女子やり投の北口榛花(JAL)、男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)、男子3000m障害の三浦龍司(SUBARU)に続く内定者となった。

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◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 1日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、女子5000mは田中希実(New Balance)が大会新記録の14分59秒02で4年連続5回目の優勝。9月の東京世界選手権の参加標準記録(14分50秒00)を突破している田中は、日本陸連の定めた条件を満たして世界選手権代表に内定した。 ペースメーカーのアグネス・ムカリ(京セラ)を含め27人が出場したレース。600m付近で廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が先頭に立ち、1000mを2分57秒で通過。田中は廣中の背中をぴったりとマークし、1600m付近からは2人によるマッチレースが続いた。 だが、2000mでは少しペースが落ちて6分00秒の通過となり、3000mは9分09秒。この時点で後方につけていた3位集団が追いつく展開となった。 レースが動いたのは3400m付近。田中が廣中をかわしてトップに立つとペースアップ。これについていける選手はおらず、一気に独走状態に持ち込んだ田中はラスト1周もスピードを緩めることなくフィニッシュ。2004年に福士加代子(ワコール)が樹立した大会記録(15分05秒07)を21年ぶりに塗り替えた。 今大会での世界選手権代表内定は初。トラック&フィールド種目では女子やり投の北口榛花(JAL)、男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)、男子3000m障害の三浦龍司(SUBARU)に続く内定者となった。

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