◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 1日目
東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子800m予選1組に出場した日本記録(1分44秒80)保持者の落合晃(駒大)は、1分47秒13の1着、クレイ・アーロン竜波(ペンシルベニア州立大)が1分47秒36で2着に続いてともに決勝へ進出した。
レースは落合が200m付近から先頭に出て、最初の400mを54秒で通過。落合らしいレース運びで、悠々と決勝行きを決めた。「明日のレース(決勝)をイメージしながら走れて、しっかり1着でゴールできたので、それは良かったです」と冷静に話す。
5月のアジア選手権では5位にとどまる苦い経験もあった。「すごい悔しい思いをしてるので、そこを晴らせるようにしっかり準備してきました」。ただ、ハイペースの入りを経験することもでき、決勝はその通過ぐらいではいきたいです」と、50~51秒台での通過を見据える。
目標はもちろん、1分44秒50の参加標準記録の突破だ。「去年悔しい思いをしているので、優勝したいです。優勝すればタイムもついてきます。インターハイもそうだったので、しっかり標準を目指したいです」と自らに言い聞かせるように話した。
6年前の日本選手権覇者で、落合が更新する前の高校記録を持っていたクレイ・アーロン竜波(ペンシルベニア州立大)は「決勝を目指していたので安心しました。久しぶりの日本選手権で走れるだけでうれしいです」と実感を込める。
海外での暮らしに「大学2年から4年までは辞めようと思ったこともありました」と明かしつつも、「応援してくれる人がいるから頑張れています。またベスト更新を狙って優勝目指しつつ、3位以内に入れれば」。感謝の気持ちをレースにぶつけるつもりだ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.10
【編集部コラム】「いくつになっても自分超え」
-
2025.10.10
-
2025.10.09
-
2025.10.09
-
2025.10.07
-
2025.10.05
-
2025.09.11
-
2025.09.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.10
【編集部コラム】「いくつになっても自分超え」
攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]
2025.10.10
出雲駅伝の区間発表! 青学大・黒田朝日、國學院大・上原琉翔、駒大・山川拓馬、早大・工藤慎作がアンカー対決!
10月10日、第37回出雲全日本大学選抜駅伝が13日に行われるのを前に、大会主催者が各チームの区間エントリーを発表した。 1月の箱根駅伝を制した青学大は1区に小河原陽琉(2年)を起用。4年生の宇田川瞬矢を2区、塩出翔太を […]
2025.10.10
城西大学男子駅伝部がスポーツテック製品を開発するCOROSとパートナーシップ契約を締結
スポーツテック製品を開発するCOROS(カロス)は10月10日、城西大学男子駅伝部とパートナーシップ契約を締結したと発表した。 同社は、ハイグレードなハードウェアと革新的なテクノロジーを組み合わせ、世界で最も過酷な環境下 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/