2025.06.15
◇インターハイ南九州地区大会(6月13~16日/熊本市・えがお健康スタジアム)2日目
広島インターハイを懸けた南九州地区大会の2日目が行われ、100mは男女そろって好記録が生まれた。
先に行われた女子では佐美三ひなた(熊本工3)が11秒79(+0.9)で優勝。3年前の全中200m2位や、2年前の特別国体少年B100m8位などの実績を持っている。昨年までの100mのベストは12秒05だったが、2週間前の県大会で初の11秒台(11秒92)をマーク。今大会でさらに更新した。
また、男子では安田夢雄生(明桜館2鹿児島)が自己記録を0.05秒更新する10秒50(+0.6)で制覇。1996年に川畑伸吾(鹿児島城西)がマークした大会記録(10秒51)を29年ぶりに更新した。安田は2年前の全中で5位、昨年は国民スポーツ大会少年Bで4位に入った実績を持つ。
このほか、男子5000mは宮崎日大勢が上位独占。藤井雄大(2年)が14分45秒86で制すると、2位には14分45秒93で蒲生悠(3年)、3位には14分46秒15で出口幸汰(2年)が続いた。
男子400mハードルは平松希叶(鹿児島3)が53秒22で2連覇。男子4×100mリレーは那覇西(沖縄)が41秒31で制した。男子やり投は昨年のインターハイ2位の大山澄海(宮崎工3)が61m24で優勝している。
女子では1500mで神村学園勢(鹿児島)が3位まで占め、ムトニ・マーガレット(2年)が4分19秒39でV。2位には4分22秒70で野口紗喜音(3年)、3位には瀬戸口凜(3年)が入った。
また、女子400mハードルは2年生の楠田ゆうな(鹿児島女)が60秒56で制している。
全国インターハイは7月25日から29日に広島・ホットスタッフフィールド広島(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
インターハイ南九州大会優勝者一覧をチェック!
●男子 100m 安田夢雄生(明桜館2鹿児島) 10秒50(+0.6)=大会新 400m 大城直也(宮崎工3宮崎) 47秒34 1500m 那須村海(矢部3熊本) 3分54秒85 5000m 藤井雄大(宮崎日大2宮崎) 14分45秒86 400mH 平松希叶(鹿児島3鹿児島) 53秒22 5000m競歩 中村颯(松陽3鹿児島) 22分57秒87 4×100mR 那覇西(沖縄) 41秒31 走高跳 畝地雄大(鹿児島南3鹿児島) 2m04 棒高跳 金城澪人(名護3沖縄) 4m30 砲丸投 福龍太郎(沖永良部3鹿児島) 14m24 やり投 大山澄海(宮崎工3宮崎) 61m24 八種競技 泉俊乃介(知念3沖縄) 5305点 [adinserter block="4"] ●女子 100m 佐美三ひなた(熊本工3熊本) 11秒79(+0.9) 400m 牛島未來(熊本商2熊本) 56秒04 1500m ムトニ・マーガレット(神村学園2鹿児島) 4分19秒39 400mH 楠田ゆうな(鹿児島女2鹿児島) 60秒56 4×100mR 九州学院(熊本) 48秒46 走幅跳 黒木香凜(宮崎工3宮崎) 5m87(+0.2) 三段跳 今屋沙和子(熊本2熊本) 11m82(+2.6) 砲丸投 坂口はな(鹿児島南2鹿児島) 12m01 ハンマー投 山下まりな(宮崎工3宮崎) 46m45 やり投 德田仁琴(鹿児島商2鹿児島) 42m17RECOMMENDED おすすめの記事
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