HOME 国内

2025.06.01

パラ陸上の辻沙絵が現役引退 パラリンピック3大会連続出場「私一人ではこんなに歩んで来られなかった」
パラ陸上の辻沙絵が現役引退 パラリンピック3大会連続出場「私一人ではこんなに歩んで来られなかった」

現役引退を発表したパラ陸上の辻沙絵

パラ陸上の辻沙絵が現役引退 パラリンピック3大会連続出場「私一人ではこんなに歩んで来られなかった」

16年リオ、21年東京、24年バリとパラリンピックに3大会連続で出場した辻沙絵(オズールジャパン)が、自身のSNSで現役引退を発表した。「これまでの道のりは多くの人に支えられ、私一人では歩んでこられなかったと思っています」と感謝の言葉を綴った。

広告の下にコンテンツが続きます

辻は1994年生まれの30歳。生まれつき右腕の肘から先が欠損。高校まではハンドボールに取り組み、日体大に進学後に陸上短距離に挑戦した。「振り返ると日本体育大学でパラ陸上をやってみませんか?とお誘いを受けたあの日から、沢山の方々のお力添えをお借りしながら進んできました」と振り返る。

2015年には世界パラ陸上100mで6位に入賞し、翌年のリオ・パラリンピックでは400mで銅メダルを獲得している。

その後も日本バラ陸上の代表格として活躍。その間、「苦しい時期のほうが多かった」としつつも、指導を受ける水野洋子監督から家族のように寄り添ってもらったことへの感謝にも触れている。

今後は所属するオズールジャパンで「同じ障害を持つ方々、小さなお子さんやご家族をサポートできる、必要な情報をお届けできるかお手伝い」をしていく予定だという。

広告の下にコンテンツが続きます
パラ陸上の辻沙絵が現役引退 パラリンピック3大会連続出場「私一人ではこんなに歩んで来られなかった」 16年リオ、21年東京、24年バリとパラリンピックに3大会連続で出場した辻沙絵(オズールジャパン)が、自身のSNSで現役引退を発表した。「これまでの道のりは多くの人に支えられ、私一人では歩んでこられなかったと思っています」と感謝の言葉を綴った。 辻は1994年生まれの30歳。生まれつき右腕の肘から先が欠損。高校まではハンドボールに取り組み、日体大に進学後に陸上短距離に挑戦した。「振り返ると日本体育大学でパラ陸上をやってみませんか?とお誘いを受けたあの日から、沢山の方々のお力添えをお借りしながら進んできました」と振り返る。 2015年には世界パラ陸上100mで6位に入賞し、翌年のリオ・パラリンピックでは400mで銅メダルを獲得している。 その後も日本バラ陸上の代表格として活躍。その間、「苦しい時期のほうが多かった」としつつも、指導を受ける水野洋子監督から家族のように寄り添ってもらったことへの感謝にも触れている。 今後は所属するオズールジャパンで「同じ障害を持つ方々、小さなお子さんやご家族をサポートできる、必要な情報をお届けできるかお手伝い」をしていく予定だという。

「沢山の愛と応援をありがとうございました」現役引退を発表した辻沙絵のSNS

 
この投稿をInstagramで見る
 

Sae Tsuji(@sae_tsuji)がシェアした投稿

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.23

短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

スズキは12月末をもって男子短距離の竹田一平が退社・退団すると発表した。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から本格的にスプリントへ。大学2年だった2016年には10秒27を […]

NEWS 大晦日の赤坂で東京世界陸上の熱狂再び!TBSオールスター体育祭に国内外メダリスト、入賞者ら17名が大集結 OB・OG含め多数参戦

2025.12.23

大晦日の赤坂で東京世界陸上の熱狂再び!TBSオールスター体育祭に国内外メダリスト、入賞者ら17名が大集結 OB・OG含め多数参戦

TBSは12月31日に放送予定の「大晦日オールスター体育祭」の番組詳細を発表した。東京世界選手権出場者や、現役選手、元日本代表など陸上から多数登場する。 東京世界選手権出場者は17名が参戦。日本代表では男子35km競歩銅 […]

NEWS 佐久長聖1年の橋本蒼平が5000m14分30秒50でトップ/SGH文スポ チャレンジ

2025.12.22

佐久長聖1年の橋本蒼平が5000m14分30秒50でトップ/SGH文スポ チャレンジ

12月23日、滋賀県守山市のSGホールディングスグループ陸上競技場で令和7年度SGH文スポ チャレンジ競技会が開催された。 同大会は主に前日の全国高校駅伝(男子)に出場した学校のうち、出走できなかった選手たちを中心に参加 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

2025.12.22

箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「チームのために走る」 20年連続で箱根駅伝のシード権を守り続けてい […]

NEWS 箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

2025.12.22

箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 身近にあった箱根駅伝 10月の箱根駅伝予選会で東農大は6位を占め、2 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top