◇第108回日本選手権20km競歩(2月16日/兵庫県神戸市・六甲アイランド付設コース)
東京世界選手権代表選考会を兼ねた第108回日本選手権20km競歩が2月16日行われ、男子は山西利和(愛知製鋼)が1時間16分10秒の世界新記録で4大会ぶり3度目の優勝を果たした。
日本歴代3位タイ、世界歴代10位タイの1時間17分24秒をマークして2位に入ったのは丸尾知司(愛知製鋼)。これまでの自己記録(1時間19分06秒)を大幅に更新した。「山西とワンツーしようという目標を達成できたのでうれしいです」と笑顔を見せる。同じ愛知製鋼、さらに京都出身のコンビで上位を占めた。
日本陸連が定める派遣設定記録(1時間18分30秒)を突破したことで、東京世界選手権代表をほぼ手中に収めた。これまで、50km競歩で東京五輪と17年ロンドン世界選手権、35kmで23年ブダペスト世界選手権と代表入りしてきた33歳だが、20kmでは初の出場権獲得となる。
「自分のコンディションが良かったのでチャンスだと思って狙っていました」。話はせずとも「分かり合える」という山西とともに、序盤からハイペースで展開。さすがに12km過ぎの山西のペースアップには付けなかったが、最後までペースを守り切るベテランらしい歩きを見せた。
この1年間は「ケガや体調不良がなかった。年齢的にもコンディションを崩さないのがカギだと思っていました」。パリ五輪を逃した昨年の夏にはスイスへ。世界大会でメダルを手にしてきたペルセウス・カールストレーム(スウェーデン)やエヴァン・ダンフィー(カナダ)とトレーニング。「1週間で150km以内に歩く距離を抑える。日本人はハードワークをしすぎだ」とアドバイスを受け、調整方法を見直した。
それにより質の高い練習を継続でき、「ショートインターバルを増やせたことで、短い距離を正しい動きでできた」。これがスピードアップにもつながった。
これまで世界大会で本領を発揮できずに悔しい思いをしてきた丸尾。「世界選手権に出たいという強い思いでやってきたので、代表権をつかめてうれしいです」。“本職”と言う35kmでも代表入りを狙い、「難しい調整になりますが狙いたい」。世界大会で「メダルを取れるチャンスだと思っているので達成したいです」と力強く語った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.10.13
月刊陸上競技2026年11月号
2026.10.12
2026.10.08
走高跳・髙橋渚がデサントとアドバイザリー契約「ともにさらなる高みを目指し、挑戦を続ける」
2026.10.12
2026.10.08
走高跳・髙橋渚がデサントとアドバイザリー契約「ともにさらなる高みを目指し、挑戦を続ける」
2026.10.05
ロサンゼルス五輪マラソン代表懸けたMGCのコース発表!名古屋城、テレビ塔をめぐるコースに
2026.09.18
Latest articles 最新の記事
2026.10.13
月刊陸上競技2026年11月号
Contents 名古屋アジア大会 熱闘譜 アジアの頂上決戦 32年ぶり日本開催 男子マイル 有終飾る完勝劇 諸田実咲 殊勲の初金メダル ~ 「まだ限界は見えていない」 三浦龍司 威風堂々 ~ 「ステップアップのための土 […]
2026.10.13
ハンマー投・村上来花ら名古屋アジア大会代表、超高校級の選手たちが青森に集結!/あおもり国スポ
◇第80回国民スポーツ大会・陸上競技(10月15~19日/青森・新青森県総合運動公園陸上競技場) 80回目を迎えた国スポが青森で行われる。陸上競技は10月15日から19日までの5日間で実施。2019年9月に運用が開始され […]
2026.10.13
“理想”に近い早大が強さ示すV! 全日本、箱根見据え「3冠への道はそんなに近くはない」/出雲駅伝
◇第38回出雲駅伝(10月12日/6区間45.1km:島根・出雲大社正面鳥居前スタート、出雲ドームフィニッシュ) 学生駅伝シーズンの幕開けを告げる出雲駅伝が行われ、早大が2時間5分56秒の大会新記録で16年ぶり3回目の優 […]
2026.10.13
駒大ルーキー・鈴木大翔がデビュー戦で1区区間賞! 「臨機応変に対応できて良かった」/出雲駅伝
◇第38回出雲駅伝(10月12日/6区間45.1km:島根・出雲大社正面鳥居前スタート、出雲ドームフィニッシュ) 学生駅伝シーズンの幕開けを告げる出雲駅伝が行われ、早大が2時間5分56秒の大会新記録で16年ぶり3回目の優 […]
2026.10.12
ダイヤモンドリーグ 2027年の日程が決定!! 5月7日に開幕 ファイナルは8月25日、26日
世界陸連(WA)は10月12日に、2027年のダイヤモンドリーグ(DL)の日程と開催地を発表した。 DLは陸上競技の世界最高峰シリーズとして、例年15試合前後が行われる。各大会の順位に応じてポイントが付与され、シーズン最 […]
Latest Issue
最新号

2026年11月号 (10月14日発売)
アジア大会総特集
駅伝プレビュー

