HOME 国内、世界陸上

2025.02.16

山西利和が世界新!! 4大会ぶり優勝で東京世界陸上代表内定/日本選手権20km競歩
山西利和が世界新!! 4大会ぶり優勝で東京世界陸上代表内定/日本選手権20km競歩

山西利和(25年日本選手権20km競歩)

◇第108回日本選手権20km競歩(2月16日/兵庫県神戸市・六甲アイランド付設コース)

東京世界選手権代表選考会を兼ねた第108回日本選手権20km競歩が2月16日行われ、男子は山西利和(愛知製鋼)が1時間16分10秒の世界新記録で4大会ぶり3度目の優勝を果たした。

これまでの世界記録は鈴木雄介(富士通)が2015年3月にマークした1時間16分36秒。また、日本陸連が定める世界選手権の派遣設定記録(1時間18分30秒)を突破しての1位で山西は世界選手権代表に内定した。

山西は丸尾知司(愛知製鋼)らとともに最初の1kmを3分46秒で入り、序盤から世界記録更新を狙うペースで入った。

5kmは19分09秒と世界記録とほぼ同じ通過。10kmは38分21秒と鈴木のペースから15秒遅れだったが、13kmあたりから山西がペースを引き上げ、丸尾を引き離した。

山西は単独歩となったあと、15kmを57分24秒と世界記録ペース(57分15秒)に近づけ、さらにペースアップ。そのまま、世界記録を10年ぶりに更新した。

広告の下にコンテンツが続きます

山西は昨日(2月15日)が誕生日の29歳。世界選手権では19年、22年と2大会連続で金メダルを獲得している。21年東京五輪では銅メダルだった。

また2位の丸尾も世界歴代10位タイ(日本歴代3位タイ)の1時間17分24秒をマーク。3位の吉川絢斗(サンベルクス)も日本歴代7位の1時間17分38秒と世界選手権の派遣設定記録を突破した。

◇第108回日本選手権20km競歩(2月16日/兵庫県神戸市・六甲アイランド付設コース) 東京世界選手権代表選考会を兼ねた第108回日本選手権20km競歩が2月16日行われ、男子は山西利和(愛知製鋼)が1時間16分10秒の世界新記録で4大会ぶり3度目の優勝を果たした。 これまでの世界記録は鈴木雄介(富士通)が2015年3月にマークした1時間16分36秒。また、日本陸連が定める世界選手権の派遣設定記録(1時間18分30秒)を突破しての1位で山西は世界選手権代表に内定した。 山西は丸尾知司(愛知製鋼)らとともに最初の1kmを3分46秒で入り、序盤から世界記録更新を狙うペースで入った。 5kmは19分09秒と世界記録とほぼ同じ通過。10kmは38分21秒と鈴木のペースから15秒遅れだったが、13kmあたりから山西がペースを引き上げ、丸尾を引き離した。 山西は単独歩となったあと、15kmを57分24秒と世界記録ペース(57分15秒)に近づけ、さらにペースアップ。そのまま、世界記録を10年ぶりに更新した。 山西は昨日(2月15日)が誕生日の29歳。世界選手権では19年、22年と2大会連続で金メダルを獲得している。21年東京五輪では銅メダルだった。 また2位の丸尾も世界歴代10位タイ(日本歴代3位タイ)の1時間17分24秒をマーク。3位の吉川絢斗(サンベルクス)も日本歴代7位の1時間17分38秒と世界選手権の派遣設定記録を突破した。

男子20km競歩 世界歴代10傑

1.16.10 山西利和(愛知製鋼)   2025. 2.16 1.16.36 鈴木雄介(富士通)    2015. 3.15 1.16.43 S.モロゾフ(ロシア)   2008. 6. 8 1.16.54 王凱華(中国)      2021. 3.20 1.17.02 Y.ディニ(フランス)   2015. 3. 8 1.17.16 V.カナイキン(ロシア)  2007. 9.29 1.17.21 J.ペレス(エクアドル)  2003. 8.23 1.17.22 F.J.フェルナンデス(スペイン) 2002. 4.28 1.17.23 V.スタンキン(ロシア)  2004. 2. 8 1.17.24 川野将虎(東洋大)    2019. 3.17 1.17.24 丸尾知司(愛知製鋼)   2025. 2.16 

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.22

「体脂肪だけ独り歩きしてほしくない」100mH福部真子が警鐘 自身の経験から伝える月経と体重管理、体脂肪との向き合い方

「体脂肪のことだけが独り歩きしている感じがして…生理が止まっていると思われていそうで。中高生に悪影響を与えたくないんです。だからちゃんと伝えたいなって」 女子100mハードルの日本記録保持者で、パリ五輪セミファイナリスト […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―03年パリ―18歳・キプチョゲが大熱戦の5000mを制す 末續慎吾が200mで銅メダルの大偉業

2025.05.22

【世界陸上プレイバック】―03年パリ―18歳・キプチョゲが大熱戦の5000mを制す 末續慎吾が200mで銅メダルの大偉業

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS JR九州・花谷そらが嗅神経芽細胞腫瘍を公表 「闘って完治してまた新たな花谷そらを」

2025.05.22

JR九州・花谷そらが嗅神経芽細胞腫瘍を公表 「闘って完治してまた新たな花谷そらを」

JR九州の花谷そらが5月22日、嗅神経芽細胞腫瘍(きゅうしんけいがさいぼうしゅ)のステージ4の疾患があることを自身のSNSで公表した。 花谷は山口・聖光高出身。インターハイや全国高校駅伝への出場はなく、中国地区大会300 […]

NEWS 8月開催の日韓中ジュニア交流競技会代表 4/1~6/22の記録を対象に上位高校生から選考

2025.05.22

8月開催の日韓中ジュニア交流競技会代表 4/1~6/22の記録を対象に上位高校生から選考

日本陸連はこのほど、第33回日・韓・中ジュニア交流競技会(8月25日~27日/中国・内モンゴル自治区)の日本代表選手選考要項を公表した。 日・韓・中ジュニア交流競技会は日本、韓国、中国の3ヵ国で例年8月下旬に、持ち回りで […]

NEWS 個の力高い中大が最有力! 順大、大東大も戦力充実 前回上位・東海大、東洋大は!? 5月24日平塚決戦/全日本大学駅伝関東選考会展望

2025.05.22

個の力高い中大が最有力! 順大、大東大も戦力充実 前回上位・東海大、東洋大は!? 5月24日平塚決戦/全日本大学駅伝関東選考会展望

第57回全日本大学駅伝の関東学連推薦校選考会が5月24日に神奈川県平塚市のレモンガススタジアム平塚で行われる。昨年度の本大会で8位までに入った國學院大、駒大、青学大、創価大、早大、城西大、立教大、帝京大がシード権を獲得。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析