◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)2日目
日本インカレの2日目が行われ、男子100mではパリ五輪男子4×100mリレー代表の栁田大輝(東洋大)が10秒09(-0.4)で2連覇を果たした。
上位争いもハイレベルで、2位の井上直紀(早大)が自己新の10秒13、3位の山本匠真(広島大)が10秒19と続いた。
井上は「スタートはしっかりといけたけど、栁田に前に出られるプランは頭になかった」と振り返り、「優勝を狙って、優勝できなかった。またか、という思いです」。昨年の関東インカレでもわずかの差で同じ群馬出身の栁田に屈し、「この景色は見たことがある」と唇を噛んだ。
「予選、準決勝、決勝とギアを上げていくプラン」で臨んだという山本だが、「決勝でギアを上げ切れなかった」と首をひねる。
パリ五輪4×100mリレーの補欠メンバーとして、「いつ呼ばれてもいける準備をしていた」と言う。その中で、自身の大学の研究に取り組みつつ、ウエイトトレーニングなど「地力を上げる期間」に充てた。
井上、山本とも来年の東京世界選手権を目指し、「学生レベルで負けてはいけない」(井上)、「後悔のないようにやりたい」(山本)と顔を上げ、前を見つめた。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.05.20
トーエネックの河合拓巳が引退 ニューイヤー駅伝に2度出場「充実した競技生活を送ることができました」
5月20日、トーエネックは所属する河合拓巳が退部したことを発表した。 河合は26歳。愛知・豊橋工高から本格的に走りはじめ、3年時には県高校駅伝1区3位の実績を残す。大学は駿河台大に進み、1年目から箱根駅伝の予選会のメンバ […]
2025.05.20
サニブラウンが渡米 世界陸上まで4ヵ月切り「危機感足りない」日本選手権に向け転戦予定
男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が5月20日、拠点とする米国へと向かうにあたり取材に応じた。 18日のセイコーゴールデングランプリについては「左ハムストリングスの付け根の張りがあった」ことで棄権。「ウ […]
2025.05.20
【プレゼント】クレーマージャパンの 「2025サマーウェア(ボタンダウンポロシャツ)」/2025年6月号
クレーマージャパンは、これから迎える本格的な夏シーズンに向けて「2025サマーウェア」のボタンダウンポロシャツおよび半袖Tシャツの受注生産をオンラインショップでスタートした。 ボタンダウンポロシャツは落ち着いたカラーリン […]
2025.05.19
インターハイ都府県大会 明日は鹿児島 週末は各地で一挙開催 愛知、大阪、福岡はハイレベルな戦いの予感
広島インターハイ(7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島=広島広域公園陸上競技場)を目指し、各地で都府県大会が行われている。 ここまで関東8都県と岐阜が終了し、今週以降はさらに大会が集中する。この1週間の […]
2025.05.19
【男子110mH】木村立樹(桜浜中2) 14秒29=中2歴代5位
5月17日に三重県伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢・陸上競技場で行われた第2回南勢記録会の中学男子110mハードルで、中学2年生の木村立樹(桜浜中)が中2歴代5位となる14秒29(+1.8)をマークした。 木村は昨年9 […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析