HOME 国内

2024.06.22

ブダペスト世界選手権代表の丸山優真は3位で折り返し 4月に左膝損傷「自分の気持ち無駄にしたくない」/日本選手権混成
ブダペスト世界選手権代表の丸山優真は3位で折り返し 4月に左膝損傷「自分の気持ち無駄にしたくない」/日本選手権混成

24年日本選手権混成の十種競技に出場した丸山優真

◇第108回日本選手権・混成競技(6月22、23日/岐阜メモリアルセンター長良川競技場)1日目

パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権・混成競技の初日が行われ、男子十種競技は森口諒也(オリコ)が4003点を上げてトップで折り返した。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年のアジア選手権金メダリストで、ブダペスト世界選手権代表の丸山優真(住友電工)は3903点の3位で初日を終えた。

4月のマルチスターズ(イタリア)に出場した際、棒高跳の失敗試技で左膝から転倒し、「外側側副靱帯損傷、半月板損傷、亀裂骨折、骨挫傷と診断されて、ずっと圧迫しながらリハビリしてきました」。本来であれば「今(6月)くらいにジョグができるかどうかと言われていた」そうだが、「1、2週間前にコーナーも走れるようになった」と何とか出場にこぎつけた。

そうしたなか、「ポイント」に挙げていた踏み切りのある走幅跳でも全体トップの7m18(+1.5)、走高跳でも1m88をクリア。見せ場を作った。

もちろん、来年の東京世界選手権を考えて「無理をしないように」とスタッフも提案したというが、「ずっとオリンピック、パリと思い続けてやってきた。この気持ちを無駄にしたくなかった」と言い、「痛みはない。最後までやり抜こうと思っています」と連覇への望みをつないでいく。

広告の下にコンテンツが続きます

日本歴代3位の8008点を出した奥田啓祐(ウィザス)は3909点の2位で折り返し。「自分らしく競技ができている」と笑顔を見せ、「もちろん優勝したい。プランはなくて、1つずつ目の前のことを積み重ねていく」と語る。

日本記録保持者で37歳になった右代啓祐(国士舘クラブ)は3573点で13位。砲丸投では「久しぶりに良い投てきができた」と14m74の全体トップ。「新しいサポート態勢やチャレンジのなか、どれだけ若手に食らいつけるか」と話し、日本選手権には「何度も出ても楽しい」と笑顔を見せた。

◇第108回日本選手権・混成競技(6月22、23日/岐阜メモリアルセンター長良川競技場)1日目 パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権・混成競技の初日が行われ、男子十種競技は森口諒也(オリコ)が4003点を上げてトップで折り返した。 昨年のアジア選手権金メダリストで、ブダペスト世界選手権代表の丸山優真(住友電工)は3903点の3位で初日を終えた。 4月のマルチスターズ(イタリア)に出場した際、棒高跳の失敗試技で左膝から転倒し、「外側側副靱帯損傷、半月板損傷、亀裂骨折、骨挫傷と診断されて、ずっと圧迫しながらリハビリしてきました」。本来であれば「今(6月)くらいにジョグができるかどうかと言われていた」そうだが、「1、2週間前にコーナーも走れるようになった」と何とか出場にこぎつけた。 そうしたなか、「ポイント」に挙げていた踏み切りのある走幅跳でも全体トップの7m18(+1.5)、走高跳でも1m88をクリア。見せ場を作った。 もちろん、来年の東京世界選手権を考えて「無理をしないように」とスタッフも提案したというが、「ずっとオリンピック、パリと思い続けてやってきた。この気持ちを無駄にしたくなかった」と言い、「痛みはない。最後までやり抜こうと思っています」と連覇への望みをつないでいく。 日本歴代3位の8008点を出した奥田啓祐(ウィザス)は3909点の2位で折り返し。「自分らしく競技ができている」と笑顔を見せ、「もちろん優勝したい。プランはなくて、1つずつ目の前のことを積み重ねていく」と語る。 日本記録保持者で37歳になった右代啓祐(国士舘クラブ)は3573点で13位。砲丸投では「久しぶりに良い投てきができた」と14m74の全体トップ。「新しいサポート態勢やチャレンジのなか、どれだけ若手に食らいつけるか」と話し、日本選手権には「何度も出ても楽しい」と笑顔を見せた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.16

競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価

愛知県スポーツ顕彰授与式が6月16日に行われ、男子競歩の山西利和(愛知製鋼)がスポーツ功労賞を受賞した。 同賞は愛知県出身、もしくは県内を拠点としている選手に贈られるもので、2月の日本選手権20km競歩で1時間16分10 […]

NEWS 砲丸投・大垣尊良ビッグショットなるか 女子短距離は山崎心愛に注目 男子中長距離は吉田星が軸/IH北海道

2025.06.16

砲丸投・大垣尊良ビッグショットなるか 女子短距離は山崎心愛に注目 男子中長距離は吉田星が軸/IH北海道

広島インターハイ(7月25日~29日)を懸けた地区大会が6月に各地で開催される。 インターハイ北海道地区大会は6月17日から20日まで、旭川花咲スポーツ公園陸上競技場で行われる。 広告の下にコンテンツが続きます 昨年、男 […]

NEWS 古賀ジェレミーが110mH13秒45の高校新記録! 「もう少し上げられる自信がついた」/IH南関東

2025.06.16

古賀ジェレミーが110mH13秒45の高校新記録! 「もう少し上げられる自信がついた」/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の最終日の4日目が行われ、男子110mハードル決勝で古賀ジ […]

NEWS 100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東

2025.06.16

100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東

◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた北関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜( […]

NEWS 110mH・古賀ジェレミーが特大高校新13秒45!!準決勝の記録をさらに0.13秒更新/IH南関東

2025.06.16

110mH・古賀ジェレミーが特大高校新13秒45!!準決勝の記録をさらに0.13秒更新/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の最終日の4日目が行われ、男子110mハードル決勝で古賀ジ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top