HOME 国内

2024.01.26

「目標は“アレ”」前田穂南が2大会連続五輪へ準備万端「パリにつながる走りを」/大阪国際女子マラソン前々日会見
「目標は“アレ”」前田穂南が2大会連続五輪へ準備万端「パリにつながる走りを」/大阪国際女子マラソン前々日会見

名古屋ウィメンズマラソン2023で3位フィニッシュする前田穂南

1月28日に行われる第43回大阪国際女子マラソンの前々日会見が行われ、国内招待選手たちが本番への抱負を語った。

前田穂南(天満屋)は、「コンディションはいい状態。目標は“アレ”です」と語り、地元(兵庫県尼崎市出身)の阪神タイガースを18年ぶりリーグ優勝に導いた際に岡田彰布監督が発して話題になった言葉を使い、2大会連続の五輪代表を狙う。

広告の下にコンテンツが続きます

パリ五輪代表選考レースだった昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は、2連覇に向けて序盤から先頭を引っ張ったものの、29㎞手前で優勝争いから脱落した。

それでも、11月後半のクイーンズ駅伝では5区(10.0km)を区間3位タイで走破。「MGC後もそこまでダメージはなく、体調も上がってきたので大阪を選んだ」と、2017年の初マラソンの舞台でもある準地元レースを目指してきた。

トレーニングは順調で、「変化走を中心にしっかりと走り込んできた」と前田。

日本最強の立場で臨んだ21年の東京五輪は、万全の状態を作れず33位にとどまった。「今回の大会でパリにつながる走りができれば」。五輪の悔しさは、五輪で晴らすつもりだ。

広告の下にコンテンツが続きます

大会は1月28日、大阪市のヤンマースタジアム長居を発着とした42.195kmのコースで、パリ五輪マラソン代表の3枠目を懸けたMGCファイナルチャレンジの女子1戦目を兼ねて行われる。

パリ五輪マラソン代表の女子は、MGCで優勝した鈴木優花(第一生命グループ)と2位の一山麻緒(資生堂)が内定済み。残り1枠はMGC3位の細田あい(エディオン)と、ファイナルチャレンジ1戦目の大阪国際、2戦目の名古屋ウィメンズ(3月10日)のレース結果から選出。大阪、名古屋の2レースでファイナルチャレンジ設定記録「2時間21分41秒」を突破した選手がいた場合、その中で最も速かった選手が代表に内定する。記録突破者がいない場合は細田が代表をつかむ。

スタートは12時15分。カンテレ・フジテレビ系で12時から全国ネット生中継される。TVerのライブ配信も予定されている。

1月28日に行われる第43回大阪国際女子マラソンの前々日会見が行われ、国内招待選手たちが本番への抱負を語った。 前田穂南(天満屋)は、「コンディションはいい状態。目標は“アレ”です」と語り、地元(兵庫県尼崎市出身)の阪神タイガースを18年ぶりリーグ優勝に導いた際に岡田彰布監督が発して話題になった言葉を使い、2大会連続の五輪代表を狙う。 パリ五輪代表選考レースだった昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は、2連覇に向けて序盤から先頭を引っ張ったものの、29㎞手前で優勝争いから脱落した。 それでも、11月後半のクイーンズ駅伝では5区(10.0km)を区間3位タイで走破。「MGC後もそこまでダメージはなく、体調も上がってきたので大阪を選んだ」と、2017年の初マラソンの舞台でもある準地元レースを目指してきた。 トレーニングは順調で、「変化走を中心にしっかりと走り込んできた」と前田。 日本最強の立場で臨んだ21年の東京五輪は、万全の状態を作れず33位にとどまった。「今回の大会でパリにつながる走りができれば」。五輪の悔しさは、五輪で晴らすつもりだ。 大会は1月28日、大阪市のヤンマースタジアム長居を発着とした42.195kmのコースで、パリ五輪マラソン代表の3枠目を懸けたMGCファイナルチャレンジの女子1戦目を兼ねて行われる。 パリ五輪マラソン代表の女子は、MGCで優勝した鈴木優花(第一生命グループ)と2位の一山麻緒(資生堂)が内定済み。残り1枠はMGC3位の細田あい(エディオン)と、ファイナルチャレンジ1戦目の大阪国際、2戦目の名古屋ウィメンズ(3月10日)のレース結果から選出。大阪、名古屋の2レースでファイナルチャレンジ設定記録「2時間21分41秒」を突破した選手がいた場合、その中で最も速かった選手が代表に内定する。記録突破者がいない場合は細田が代表をつかむ。 スタートは12時15分。カンテレ・フジテレビ系で12時から全国ネット生中継される。TVerのライブ配信も予定されている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.05.15

ダイヤモンドリーグ・ユージン110mHに泉谷駿介エントリー 世界選手権トップ5集結しハイレベルな争いの予感

陸上の最高峰・ダイヤモンドリーグ(DL)の主催者はこのほど、ユージン大会(米国、5月25日)での一部種目のエントリー選手を発表し、男子110mハードルに23年世界選手権5位の泉谷駿介(住友電工)が登録された。 泉谷の他に […]

NEWS 富士山の銘水のポール・オニエゴが退部 21年箱根駅伝で4区区間賞を獲得

2024.05.15

富士山の銘水のポール・オニエゴが退部 21年箱根駅伝で4区区間賞を獲得

富士山の銘水は5月15日、所属するポール・オニエゴが4月30日付で退社、帰国したこと明らかにした。 オニエゴはケニア南西部のキシイ出身。18歳で来日し、山梨学大に入学した。大学2年までは目立った活躍はなかったものの、20 […]

NEWS セイコーGGP 佐藤圭汰がコンディション不良で5000m欠場 男子110mHでパリ標準突破の野本周成が欠場、ブダペスト代表・横地が追加出場

2024.05.15

セイコーGGP 佐藤圭汰がコンディション不良で5000m欠場 男子110mHでパリ標準突破の野本周成が欠場、ブダペスト代表・横地が追加出場

日本陸連は5月15日、セイコーゴールデングランプリ陸上2024東京(5月19日/東京・国立競技場)の欠場選手と追加登録選手を発表した。 男子5000mでは室内(1周200m)で日本歴代2位の13分09秒45をマークした佐 […]

NEWS ダイヤモンドリーグ・マラケシュのエントリー発表! 3000m障害三浦龍司が王者エル・バッカリやキビウォトと対決 円盤投世界記録保持者アレクナが参戦

2024.05.15

ダイヤモンドリーグ・マラケシュのエントリー発表! 3000m障害三浦龍司が王者エル・バッカリやキビウォトと対決 円盤投世界記録保持者アレクナが参戦

世界最高峰のリーグ戦・ダイヤモンドリーグ(DL)の主催者は、5月19日にモロッコで行われるマラケシュ大会のエントリーを発表した。 日本からは男子3000m障害の三浦龍司(SUBARU)がただ1人参戦。10日のDLドーハで […]

NEWS 女子やり投のルイス・フルタドが66m70の南米新 男子やり投でもロドリゲスが南米記録を更新

2024.05.15

女子やり投のルイス・フルタドが66m70の南米新 男子やり投でもロドリゲスが南米記録を更新

夏のパリ五輪に向けて、世界のトップ選手たちが各地でエリアレコードが誕生している。 5月10日から12日にかけ、ブラジル・クイアバで開催されたイベロアメリカ選手権の女子やり投では、ブダペスト世界選手権銀メダルのF.D.ルイ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年6月号 (5月14日発売)

2024年6月号 (5月14日発売)

別冊付録学生駅伝ガイド

page top