連覇と2年連続3冠が懸かった第100回箱根駅伝で2位となった駒大が1月4日、新チームをスタートさせた。
悔しさを味わった翌日、早朝5時30分頃にグラウンドに選手たちが現れ始める。5時45分から藤田敦史監督を中心に、全体ミーティング。箱根駅伝の総括とこの日の朝練習のメニューの確認、そして新チームのキャプテンに箱根1区区間賞の篠原倖太朗(3年)、副キャプテンに亘理魁を据えることが発表された。箱根を走ったメンバーも集合に参加。前主将の鈴木芽吹ら4年生たちや大八木弘明総監督の姿もあった。
箱根駅伝では往路で5時間20分51秒の大会新記録を出したものの、青学大はそれを上回る快走。復路でも差を広げられた。藤田監督は「箱根は別物。未熟だった」と唇を噛んだ。
レース後、篠原は「今季は全日本大学駅伝のメンバーと、数人加えたところが強かった。次は全員が強いチームを作っていきたい」と決意を語り、佐藤圭汰(2年)は「一番大事な箱根を落とした。箱根は甘くなかったです。油断することなく、チーム一丸となって来年頑張りたい」と気持ちを新たにしていた。
箱根駅伝の借りは、箱根駅伝で返す。「このままでは終われない」と話していた藤田監督。新時代の常勝軍団となるべく、新たなリスタートを切った。
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