◇第100回箱根駅伝(東京・大手町←→神奈川・箱根町/10区間217.1km)
第100回箱根駅伝が行われ、青学大が2年ぶり7回目の優勝を果たした。往路3位で折り返した城西大が、10時間52分26秒で過去最高(5位)を上回る3位に入った。
5区では山本唯翔(4年)が区間新で、2年連続区間賞を獲得。復路は後ろから東洋大の猛追に遭い、21秒差まで詰められたが、一度も3位から順位を落とさなかった。これで昨年の出雲駅伝3位、全日本大学駅伝5位に続き、過去最高順位を更新となる。
高校途中までサッカー部で、震災のあった石川県出身の久保出雄太(3年)。6区を区間13位で駆け下りた。
「入試前に駅伝部に入れてほしい」と直談判し、同好会からスタート。1年目の10月頃に「頑張っているから」と声を掛けられ、2年生の4月から正式に入部した。
地元への思いはもちろん、「5000m15分30秒の選手でも夢見て頑張れば箱根駅伝を走れる。中高生や、今結果を出せていない選手も、箱根を目指して頑張ってほしいです」と語る。
アンカーの中田侑希(4年)は「みんなが3位でつないでくれたので、この順位だけは死守しないといけないと思っていました。4年間、一度も走ったことがなくて、スタート前から震えていました」とホッとした様子。「これからも強い城西大を築いていってほしい」とタスキをつないだ。
櫛部静二監督は「初めての3位は正直うれしいです。ちょうど(100回の)節目。これを機に“変化と挑戦”(を掲げて)、上を目指してやっていきたい」とさらなる飛躍を誓った。
第100回箱根駅伝3位の城西大メンバー
1区 野村颯斗(4年) 区間3位 2区 斎藤将也(2年) 区間8位 3区 ヴィクタ―・キムタイ(2年) 区間3位 4区 山中秀真(4年) 区間5位 5区 山本唯翔(4年) 区間1位 6区 久保出雄太(3年)区間13位 7区 林晃耀(3年) 区間5位 8区 小田伊織(1年) 区間17位 9区 平林樹(3年) 区間10位 10区 中田侑希(4年) 区間16位 補員 山本樹(4年) 淺井晴大郎(2年) 磯西健心(2年) 小早川凌真(2年) 桜井優我(2年) 中島巨翔(1年)RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.11
青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]
2025.12.11
箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025