◇第100回箱根駅伝予選会(10月14日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)
5位に食い込み、4年ぶり90回目の箱根路を決めた日大。本戦の総合優勝では歴代3位の11回を誇る名門「N」も、第96回大会(2020年)を最後に予選会すら突破できなかった。
その間に指導者交代など、体制を変えながら本戦復帰を目指したが、結果は実らず。駅伝主将の下尾悠真ら現在の4年生の世代は20人ほどいたが、半分まで減ったという。
それだけに、下尾は「辞めずに報われて良かったです」と話していた。
留学生のシャドラック・キップケメイ(1年)が個人トップの1時間0分16秒でフィニッシュ。その他の日本人選手は1時間3~4分台で駆け抜けた。
「日本人選手は夏から集団走の練習をしてきました。15kmまで一緒にいて、そこからフリーで上げようと。15kmで後ろに声をかけたら、『全員います』と言われてホッとしました」(下尾)
岡山・倉敷高時代に、昨年を含め、全国高校駅伝で4回の優勝に導いてきた新雅弘監督が指揮官として母校・日大に戻ってきたのは5月。「倉敷高時代のトレーニングをできた学生は3人ぐらい」と当時を振り返る。そこから「ゼロからの突貫工事」で5ヵ月後の今予選会を目指した。
「コツコツやってきたのを見た神様がご褒美をくれたのでしょう。私自身もビックリ」と新監督も驚いた選手たちの激走。「大変身してくれました」と話していた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.08.25
東京世界陸上財団が大会実施判断に向けた対応発表 暑さ、台風への対応は競技のうえWAが決定
2025.08.25
東京世界陸上財団が財政計画を更新 収入・支出ともに174億円を計上 当初から24億円増
-
2025.08.25
-
2025.08.25
2025.08.19
15年ぶりの箱根総合優勝へ 早大駅伝主将・山口智規「夏合宿で底上げを」 妙高で合同取材会
-
2025.08.24
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.08.25
東京世界陸上財団がセーフガーディングに関する「ステートメント」発表 基軸は「アスリートへのリスペクト」
公益財団法人東京2025世界陸上財団は8月25日に開いた理事会で、セーフガーディングに関するステートメントを承認・発表した。 4月24日に策定・発表した「セーフガーディングポリシー」に沿ったセーフガーディングプランの一環 […]
2025.08.25
東京世界陸上財団が大会実施判断に向けた対応発表 暑さ、台風への対応は競技のうえWAが決定
公益財団法人東京2025世界陸上財団は8月25日に開いた理事会で、大会実施判断に向けた対応について、最終決定は世界陸連(WA)となることが決まった。 大会時は複数の会場が同時に稼働するため、競技会場、ウォーミングアップ会 […]
2025.08.25
東京世界陸上財団が財政計画を更新 収入・支出ともに174億円を計上 当初から24億円増
公益財団法人東京2025世界陸上財団は8月25日に開催された理事会で、財政計画の更新が承認された。当初は収入額、支出額ともに150億円で計画していたが、いずれも24億円増の174億円で計上された。 収入についてはチケット […]
2025.08.25
東京世界陸上でエキシビションレース実施! マスターズ、パラ、デフ、中学生が国立で100m走る
東京世界陸上財団は8月25日、東京世界選手権の期間中に100mのエキシビションレースを実施すると発表した。 開催するのはDay4の9月16日からDay6の9月18日までの3日間。「マスターズ、パラリンピック選手、デフリン […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99