2023.05.31
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます!
第33回「帰ってきた日本一の大声援!~関東インカレ観戦記2023~」
新型コロナウイルスの「5類」への引き下げを受け、新たな日常が始まった5月であった。
「新たな」という表現が適切なのか、「失われた日常を取り戻しつつある」と表現したほうが適当であるか、迷うところではある。しかしながら、大学のキャンパスや、講義においてもマスクなしの表情と向き合うことに新鮮な喜びを感じる。
この3年間を振り返れば、国体やインターハイの中止や延期が相次ぎ、学生たちが楽しみにしていた修学旅行などの学校行事も軒並み挙行が見送られてきた。読者の皆様方も、受難の日々を過ごしてきた記憶が心の澱となって沈殿していることと想像に難くない。
これらのことは、今さらながら語るまでもない周知の事実である。「耐えるより慣れよ!」とまで言わしめしたコロナ禍は、多くの教訓とNEW NORMAL(新生活様式)という新たなライフスタイルを生み出し、やっと背を向けて少し距離を置いてくれたようだ。
新緑の五月晴れと言いたいところではあるが、第102回関東学生陸上競技対校選手権(以下、関東インカレ)は、冷たい雨に見舞われながらも、スタンドを揺らす大声援とともに開催された。
思い起こせば、感染症が急速に拡大し始めた2020年の関東インカレは、10月に時期をずらし、対校得点争いはしないなど、規模を縮小しての開催。2021年の記念すべき第100回大会は、無観客で関係者と選手のみでの開催が精一杯の対応であった。
昨年は東京オリンピックの舞台となった国立競技場を使用しての開催とし、応援にまわる部員たちも入場可能となった。しかしながら、コロナ対策は依然継続中であり、声を出しての応援は控えていただいた。
関東インカレは、日本一の大声援が響き渡る陸上競技会であると勝手に自己認識している。そんな舞台が4年ぶりに戻ってきたのだ。
参加した加盟大学164校、エントリー総数2073名が覇を競う4日間の熱戦は、男子1部が順大、同2部は城西大、女子は日体大がそれぞれ総合優勝を飾り、大学院のカテゴリーである男子3部は東大大学院、女子2部は筑波大大学院が制した。
男子1部校と2部校の入れ替えは、1部校16校のうち下位2校が翌年から2部へ降格となり、2部上位2校が1部へと昇格となる。今年は国際武道大と東京学芸大が2部降格となり、城西大と流通経済大が1部昇格となった。
本学(山梨学院大)は長距離の留学生の活躍と、中距離ブロックの踏ん張りにより、1995年)に1部昇格を果たして以来28大会連続の1部残留となった。
1位8点~8位1点という得点の重みは、競う選手はもとより、スタンドを埋め尽くす部員たちにとっても思いは同じである。初日の応援から声を枯らした部員たちも、4日間の開催期間は選手の激走・激跳・激投を鼓舞し続けてくれた。
最終日は日本テレビ放送網ご協力のもと、ネット中継の解説を桐蔭横浜大の櫻井智野風先生(短距離・跳躍・投てき)と私(中長距離)が担当し、各競技の熱戦ぶりをお伝えさせていただいた。
箱根駅伝では、東洋大の選手が「その1秒をけずり出せ」のパワーワードを腕に書き込んで走る姿が目に焼きついているが、関東インカレの戦いは「その1点をもぎりとれ!」という刹那の願いが映像を通じてひしひしと伝わってきた。
特に4年生(場合によっては主将)の気迫溢れる戦いぶりは心を揺さぶった。
最終日は男子(1部・2部)・女子(1部)合わせて24の決勝種目(※リレー除く)が行われ、そのうちなんと4年生が13種目で優勝を飾った。
(最終日4年生の優勝種目)
男子1部 200m、800m、5000m、3000m障害、走高跳、円盤投
男子2部 ハーフマラソン、400mハードル、3000m障害
女子1部 800m、400m ハードル、砲丸投、七種競技
最終日早朝から行われたハーフマラソン2部では、駒大の赤星雄斗君が4年生の意地を見せた。そのラストスパートの直後、1部校の日本人トップ(総合2位)としてフィニッシュに駆け込んだのが中大駅伝主将の湯浅仁君。レース後のインタビューで「駅伝主将として、自分の走りでチームを引っ張っていく覚悟で走りました」と力強く語ってくれた。
1部3000m障害3連覇の菖蒲敦司君(早大)も強さを見せつけたが、2部3000m障害では、長らく故障で苦しんでいた青学大の小原響君の大会新記録樹立は感慨深いものがあった。
女子800mで初優勝を果たしたヒリアー紗璃苗さん(青学大)の優勝インタビューは母の日にぴったりのお母さんに向けた感謝の言葉で溢れていた。レース前にアナウンサーから「注目選手は誰ですか?」の問いに、迷わずヒリアーさんの名前を上げさせていただいた。
私は2019年に駅伝監督を辞した後は中距離コーチを務めている。そのこともあって、800mのレースは男女とも注目して拝見させていただいてきた。ヒリアーさんは常に先行逃げ切り型のレースパターンで、他の選手の先頭をグイグイ引っ張る積極性が持ち味ではあった。しかしながら、ことごとくフィニッシュ手前で優勝を逃すパターンが続いていた。
ところが、今大会での予選・準決勝はいつもと違う後半の余力を感じていたので、初優勝の可能性が高いと思い、名前を挙げていた。
解説者とて間違うことはあるとは言え、ハラハラしながらレースを見守った。いつもより少しだけ抑え気味に入った最初の100mであったが、トップに躍り出て集団を引っ張ってゆくレースパターンに違いはなかった。後半に向けて淀みない走りはラスト80mを切っても失速することなく、先頭を死守しての初優勝であった。
その後も男子5000mにおける三浦龍司君(順大)のラストスパートなど場内を沸かす決勝が続き、いよいよ4日間のフィナーレを飾る4×400mリレー決勝の時が来た。
第33回「帰ってきた日本一の大声援!~関東インカレ観戦記2023~」
新型コロナウイルスの「5類」への引き下げを受け、新たな日常が始まった5月であった。 「新たな」という表現が適切なのか、「失われた日常を取り戻しつつある」と表現したほうが適当であるか、迷うところではある。しかしながら、大学のキャンパスや、講義においてもマスクなしの表情と向き合うことに新鮮な喜びを感じる。 この3年間を振り返れば、国体やインターハイの中止や延期が相次ぎ、学生たちが楽しみにしていた修学旅行などの学校行事も軒並み挙行が見送られてきた。読者の皆様方も、受難の日々を過ごしてきた記憶が心の澱となって沈殿していることと想像に難くない。 これらのことは、今さらながら語るまでもない周知の事実である。「耐えるより慣れよ!」とまで言わしめしたコロナ禍は、多くの教訓とNEW NORMAL(新生活様式)という新たなライフスタイルを生み出し、やっと背を向けて少し距離を置いてくれたようだ。 新緑の五月晴れと言いたいところではあるが、第102回関東学生陸上競技対校選手権(以下、関東インカレ)は、冷たい雨に見舞われながらも、スタンドを揺らす大声援とともに開催された。 思い起こせば、感染症が急速に拡大し始めた2020年の関東インカレは、10月に時期をずらし、対校得点争いはしないなど、規模を縮小しての開催。2021年の記念すべき第100回大会は、無観客で関係者と選手のみでの開催が精一杯の対応であった。 昨年は東京オリンピックの舞台となった国立競技場を使用しての開催とし、応援にまわる部員たちも入場可能となった。しかしながら、コロナ対策は依然継続中であり、声を出しての応援は控えていただいた。 関東インカレは、日本一の大声援が響き渡る陸上競技会であると勝手に自己認識している。そんな舞台が4年ぶりに戻ってきたのだ。 [caption id="attachment_103426" align="alignnone" width="800"] 5月の関東インカレでは名物の集団応援が4年ぶりに帰ってきた[/caption] 参加した加盟大学164校、エントリー総数2073名が覇を競う4日間の熱戦は、男子1部が順大、同2部は城西大、女子は日体大がそれぞれ総合優勝を飾り、大学院のカテゴリーである男子3部は東大大学院、女子2部は筑波大大学院が制した。 男子1部校と2部校の入れ替えは、1部校16校のうち下位2校が翌年から2部へ降格となり、2部上位2校が1部へと昇格となる。今年は国際武道大と東京学芸大が2部降格となり、城西大と流通経済大が1部昇格となった。 本学(山梨学院大)は長距離の留学生の活躍と、中距離ブロックの踏ん張りにより、1995年)に1部昇格を果たして以来28大会連続の1部残留となった。 1位8点~8位1点という得点の重みは、競う選手はもとより、スタンドを埋め尽くす部員たちにとっても思いは同じである。初日の応援から声を枯らした部員たちも、4日間の開催期間は選手の激走・激跳・激投を鼓舞し続けてくれた。 最終日は日本テレビ放送網ご協力のもと、ネット中継の解説を桐蔭横浜大の櫻井智野風先生(短距離・跳躍・投てき)と私(中長距離)が担当し、各競技の熱戦ぶりをお伝えさせていただいた。 箱根駅伝では、東洋大の選手が「その1秒をけずり出せ」のパワーワードを腕に書き込んで走る姿が目に焼きついているが、関東インカレの戦いは「その1点をもぎりとれ!」という刹那の願いが映像を通じてひしひしと伝わってきた。 特に4年生(場合によっては主将)の気迫溢れる戦いぶりは心を揺さぶった。 最終日は男子(1部・2部)・女子(1部)合わせて24の決勝種目(※リレー除く)が行われ、そのうちなんと4年生が13種目で優勝を飾った。(最終日4年生の優勝種目) 男子1部 200m、800m、5000m、3000m障害、走高跳、円盤投 男子2部 ハーフマラソン、400mハードル、3000m障害 女子1部 800m、400m ハードル、砲丸投、七種競技最終日早朝から行われたハーフマラソン2部では、駒大の赤星雄斗君が4年生の意地を見せた。そのラストスパートの直後、1部校の日本人トップ(総合2位)としてフィニッシュに駆け込んだのが中大駅伝主将の湯浅仁君。レース後のインタビューで「駅伝主将として、自分の走りでチームを引っ張っていく覚悟で走りました」と力強く語ってくれた。 1部3000m障害3連覇の菖蒲敦司君(早大)も強さを見せつけたが、2部3000m障害では、長らく故障で苦しんでいた青学大の小原響君の大会新記録樹立は感慨深いものがあった。 女子800mで初優勝を果たしたヒリアー紗璃苗さん(青学大)の優勝インタビューは母の日にぴったりのお母さんに向けた感謝の言葉で溢れていた。レース前にアナウンサーから「注目選手は誰ですか?」の問いに、迷わずヒリアーさんの名前を上げさせていただいた。 私は2019年に駅伝監督を辞した後は中距離コーチを務めている。そのこともあって、800mのレースは男女とも注目して拝見させていただいてきた。ヒリアーさんは常に先行逃げ切り型のレースパターンで、他の選手の先頭をグイグイ引っ張る積極性が持ち味ではあった。しかしながら、ことごとくフィニッシュ手前で優勝を逃すパターンが続いていた。 ところが、今大会での予選・準決勝はいつもと違う後半の余力を感じていたので、初優勝の可能性が高いと思い、名前を挙げていた。 解説者とて間違うことはあるとは言え、ハラハラしながらレースを見守った。いつもより少しだけ抑え気味に入った最初の100mであったが、トップに躍り出て集団を引っ張ってゆくレースパターンに違いはなかった。後半に向けて淀みない走りはラスト80mを切っても失速することなく、先頭を死守しての初優勝であった。 その後も男子5000mにおける三浦龍司君(順大)のラストスパートなど場内を沸かす決勝が続き、いよいよ4日間のフィナーレを飾る4×400mリレー決勝の時が来た。
大激戦!男女マイルリレー!
中長距離の解説を終え一息つき、これまでに幾多の凄まじいデッドヒートが繰り返されてきた4×400mリレーを楽しみに待っていた。 すると、中継のディレクターさんから「最後のリレーは櫻井先生とお二人でお願いします。」と言われ、思わず「バトンですよね!まさか襷(タスキ)リレーではないですよね」と本音の言葉が口をついて出てしまった。 まず2部男子は、昨年の優勝校である東農大がアンカーのメルドラム・アラン君(4年/400m優勝)にトップとほぼ同時の2番手でバトンが渡ったとき、誰もが連覇を確信していたと思う。 ところが城西大の北澤徹君(4年)が一度抜かれながらもフィニッシュ手前で逆転! スタンドがどよめく! 次の女子1部決勝も、日体大のアンカー・須藤美桜さん(4年/400m優勝)が2番手から猛追するも、青学大の青木穂花さん(4年/400mハードル優勝)が後半ギアチェンジで突き放して11年ぶり優勝! スタンドが沸く! [caption id="attachment_103428" align="alignnone" width="800"] 女子4×400mリレーで歓喜のフィニッシュを飾った青学大の青木穂花選手[/caption] このレース展開の連続により、スタンドで見守るすべての大学、全部員のボルテージが最高に高まっていることが放送ブースにも伝わって来る。 最終レース1部男子決勝のスタート前の静寂。インカレ4日間の戦いを総まとめにする気迫と集中力が、スタンドで固唾を飲んで見つめる部員たちと共鳴し、凄まじい波動となってスタジアムに満ち溢れる。 スターターの号砲で弾かれたように飛び出すランナーを後押しするような声援に包まれて、熱戦の火蓋が切って落とされた! 400 mで3名入賞(4位、5位、6位)と充実の布陣で挑んだ早大と、400mハードルの東京五輪代表・黒川和樹君を擁する法大が前半大きくリードし、筑波大のキャプテンであるアンカーの今泉堅貴君が3番手から果敢に背中を追う。個人としての400m出場は満を辞して棄権し、このレースにかけた鬼気迫る走りでフィニッシュ直前での逆転! スタンドは、選手達同様にすべてを出し尽くしたごとく、しばし放心状態! 勝敗は別れたものの、渾身の走りに感動し、私も櫻井先生も気がつけば目頭を熱くしながらの解説であった。 [caption id="attachment_103429" align="alignnone" width="800"] 大激戦だった男子1部4×400mリレーのアンカー対決。左端の筑波大が優勝[/caption] 若き学生競技者が青春の情熱をたぎらせて打ち込んだ陸上競技の真髄を、今年も彼らの戦いぶりが示してくれた。 歴史とは時間の経過の中でなされた活動の積み重ねである。そして伝統とは、人がその積み重ねた歴史の中で、面々と引き継ぎ、引き継がれてゆく、このような変わらぬ空気感だと確信した。 きっとこの息吹は来年の103回大会へと、各大学が継承していくであろうと信じている。 学生達の頑張りに乾杯しよう! 追記 初日は、突然の集中豪雨などで競技が一時中断するような悪天候のなか、競技を滞りなく進行していただいた。普段はあまり目を通さない大会プログラム最後の4ページ(P222〜P225)の審判・補助員・その他各関係者の皆様方に、この場をお借りし、衷心より感謝申し上げたい。上田誠仁 Ueda Masahito/1959年生まれ、香川県出身。山梨学院大学スポーツ科学部スポーツ科学科教授。順天堂大学時代に3年連続で箱根駅伝の5区を担い、2年時と3年時に区間賞を獲得。2度の総合優勝に貢献した。卒業後は地元・香川県内の中学・高校教諭を歴任。中学教諭時代の1983年には日本選手権5000mで2位と好成績を収めている。85年に山梨学院大学の陸上競技部監督へ就任し、92年には創部7年、出場6回目にして箱根駅伝総合優勝を達成。以降、出雲駅伝5連覇、箱根総合優勝3回など輝かしい実績を誇るほか、中村祐二や尾方剛、大崎悟史、井上大仁など、のちにマラソンで世界へ羽ばたく選手を多数育成している。2022年4月より山梨学院大学陸上競技部顧問に就任。 |
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