2023.05.06
◇第10回木南記念(5月6、7日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
日本グランプリシリーズG1の木南記念が行われ、男子400mの中島佑気ジョセフ(東洋大)が45秒39の自己新で優勝した。
3組によるタイムレース決勝。3組に入った中島は「前半、力を使わずに50m以降スピードに乗っていく」意識で加速していく。
トラックも新装され「走りやすかった」。走っている感覚も「スーッとテンポで走れた」と良かっただけに、タイムには「もう少し出るかなと思ったのでもったいないレース。まだまだ力が足りなかった」と44秒台に届かず悔しがる。
それでも3日前の静岡国際でも45秒46と自己記録を出しており、連戦の疲労もある中で「前半は絶対にスピードを落とさないというところは意識できた」と収穫ある、2試合連続の自己新だった。
静岡国際では佐藤拳太郎(富士通)が45秒31。今大会でも佐藤が45秒55、今泉堅太(筑波大)も2連続45秒台となる45秒65(学生歴代11位)、地主直央(法大)が45秒78と好タイム。ここに伊東利来也(住友電工)や、移行期に体調不良もあったが、「ここから上げていきたい」という日本王者の佐藤風雅(ミズノ)ら、層が厚くなってきたロングスプリント。
昨年はオレゴン世界選手権4×400mリレーでアジア記録を樹立して銅メダル。中島は「44秒台は確実に出せると思うので通過点にして、世界と戦えるように。今度は個人で世界選手権に出て、リレーをリードしていける存在になりたいです」と力強く語った。
男子400m日本歴代10傑をチェック!
44.78 高野 進(東海大教) 1991. 6.16 45.03 山村 貴彦(日大3) 2000. 9. 9 45.05 小坂田 淳(大阪ガス) 2000. 9.9 45.13 ウォルシュ・ジュリアン(富士通) 2019.10. 2 45.16 金丸 祐三(法大4) 2009. 5. 9 45.18 山口 有希(東海大2) 2003.10.29 45.31 佐藤拳太郎(富士通) 2023. 5. 3 45.33 簡 優好(富士通) 1998. 5. 9 45.39 中島佑気ジョセフ(東洋大4)2023. 5. 6 45.40 佐藤 風雅(那須環境技術センター) 2022. 5. 8
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