HOME 国内、大学

2023.04.15

男子やり投・巖優作が80m09の日本歴代11位! 肘のケガから復活し、学生3人目の80mスロワーに
男子やり投・巖優作が80m09の日本歴代11位! 肘のケガから復活し、学生3人目の80mスロワーに

男子やり投の巖優作

15日、第1回中京大土曜競技会が愛知県豊田市の中京大梅村陸上競技場で行われ、男子やり投の巖優作(筑波大)が6投目に80m09をマークした。この記録は日本歴代11位、学生歴代で3位の好記録となる。

兵庫・市尼崎高校の先輩でもあるディーン元気(ミズノ)とともに出場した巖は3投目までは70m41が最高。雨が降り、最高気温が15度という難しいコンディションもあり、4投目に72m69まで記録を伸ばしたものの、自己記録の76m41には届かずにいた。

広告の下にコンテンツが続きます

しかし、最終投てきで会心の一投。自己記録を3m以上塗り替えるとともに、学生としては村上幸史、ディーンに続く3人目の80m台の大台に乗せた。

兵庫県出身の巖は中学までは野球のクラブチームに所属し、ピッチャーを経験。中学3年時にジャベリックスローで全国大会に出場したことから、高校入学後から本格的にやり投を始める。

高校2年だった19年のU18日本選手権で優勝を飾ると、翌年7月のセイコーゴールデンGPでは高校歴代2位の74m29をスロー。全国高校競技会でも1位に輝き、翌年3月には74m96とさらに記録を更新した。大学入学直後には76m41を投げ、さらなる躍進が期待されたが、直後に右肘を故障。競技会から1年近く遠ざかり、復帰した22年も72m02がベストと苦しんだ。

それでも昨年のシーズンオフからは順調に冬季練習を消化。ディーンとともに海外でトレーニングを行うなど、大器と言われた逸材がついに開眼した。

広告の下にコンテンツが続きます

また、今季国内初戦となったディーンは75m44をマーク。女子やり投では佐藤友佳(ニコニコのり)が58m66で復調をアピールしている。

15日、第1回中京大土曜競技会が愛知県豊田市の中京大梅村陸上競技場で行われ、男子やり投の巖優作(筑波大)が6投目に80m09をマークした。この記録は日本歴代11位、学生歴代で3位の好記録となる。 兵庫・市尼崎高校の先輩でもあるディーン元気(ミズノ)とともに出場した巖は3投目までは70m41が最高。雨が降り、最高気温が15度という難しいコンディションもあり、4投目に72m69まで記録を伸ばしたものの、自己記録の76m41には届かずにいた。 しかし、最終投てきで会心の一投。自己記録を3m以上塗り替えるとともに、学生としては村上幸史、ディーンに続く3人目の80m台の大台に乗せた。 兵庫県出身の巖は中学までは野球のクラブチームに所属し、ピッチャーを経験。中学3年時にジャベリックスローで全国大会に出場したことから、高校入学後から本格的にやり投を始める。 高校2年だった19年のU18日本選手権で優勝を飾ると、翌年7月のセイコーゴールデンGPでは高校歴代2位の74m29をスロー。全国高校競技会でも1位に輝き、翌年3月には74m96とさらに記録を更新した。大学入学直後には76m41を投げ、さらなる躍進が期待されたが、直後に右肘を故障。競技会から1年近く遠ざかり、復帰した22年も72m02がベストと苦しんだ。 それでも昨年のシーズンオフからは順調に冬季練習を消化。ディーンとともに海外でトレーニングを行うなど、大器と言われた逸材がついに開眼した。 また、今季国内初戦となったディーンは75m44をマーク。女子やり投では佐藤友佳(ニコニコのり)が58m66で復調をアピールしている。

男子やり投学生歴代10傑

84.28 ディーン元気(早大3)  2012. 4.29 80.59 村上 幸史(日大4)   2001. 9.30 80.09 巖  優作(筑波大3)  2023. 4.15 79.99 長沼  元(国士大4)  2019. 9.14 79.44 石山  歩(中京大4)  2018.10.27 79.17 小南 拓人(国士大4)  2017. 6. 9 78.77 中西 啄真(大体大M2) 2018. 7. 8 78.54 天野 雅教(東海大)   1986. 6. 1 78.32 植   徹(中京大3)  1996. 9.16 78.32 小椋 健司(日大4)   2017. 9. 8

男子やり投日本歴代11傑

87.60 溝口 和洋(ゴールドウイン) 1989. 5.27 86.83 新井 涼平(スズキ浜松AC) 2014.10.21 85.96 村上 幸史(スズキ浜松AC) 2013. 4.29 84.28 ディーン元気(早大3)    2012. 4.29 82.52 小南 拓人(染めQ)     2021. 4.29 81.84 吉田 雅美(大京)      1990. 7.10 81.73 寒川建之介(奈良陸協)    2020. 7.18 81.63 小椋 健司(栃木県スポ協)  2021. 6. 6 81.55 長谷川鉱平(福井陸協)    2016. 5.21 80.51 崎山 雄太(愛媛陸協)    2022. 5. 8 80.09 巖  優作(筑波大3)    2023. 4.15

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.22

佐久長聖1年の橋本蒼平が5000m14分30秒50でトップ/SGH文スポ チャレンジ

12月23日、滋賀県守山市のSGホールディングスグループ陸上競技場で令和7年度SGH文スポ チャレンジ競技会が開催された。 同大会は主に前日の全国高校駅伝(男子)に出場した学校のうち、出走できなかった選手たちを中心に参加 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

2025.12.22

箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「チームのために走る」 20年連続で箱根駅伝のシード権を守り続けてい […]

NEWS 箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

2025.12.22

箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 身近にあった箱根駅伝 10月の箱根駅伝予選会で東農大は6位を占め、2 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/ハーフで強さ示してきた帝京大・島田晃希 「エース区間を走りたい」期待の“大器”最後の舞台へ

2025.12.22

箱根駅伝Stories/ハーフで強さ示してきた帝京大・島田晃希 「エース区間を走りたい」期待の“大器”最後の舞台へ

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 身近にあった箱根駅伝 この1年で帝京大の長距離種目の歴代記録がガラリ […]

NEWS 大学対校男女混合駅伝のアンバサダーに堀未央奈が就任!来年2月15日開催、22チーム出場

2025.12.22

大学対校男女混合駅伝のアンバサダーに堀未央奈が就任!来年2月15日開催、22チーム出場

第6回全国大学対校男女混合駅伝の大会要項が公開され、大会アンバサダーに元乃木坂46の堀未央奈さんが選ばれた。 堀さんは乃木坂46の2期生として加入し、『バレッタ』でセンターを務めるなど人気メンバーとして活躍。21年3月に […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top