日本学生陸上競技連合は14日、今夏のワールドユニバーシティゲームズ(ユニバーシアードから名称変更)において、代表選手は新型コロナのワクチン接種が必須になることを発表した。
中国・成都で行われるワールドユニバーシティゲームズは、当初21年に実施予定だったが、コロナ禍による2度の延期を経て4年ぶりに開催される。
中国では22年の北京冬季五輪で、新型コロナのワクチン接種をしていない選手に対して、中国国内で3週間の隔離期間を設けることで特別に参加を認めていた。
しかし、ユニバーシティゲームズ大会組織委員会が行動制限のない大会運営を予定していることから、現時点で中国入国に必要なビザ取得のために義務づけられている2回以上のワクチン接種が必須に。これを受けて、日本オリンピック委員会(JOC)が各競技団体に向けて通達を行った。
初回、および2回目のワクチン接種は、現在主流となっているオミクロン株対応ワクチンではなく従来株用のワクチン接種となるため、接種予約に時間もかかることが予想されている。そのため、日本学生陸上競技連合は、まだ1度も接種を受けていない選手に対して、至急対応するように求めることを発表した。
4月21日から23日に開催される日本学生個人選手権がワールドユニバーシティゲームズの代表選手選考会となっているが、ワクチン未接種で今後も接種を希望しない選手は選考対象外になるという。
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