順大の入学式が4月4日に都内で開かれ、強力ルーキーたちが出席。大学生として新たなスタートを切った。
男子5000mで13分22秒99の高校記録を持つ吉岡大翔(長野・佐久長聖高)は、すでに寮生活や練習合流はしているものの、改めて「大学生活が始まるんだなとワクワクしています」と初々しいスーツ姿で笑顔を見せる。
日本インカレで男子総合優勝30回、箱根駅伝の総合優勝11回を誇る名門。「伝統ある大学の一員になれてうれしく思います。その伝統を引き継いでいきたいです」と意気込みを語る。
長距離ブロックには昨年のインターハイ800m、1500m2冠の大野聖登(秋田工高)、800mで1分47秒69(高校歴代2位)を持つ後田築(長崎・創成館高)といった力のあるランナーがそろう。
「頼もしい同期で、実際に練習でも自分よりも距離を走っていたり、スピードのある選手とはレベルも違ったりするので見習っていきたいです」
今季はブダペスト世界選手権出場を最大目標にしつつ、「ワールドランキングのポイント獲得など、代表を目指す過程として、一つひとつの大会を経験していきたいです」と言う。順大のユニフォームをまとう初戦は今週末の金栗記念となる予定だ。
大野は前半シーズンを1500mに注力した後に「駅伝に挑戦するために距離を延ばしていきたい」と言い、「種目は違いますが三浦龍司さんのようになりたい」と大先輩を目標にしていく。
長距離ブロック以外にも、男子400mで昨年のインターハイを制している冨永湧平(東福岡高)や、男子10000m競歩U20世界選手権代表の下池翔太郎(鹿児島工高)など有力選手が多数入学。冨永は「不安もありますが楽しみのほうが大きいです。今年は46秒台を安定して出せるように頑張ります」と目標を語った。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.05.03
パリ五輪へ!日本選手権10000m、今日静岡で号砲 男子は塩尻、太田、相澤の三つ巴か
-
2024.05.02
2024.04.26
やり投・北口榛花 五輪シーズン初戦へ「結果がどうであれ次につなげられれば」/DL蘇州
-
2024.04.29
-
2024.04.29
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.04.26
-
2024.04.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.05.03
パリ五輪へ!日本選手権10000m、今日静岡で号砲 男子は塩尻、太田、相澤の三つ巴か
◇第108回日本選手権10000m(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム) パリ五輪代表選考会となる第108回日本選手権10000mが5月3日に静岡・エコパで行われる。日本GPシリーズの静岡国際の後に開催となるのは […]
2024.05.02
栗原啓吾が富士山の銘水に加入 「新たな環境で陸上を続けられる感謝を忘れず」 3月にSUBARUを退社
富士山の銘水は、5月1日付で栗原啓吾が入社したことを発表した。 栗原は群馬県出身。東農大二高時代に3年連続で全国高校駅伝の4区を走るなど活躍し、中央学大では1、2、4年時に箱根駅伝に出場。2年時には1区でトップと13秒差 […]
2024.05.02
単独インタビュー「私は田中希実ですと自信を持って言えるようになった」プロ1年目の総括と思い描くパリでのレース
昨年4月、田中希実は実業団チームを離れて「New Balance」所属の“プロランナー”としてのキャリアをスタートさせた。 プロとして駆け抜けた1年。ブダペスト世界選手権では5000m8位入賞し、ダイヤモンドリーグ(DL […]
2024.05.02
塩尻和也、太田智樹、相澤晃がパリ五輪に近づくか!?田澤が欠場、次の勢力は!?/日本選手権10000m
パリ五輪代表選考会となる第108回日本選手権10000mが5月3日に静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアムで行われる。男子の有力選手を見ていこう。 【女子のみどころ】3連覇中の本命・廣中が不在 小海遥、五島莉乃、高島由香 […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!