2023.04.02
4月2日、ブリスベンで行われている豪州選手権の4日目、男子200m(オープン)決勝に出場した桐生祥秀(日本生命)は、20秒82(-0.4)で2位だった。
レース直後にSNSを更新し、「0.01でまけた。くやし」とコメント(原文ママ、以下同)した。直線に入るところでは4番手争いだったが、徐々に追い上げるレース。トップに並びかけたところでフィニッシュを迎えたが、優勝したJ.ドーラン(豪州)には0.01秒届かなかった。
ただ、3日間で100m予選、準決勝、200mを決勝まで3本の計5レースをこなし、100mは予選で10秒32(+0.6)、200mは決勝で最も良いタイムをマーク。「この3日間でちょっとずつ進歩はしてる」と桐生は手応えを感じている様子だ。
昨年6月の日本選手権後から3ヵ月の休養を取り、復帰に当たっては、東洋大2年時から難病と言われる潰瘍性大腸炎を患っていたことも告白。京都・洛南高で10秒01を出してから、常に注目を集める立場だったが、競技から少し離れ、「走ることの楽しさ」を再認識して新たな競技人生を踏み出している。
9ヵ月ぶりのレース復帰となった3月25日の世界陸連コンチネンタルツアー「ブリスベン・トラック・クラシック」(豪州・ブリスベン)では10秒48(-0.3)で9位ながら「レースただいま。ここに戻ってこれて嬉しいです」。そして、「ワクワクするレース見てもらうために一歩一歩前へ」とSNSでコメントしていた。
豪州で計6レースをこなした桐生だが、「走りてー」とまだまだ物足りない様子。4月16日の出雲陸上にエントリーしており、一歩一歩、着実に前に進んでいく。
「ちょっとずつ進歩はしてる」桐生が豪州選手権でのレースを振り返りコメント
20秒82 -0.4
— 桐生祥秀(kiryu Yoshihide) (@KiryuYoshihide) April 2, 2023
0.01で負けた。くやし
でもこの3日で
ちょっとずつ進歩はしてる
走りてー pic.twitter.com/RdQWEuaSdl
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.16
2025高校最新ランキング【女子】
-
2025.05.15
-
2025.05.15
-
2025.05.15
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.15
NCG5000mはアジア選手権5位・荒井七海が13分47秒58で日本人トップ!東海大・永本脩が学生トップ/日体大長距離競技会
第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)の2日目が6月15日に行われ、最終種目のNCG男子5000mはB.キプトゥー(麗澤大)が13分46秒77で1着を占め […]
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
6月14日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子3000m障害で、小原響(GMOインターネットグループ)が日本歴代8位の8分22秒64をマークした。 大会は世界陸連コンチネンタルツアー・ […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会