2023.04.02
◇第56回東京六大学対校陸上(4月2日/東京・国立競技場)
六大学対校の男子200mオープンに、オレゴン世界選手権代表の上山紘輝(住友電工)が出場し、20秒81(+1.1)をマークして組トップだった。
スタートのやり直しが3回あり「少し集中が切れてしまいました」。気温も上がらない中だったが、「そんななかでも20秒台に乗せられた」と振り返る。今季は3月16日の記録会で20秒81、豪州遠征して出た3月25日には20秒71をマーク。今季3レース目までのアベレージは「3週連続で遠征もあって疲労も残るなかで悪くない」と一定の評価をした。
昨年は日本選手権初優勝、オレゴン世界選手権初出場と飛躍のシーズンを過ごした上山。ワールドランキングでの出場だったが、オレゴンでは20秒26(日本歴代9位)をマークして準決勝にも進んだ。「自信になりましたし、井上悟コーチと『どうすれば世界と戦えるか』と考えてきました」と言う。
冬季は連戦に耐えられる土台作りとして「400mブロックの学生と一緒に走り込んできました」。加えて苦手で避けてきたウエイトトレーニングも「継続してやってきました」という。身体も「まだ細身ですが」と言うものの、上半身も力強くなった。
走り込みと身体作りで、「残り50mくらいからきつくなっていたのが、40m、35mくらいまでもつように感じます。これが全部ハマったオレゴンの予選のように最後までいければ」と成果を感じている。
ブダペスト世界選手権の参加標準記録は20秒16と高く、「現時点でその力はない」と冷静に見ている。だからこそ、5月3日の静岡国際、6月の日本選手権で「昨年は20秒4が安定していたので20秒3くらいを出していければ」。大きな目標を置きつつ、「しっかり自己ベスト更新を狙っていきます」とシーズンへの意気込みを語った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.04
世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く
2025.12.04
世界陸連主催大会での年齢制限を緩和 高校1年生相当で全種目に出場可能
-
2025.12.03
-
2025.12.02
-
2025.12.02
-
2025.11.28
-
2025.11.29
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.04
世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く
世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]
2025.12.04
世界陸連主催大会での年齢制限を緩和 高校1年生相当で全種目に出場可能
世界陸連(WA)は12月2日・3日の両日に評議会を開催し、各種ルールの確認や規則改定について協議した。 その中で、WA主催大会の一部種目で設けられていた年齢制限を撤廃することが決まった。 従来は、マラソンおよび35km競 […]
2025.12.04
男子短距離・栁田大輝がHondaに入社! 「『世界のHonda』の名に恥じぬよう、努力を重ねていきたい」
12月4日、Honda陸上部は、パリ五輪男子4×100mリレー代表の栁田大輝(東洋大)が2026年4月に入社することを発表した。 栁田は群馬県出身。中学時代には全中走幅跳で優勝、100mでも2位に入るなど、世代トップクラ […]
2025.12.03
明大主将に短距離・神戸毅裕が就任 「紫紺の矜持を重んじ、研鑽を重ねる」
明大競走部は、チームのホームページで12月1日からスタートした新体制を発表し、主将には短距離ブロックの神戸毅裕が就任した。 神戸は東京・明星学園高出身。高校時代はインターハイ南関東大会4×100mリレーで優勝したほか、U […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025