HOME 国内

2023.02.12

60mH青木益未が8秒01の室内日本新・アジア歴代2位!予選プラス通過から一気に金メダルへ!/アジア室内
60mH青木益未が8秒01の室内日本新・アジア歴代2位!予選プラス通過から一気に金メダルへ!/アジア室内

2023年アジア室内女子60mHを室内日本新で制した青木益未(七十七銀行)。写真は2022年オレゴン世界陸上

◇アジア室内選手権(2月10~12日/アスタナ・カザフスタン)

アジア室内選手権の最終日が行われ、大会のトラック最終種目となった女子60mハードルは青木益未(七十七銀行)が8秒01の室内日本新、室内アジア歴代2位、大会新で金メダルに輝いた。清山ちさと(いちご)は8秒20で4位だった。

広告の下にコンテンツが続きます

1レーンに入った青木は、スタートから他を圧倒。ダントツのスピードでハードルを越え、フィニッシュラインを駆け抜けた。

タイムは自身の室内日本記録8秒05を2年ぶりに0.04秒塗り替え、目標の7秒台が目前の快記録に、フィニッシュ後は笑顔が弾けた。

前日の予選。1組に出場した青木は窮地に追い込まれた。1台目でバランスを崩し、そこからなんとか立て直したが8秒51で5着どまり。2組目の結果次第では予選敗退が決まる。

2組目は1着の清山ちさと(いちご)が8秒21で1着通過し、3着が8秒38。ただ、4着が少し離れた8秒61となり、青木が決勝進出最後の1枠に滑り込んだ。そして、そこから一気にアジアの頂点へと上り詰めた。

広告の下にコンテンツが続きます

1週間前の日本選手権室内では4連覇を達成したもののタイムは8秒11にとどまり、「7秒台で走りたかったです」と物足りない結果だった。だが、冬季練習は順調にこなしており、屋外シーズに向けてまだまだ仕上げる段階にはない。その中で出したこの結果は、これからもう一段階続く冬季練習への励みになるだろう。

昨年は100mハードルで4月に12秒86の日本新を樹立したが、その後にアキレス腱痛を発症。それでもオレゴン世界陸上で準決勝に進出するなど、底上げは着実に進んでいる。

日本記録も福部真子(日本建設工業)に12秒82、12秒73へと更新されており、2023年は巻き返しを期す1年だ。

屋外では、まずはブダペスト世界陸上の参加標準記録12秒78がターゲット。そこから、福部や寺田明日香(ジャパンクリエイト)らと国内でハイレベルの切磋琢磨を繰り広げ、世界との距離を縮めていく。

◇アジア室内選手権(2月10~12日/アスタナ・カザフスタン) アジア室内選手権の最終日が行われ、大会のトラック最終種目となった女子60mハードルは青木益未(七十七銀行)が8秒01の室内日本新、室内アジア歴代2位、大会新で金メダルに輝いた。清山ちさと(いちご)は8秒20で4位だった。 1レーンに入った青木は、スタートから他を圧倒。ダントツのスピードでハードルを越え、フィニッシュラインを駆け抜けた。 タイムは自身の室内日本記録8秒05を2年ぶりに0.04秒塗り替え、目標の7秒台が目前の快記録に、フィニッシュ後は笑顔が弾けた。 前日の予選。1組に出場した青木は窮地に追い込まれた。1台目でバランスを崩し、そこからなんとか立て直したが8秒51で5着どまり。2組目の結果次第では予選敗退が決まる。 2組目は1着の清山ちさと(いちご)が8秒21で1着通過し、3着が8秒38。ただ、4着が少し離れた8秒61となり、青木が決勝進出最後の1枠に滑り込んだ。そして、そこから一気にアジアの頂点へと上り詰めた。 1週間前の日本選手権室内では4連覇を達成したもののタイムは8秒11にとどまり、「7秒台で走りたかったです」と物足りない結果だった。だが、冬季練習は順調にこなしており、屋外シーズに向けてまだまだ仕上げる段階にはない。その中で出したこの結果は、これからもう一段階続く冬季練習への励みになるだろう。 昨年は100mハードルで4月に12秒86の日本新を樹立したが、その後にアキレス腱痛を発症。それでもオレゴン世界陸上で準決勝に進出するなど、底上げは着実に進んでいる。 日本記録も福部真子(日本建設工業)に12秒82、12秒73へと更新されており、2023年は巻き返しを期す1年だ。 屋外では、まずはブダペスト世界陸上の参加標準記録12秒78がターゲット。そこから、福部や寺田明日香(ジャパンクリエイト)らと国内でハイレベルの切磋琢磨を繰り広げ、世界との距離を縮めていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.14

女子10000m伊澤菜々花が32分01秒87のセカンドベスト 2戦連続日本人トップ/ホクレンDC士別

6月14日、ホクレンディスタンスチャレンジ第2戦士別大会(北海道)が行われ、女子10000mは伊澤菜々花(スターツ)が32分01秒87で優勝を果たした。 伊澤は昨年12月にハーフ1時間8分25秒(日本歴代10位)をマーク […]

NEWS NFLスター選手が100mレースに出場し10秒15をマーク 2012年世界ジュニア200m銅メダリスト

2025.06.14

NFLスター選手が100mレースに出場し10秒15をマーク 2012年世界ジュニア200m銅メダリスト

アメリカンフットボールの米プロリーグ・NFLで活躍するタイリーク・ヒル(米国)が、6月13日に米・ロサンゼルスで行われた競技会「ラスト・チャンス・スプリント・シリーズ」の男子100mで10秒15(+1.2)をマークしてこ […]

NEWS 宮下輝一が八種競技6272点の高校新!従来の記録を2年ぶり更新 自己ベストを一気に285点も塗り替える/IH南関東

2025.06.14

宮下輝一が八種競技6272点の高校新!従来の記録を2年ぶり更新 自己ベストを一気に285点も塗り替える/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場) 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の2日目が行われ、前日から実施された男子八種競技は、宮下輝一(市 […]

NEWS ハンマー投・稲葉樂斗が61m62の大会新!1500mアジア選手権帰りの簡子傑がV/IH東北

2025.06.14

ハンマー投・稲葉樂斗が61m62の大会新!1500mアジア選手権帰りの簡子傑がV/IH東北

◇インターハイ東北地区大会(6月13~16日/青森・カクヒログループアスレチックスタジアム) 広島インターハイを懸けた東北地区大会の1日目が行われ、男子ハンマー投で大会新記録が誕生した。 広告の下にコンテンツが続きます […]

NEWS 男女400mで好タイム 小澤耀平46秒60の大会新で「100点満点」バログン・ハル53秒73 岡野陸が走幅跳7m57/IH南関東

2025.06.14

男女400mで好タイム 小澤耀平46秒60の大会新で「100点満点」バログン・ハル53秒73 岡野陸が走幅跳7m57/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場) 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の1日目が行われ、男子400mは昨年のインターハイ8位の小澤耀平 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top