2023.02.11
女子1500m日本記録保持者で、昨年のオレゴン世界選手権に800m、1500m、5000mに出場した田中希実(豊田自動織機)が米国のボストン大で行われた室内競技会に出場した。
現地時間11時過ぎに800mに出場して2分04秒68をマーク。やや接触する場面もあった。800mは全体15位。約5時間後の18時30分過ぎには3000mに出場する。400mを1分10秒34で通過し、1000mは2分56秒56。積極的レースを進め、2000mは5分52秒92で通過した。ラスト400mは66秒でカバーし、8分45秒64で組4着。19年に松崎璃子が作った室内日本記録9分00秒86を更新し、室内日本女子初の8分台だった。なお、田中は屋外の3000mでも8分40秒84の日本記録を持つ。
2月5日には同じく米国・ボストンで行われた世界陸連(WA)ツアー・ゴールド第2戦のニューバランス・グランプリ女子1マイルに出場。4分28秒94の室内日本新記録をマークした。また、1500mでの通過タイム4分09秒09で、こちらも昨年の世界室内選手権で自身が出した4分12秒31の室内日本記録を上回った。
2月18日に豪州・バサーストで開催される世界クロスカントリー選手権の日本代表にも選出されている。
次ページ 田中希実の各種目自己ベスト
田中希実の各種目自己ベスト
屋外 800m2.02.36=日本歴代5位 1000m2.37.33=日本記録 1500m3.59.19=日本記録 3000m8.40.84=日本記録 5000m14.58.60=日本歴代4位 ロード5km15.34=日本最高 室内 1500m4.09.09=室内日本記録 1マイル4.12.31=室内日本記録 3000m8.45.64=室内日本記録RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.10
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
2025.12.10
15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]
2025.12.10
99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025