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2023.02.06

三段跳・伊藤陸が16m09で連覇「うまくいかない」もケガなく冬季積みアジア室内へ手応え/日本選手権室内
三段跳・伊藤陸が16m09で連覇「うまくいかない」もケガなく冬季積みアジア室内へ手応え/日本選手権室内

2023年日本選手権室内の男子三段跳を制した伊藤陸

◇日本選手権・室内競技(2月4、5日/大阪城ホール)

第106回日本選手権・室内競技の2日目が2月5日に行われ、男子三段跳は昨年の日本選手権覇者で、17m00の学生記録を持つ伊藤陸(近大高専)が連覇を達成。1回目に跳んだ16m09が優勝記録となった。

「16m中盤あたりを跳びたかったですが、1戦目はうまくいかないですね」と伊藤。昨年はケガが続き、陸上を始めてから始めて走幅跳とともに自己ベストを更新できなかった。だが、この冬は「順調に練習を積めています」。技術的にも「ホップ、ステップまでは去年より良かった」と振り返った。

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卒業後はスズキに所属するが、練習拠点は変わらない。今年はブダペスト世界選手権への出場を目指すため、走幅跳よりも三段跳にやや比重を置く予定。試合後、すぐに成田へ飛び、明日にはアジア室内選手権出場のために離日してカザフスタンへ向かう。「気負いはなく楽しみです」と笑顔で大阪を後にした。

◇走幅跳は小田がV

男子走幅跳は小田大樹(ヤマダホールディングス)が2回目に7m66を跳んで優勝した。この日は「スピードが上げ切れなかった」と振り返る小田。昨年は3年ぶりに8mオーバーとなる8m04を地元・山口での田島記念でマークするなど、「秋は感覚が良かった」と言う。

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今季は「世界選手権やアジア大会が目標。ブダペスト世界選手権の参加標準記録(8m25)を目指していきたい」と意気込みを語った。

次ページ 日本選手権・室内2日目の優勝者

◇日本選手権・室内競技(2月4、5日/大阪城ホール) 第106回日本選手権・室内競技の2日目が2月5日に行われ、男子三段跳は昨年の日本選手権覇者で、17m00の学生記録を持つ伊藤陸(近大高専)が連覇を達成。1回目に跳んだ16m09が優勝記録となった。 「16m中盤あたりを跳びたかったですが、1戦目はうまくいかないですね」と伊藤。昨年はケガが続き、陸上を始めてから始めて走幅跳とともに自己ベストを更新できなかった。だが、この冬は「順調に練習を積めています」。技術的にも「ホップ、ステップまでは去年より良かった」と振り返った。 卒業後はスズキに所属するが、練習拠点は変わらない。今年はブダペスト世界選手権への出場を目指すため、走幅跳よりも三段跳にやや比重を置く予定。試合後、すぐに成田へ飛び、明日にはアジア室内選手権出場のために離日してカザフスタンへ向かう。「気負いはなく楽しみです」と笑顔で大阪を後にした。 ◇走幅跳は小田がV 男子走幅跳は小田大樹(ヤマダホールディングス)が2回目に7m66を跳んで優勝した。この日は「スピードが上げ切れなかった」と振り返る小田。昨年は3年ぶりに8mオーバーとなる8m04を地元・山口での田島記念でマークするなど、「秋は感覚が良かった」と言う。 今季は「世界選手権やアジア大会が目標。ブダペスト世界選手権の参加標準記録(8m25)を目指していきたい」と意気込みを語った。 次ページ 日本選手権・室内2日目の優勝者

日本選手権・室内2日目の優勝者

・男子 60m 竹田一平(スズキ) 6秒70 走高跳 赤松諒一(アワーズ) 2m27=大会新 棒高跳 竹川倖生(丸元産業) 5m20 走幅跳 小田大樹(ヤマダホールディングス) 7m66 三段跳 伊藤 陸(近大高専) 16m09 ・女子 60m 三浦由奈(筑波大) 7秒50 走高跳 髙橋 渚(メイスンワーク) 1m80 走幅跳 熱田 心(岡山陸協) 6m08

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