◇2023日本室内大阪大会(2月4、5日/大阪城ホール)
日本室内大阪大会の2日目が2月5日に行われ、U20女子60mは藏重みう(中京大中京高3愛知)が7秒53で優勝した。
2位との着差こそ100分の1秒だったものの、その走りには貫禄があった。昨夏の徳島インターハイ100mを制している藏重が頂点に立った。
インターハイ同様、この日もスタートから得意の1次加速で流れをつかむ。「課題」に挙げる2次加速部分の伸びはまだ冬季の段階だったこともあり「今ひとつだった」とは言うものの、粘る柴藤凜(福大若葉高2福岡)、山形愛羽(熊本中央高2熊本)の2年生組を抑えV。
「これまで全国の舞台で一緒に走ってきたいつものメンバーが相手で、負けられない気持ちでした。冬季に取り組んできた1次加速部分も確かめることができ自信になりました。何より高校最後の大会を優勝で締めくくれてうれしいです」
インターハイに続くタイトル奪取に笑顔を見せた。
高2で100m11秒58、200m23秒79をマークした藏重。2022年シーズンは100m、200mともに自己ベストを更新することでできなかったが、高校3年間を振り返り、「一番の思い出はインターハイの優勝。アッという間でしたが、3年間真摯に陸上と向き合うことができ、日頃から動きを考えながら取り組めるようになりました」と、できることはすべて出し切り悔いなく終えられたことに胸を張る。
4月からは関西の強豪・甲南大に進む。「(元日本記録保持者でもある)伊東浩司先生はもちろん、五輪や世界大会の経験を持つ青山華依さんなど、強い先輩方と一緒に練習ができる環境に魅力を感じました。大学でもしっかり自分の走りを磨いて、今のベストをアベレージにし、どんどん更新していけるように頑張ります」と力強く抱負を話す。
出身の山口からより厳しい環境を求めて愛知の名門・中京大中京高に進んだ。「大学では高校以上に自己管理が重要になってくると思います。自立したアスリートとして成長できれば」と、浪速の地での勝利をステップに新たなステージでの飛躍を誓った。
同日に行われた日本選手権のVタイムが7秒50で、やはりそのスピードは一級品。1次加速部分の安定感も増した新シーズンは、春からこの地と同じ関西で快走が見られそうだ。
文/花木雫
日本室内大阪大会U20・18・16の優勝者一覧
●男子 ・U20 60m 髙須楓翔(成田高3千葉) 6秒77 60mH 田中洸希(関大北陽3大阪) 7秒82 棒高跳 北田琉偉(大塚高3大阪) 5m20 走幅跳 村松晃成(浜松西高3静岡) 7m42 三段跳 藤本謙伸(社高2兵庫) 15m56 ・U18 60m 山田空駕(城西高1東京) 6秒82 60mH 岩本咲真(八屋中3福岡) 7秒89 棒高跳 原口顕次朗(前橋育英高2群馬) 4m80 走幅跳 成川倭士(東海大翔洋高1静岡) 7m23 ・U16 60m 間木悠喜(浜松笠井中3静岡) 7秒02 60mH 髙城昊紀(宮崎西高附中2宮崎) 8秒05 走幅跳 佐々木景亮(今治立花中3愛媛) 6m79 ・小学生 60m 宮岡 駿(島本ジュニア/小6) 7秒59 ●女子 ・U20 60m 藏重みう(中京大中京高3愛知) 7秒53 60mH 林 美希(中京大中京高2愛知) 8秒37 棒高跳 柳川美空(前橋育英高2群馬) 4m00 走幅跳 佐藤なな(大分豊府高2大分) 5m88 三段跳 佐々木千翔(市船橋高3千葉) 12m30 ・U18 60m 千葉安珠(常磐木高1宮城) 7秒55 60mH 谷中天架(大分雄城台高1大分) 8秒45 走幅跳 恒石望乃(高知高2高知) 6m10=大会新 U16 60m 三好美羽(神辺西中1広島) 7秒59 60mH 香取奈摘(三和中2茨城) 8秒53 走幅跳 藤本茉優(津幡中1石川) 5m59 ・小学生 60m 向井瑠海(東近江陸上/小6) 8秒40RECOMMENDED おすすめの記事
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