2023.02.05
◇第8回全国中学生クロスカントリー大会(2月5日/滋賀・希望が丘文化公園)
男女ともに学年別に分かれて行われ、男子は3年が3kmで、2年と1年がそれぞれ2kmで実施。女子はいずれも2kmで争われた。
3年男子は1月の全国都道府県対抗男子駅伝で2区4位と好走した土間董哉(千代田・広島)が、「思ったよりもペースが遅かったため、1㎞過ぎでペースを上げに前に出ました」と中盤から独走。現コースになってからは最速タイとなる9分07秒で優勝を果たした。
「中学生活最後の全国大会ということで、確実に優勝を狙いに行きたいと思って臨みました。優勝できたのはうれしいです」と土間。今後は広島県内の高校を受験する予定で、2015年に吉田圭太(世羅高/現・住友電工)が記録した5000mの広島県高校記録(13分50秒67)を更新することが目標だという。
2年男子は昨年の1年男子を制した田中悠大(岩出二・和歌山)が6分03秒で連覇を達成。1年男子は昨年の小学生男子1kmで優勝している柘植源太(細江・静岡)が6分10秒で優勝を飾った。
3年女子は2年連続で全国都道府県対抗女子駅伝に出場している木村真桜(泉丘・茨城)が1㎞過ぎにロングスパートを繰り出し、6分47秒で優勝。「初めて個人で全国大会に参加したので、このような結果でとてもうれしいです」と笑顔を見せた。
高校でも陸上を続ける予定で、「中学ではトラックで全国大会に出られなかったので、高校ではインターハイでも活躍できるような強い選手になりたいと思います」と意気込みを語ってくれた。
2年女子は前回の1年女子を制している一兜咲子(大宮・東京)が樋口遥(京山・岡山)との壮絶なスパート争いを制して、6分47秒で連覇を達成。樋口とはタイム差なしで、3年女子優勝の木村と同タイムというハイレベルな戦いだった。
1年女子は、昨年12月の全中駅伝5区区間賞の実績を持つ長森結愛(大沢野・富山)が独走。途中でコースを間違えるアクシデントもあったが、6分53秒でトップは譲らず。2位にはチームメイトの黒川志帆が6分58秒で続いた。
文/馬場 遼
第8回全国中学生クロスカントリー大会上位成績
■男子 ●3年(3km) 1位 土間董哉(千代田・広島)9.07 2位 加藤結羽(三雲・三重)9.14 3位 猿田創汰(堀金・長野)9.15 ●2年(2km) 1位 田中悠大(岩出二・和歌山)6.03 2位 大沼光琉(沼津市立・静岡)6.04 3位 細井渚吾(清新JAC)6.06 ●1年(2km) 1位 柘植源太(細江・静岡)6.10 2位 酒井琉史(中能登・石川)6.13 3位 小原健太郎(T-アスリートTC・岩手)6.14 ■女子(いずれも2km) ●3年 1位 木村真桜(泉丘・茨城)6.47 2位 菅原仁子(三田・千葉)6.51 3位 大谷芽以(細江・静岡)6.52 ●2年 1位 一兜咲子(大宮・東京)6.47 2位 樋口 遥(京山・岡山)6.47 3位 川上南海(赤穂・長野)6.48 ●1年 1位 長森結愛(大沢野・富山)6.53 2位 黒川志帆(大沢野・富山)6.58 3位 南 和奏(京山・岡山)6.59RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.20
旭化成のエマニエル・キプルトに出場停止処分 世界陸連が発表
-
2025.12.20
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2025.12.14
中学駅伝日本一決定戦がいよいよ開催 女子11時10分、男子12時15分スタート/全中駅伝
-
2025.12.14
-
2025.12.14
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.20
旭化成のエマニエル・キプルトに出場停止処分 世界陸連が発表
世界陸連(WA)は12月19日、旭化成に所属するエマニエル・キプルト(ケニア)に対して、出場停止処分を科したと発表した。 処分理由の詳細について、WAは明らかにしていないが、「アスリート代理人規則に基づく異議申し立てを受 […]
2025.12.20
東京世界陸上代表・小池祐貴と中島ひとみが人気番組「逃走中」に参戦! 自慢のスプリントで逃げ切りなるか
東京世界選手権代表で男子短距離の小池祐貴(住友電工)と女子100mハードルの中島ひとみ(長谷川体育施設)が、フジテレビの人気番組「逃走中」に出演することが発表された。 小池は19年に100mで9秒98をマーク。今季は5月 […]
2025.12.20
川口桃佳が自己記録に迫る5000m15分26秒59 3年ぶりの15分30秒切り/日体大女子長距離競技会
12月20日、神奈川県横浜市の日体大健志台陸上競技場で第26回日体大女子長距離競技会が行われ、5000m4組では川口桃佳(ユニクロ)が15分26秒59で1着となった。 川口は11月のクイーンズ駅伝で、1区を務め5位と好走 […]
2025.12.20
箱根駅伝Stories/日大・山口彰太「万全の状態で本戦を」 2度目の舞台は往路で勝負
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 1年目はケガや長期離脱 「こうすれば良かった、という後悔が一切ない走 […]
2025.12.20
箱根駅伝Stories/最後のエース区間へ意欲を燃やす神奈川大・宮本陽叶 あこがれのOBに「やっと記録で追いつけた」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 エース区間で苦戦も悲観せず 神奈川大のエース・宮本陽叶(4年)が最後 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳