HOME 駅伝

2023.02.01

中央学大コーチにOB福山良祐氏が就任 箱根駅伝初シード時のエース 09年世界ハーフ代表
中央学大コーチにOB福山良祐氏が就任 箱根駅伝初シード時のエース 09年世界ハーフ代表

中央学大駅伝部コーチに就任した福山良祐氏。写真は2013年全日本実業団対抗駅伝

中央学大駅伝部は、2月1日付でOBの福山良祐氏が専任コーチに就任したことを発表した。

福山氏は1980年生まれの42歳。在学中はエースとして活躍し、4年時は箱根駅伝2区で9人抜きの好走でチームの初シード獲得の立役者となった。卒業後はJALグランドサービス、Hondaなどで競技を続け、2009年には世界ハーフマラソン選手権の日本代表に。13年には全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)6区で区間3位と好走し、同い年の藤原正和(現・中大駅伝監督)とタスキをつないでHondaの4位入賞に貢献している。マラソンでも32歳で自己記録の2時間10分59秒をマークするなど息の長い選手だった。

現役引退後は19年にサンベルクスのコーチに就任。翌年は監督代行としてチームを3年ぶりに全日本実業団対抗駅伝出場に導くと、翌年もコーチとして連続出場に貢献していた。

中央学大は1985年に現監督の川崎勇二氏が駅伝チームを立ち上げ、94年に箱根駅伝初出場。2003年の初シード以降は徐々に常連校としての地位を確立し、箱根9区の区間記録を長らく保持していた篠藤淳(現・山陽特殊製鋼コーチ)や木原真佐人、潰滝大紀(現・富士通)らトップ選手を送り出している。

15年から19年まで5年連続で箱根駅伝のシード権を獲得。16年には出雲駅伝4位、全日本大学駅伝5位と過去最高成績を挙げたものの、2020年の予選会で敗退し、箱根駅伝の連続出場が18でストップ。翌年は本戦に返り咲いたものの、昨年の予選会は12位で突破できなかった。

チームはSNSを通じて、「今後は4名での指導体制となり、さらなる強化、充実を図ってまいりたいと思います」とコメントしている。

次のページ 現在の福山氏とSNS全文

広告の下にコンテンツが続きます
中央学大駅伝部は、2月1日付でOBの福山良祐氏が専任コーチに就任したことを発表した。 福山氏は1980年生まれの42歳。在学中はエースとして活躍し、4年時は箱根駅伝2区で9人抜きの好走でチームの初シード獲得の立役者となった。卒業後はJALグランドサービス、Hondaなどで競技を続け、2009年には世界ハーフマラソン選手権の日本代表に。13年には全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)6区で区間3位と好走し、同い年の藤原正和(現・中大駅伝監督)とタスキをつないでHondaの4位入賞に貢献している。マラソンでも32歳で自己記録の2時間10分59秒をマークするなど息の長い選手だった。 現役引退後は19年にサンベルクスのコーチに就任。翌年は監督代行としてチームを3年ぶりに全日本実業団対抗駅伝出場に導くと、翌年もコーチとして連続出場に貢献していた。 中央学大は1985年に現監督の川崎勇二氏が駅伝チームを立ち上げ、94年に箱根駅伝初出場。2003年の初シード以降は徐々に常連校としての地位を確立し、箱根9区の区間記録を長らく保持していた篠藤淳(現・山陽特殊製鋼コーチ)や木原真佐人、潰滝大紀(現・富士通)らトップ選手を送り出している。 15年から19年まで5年連続で箱根駅伝のシード権を獲得。16年には出雲駅伝4位、全日本大学駅伝5位と過去最高成績を挙げたものの、2020年の予選会で敗退し、箱根駅伝の連続出場が18でストップ。翌年は本戦に返り咲いたものの、昨年の予選会は12位で突破できなかった。 チームはSNSを通じて、「今後は4名での指導体制となり、さらなる強化、充実を図ってまいりたいと思います」とコメントしている。 次のページ 現在の福山氏とSNS全文

現在の福山氏とSNS全文

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.12

日本GPシリーズチャンピオンは福部真子と筒江海斗!種目別800mは落合晃&久保凛の高校日本記録保持者コンビがV、女子1500m田中希実が4連覇

日本グランプリ(GP)シリーズ2024のシリーズチャンピオンが発表され、男子は400mハードルの筒江海斗(ST-WAKO)、女子は100mハードルの福部真子(日本建設工業)と、ともにパリ五輪のハードル種目代表が初の栄冠に […]

NEWS 青学大・原晋監督 連覇へ「山で区間新を出せる準備」チームの雰囲気「単なる仲良しクラブじゃない」

2024.12.12

青学大・原晋監督 連覇へ「山で区間新を出せる準備」チームの雰囲気「単なる仲良しクラブじゃない」

第101回箱根駅伝に出場する前回王者の青学大が、東京の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。その後、会見が開かれて報道陣の取材に応えた。 原監督が掲げた恒例の作戦名は「あいたいね大作戦」。 […]

NEWS 青学大がキャンパスで箱根駅伝壮行会 太田蒼生「俺が箱根を勝たせてやる」残り3週間で体調管理徹底で臨む構え

2024.12.12

青学大がキャンパスで箱根駅伝壮行会 太田蒼生「俺が箱根を勝たせてやる」残り3週間で体調管理徹底で臨む構え

第101回箱根駅伝に出場する前回王者の青学大が、東京の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 関係者だけでなく、学生やファンなどが見守るなか、一部授業のある選手以外が一人ひとりあいさつ。主 […]

NEWS 世界陸連が6つの世界記録を承認 川野将虎が男子35km初代世界記録保持者に

2024.12.12

世界陸連が6つの世界記録を承認 川野将虎が男子35km初代世界記録保持者に

12月11日、世界陸連は5月から10月にかけて誕生した世界記録を正式に承認したことを発表した。 10月27日の日本選手権35km競歩(山形・高畠)で、川野将虎(旭化成)が樹立した2時間21分47秒も世界記録として認定。同 […]

NEWS 月刊陸上競技2025年1月号

2024.12.12

月刊陸上競技2025年1月号

Contents W別冊付録 箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望 大会報道 福岡国際マラソン 吉田祐也 日本歴代3位の激走 涙の復活劇 全日本実業団対抗女子駅伝 JP日本郵政グループ 4年ぶりV 地域実業団駅伝 中学 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top