HOME 国内

2023.01.16

新谷仁美2時間19分24秒!米国で日本歴代2位、日本人4人目の2時間19分台!/ヒューストンマラソン
新谷仁美2時間19分24秒!米国で日本歴代2位、日本人4人目の2時間19分台!/ヒューストンマラソン

新谷仁美(積水化学)

■女子マラソン日本歴代10傑
2.19.12 野口みずき(グローバリー) 05. 9.25
2.19.24 新谷 仁美(積水化学) 23. 1.15←NEW
2.19.41 渋井 陽子(三井住友海上) 04. 9.26
2.19.46 高橋 尚子(積水化学) 01. 9.30
2.20.29 一山 麻緒(ワコール) 20. 3.08
2.20.52 松田 瑞生(ダイハツ) 22. 1.30
2.21.36 安藤 友香(ワコール) 17. 3.12
2.21.42 細田 あい(エディオン) 22.10.02
2.21.45 千葉 真子(豊田自動織機) 03. 1.26
2.21.51 坂本 直子(天満屋) 03. 1.26

◎にいや・ひとみ/1988年2月26日生まれ。岡山・総社東中、興譲館高出身。高校時代には全国高校駅伝1区で3年連続区間賞と名を馳せる。豊田自動織機入社1年目の2007年2月の東京で初マラソン初優勝を飾ったが、その後はトラックに専念。11年テグ世界選手権、12年ロンドン五輪、13年モスクワ世界選手権と3大会連続で世界大会に出場し、モスクワ世界選手権では10000mで5位入賞を果たした。

その後、いったんは現役を退いたが、2018年に復帰。19年ドーハ世界選手権10000m11位を経て、20年シーズンには1月にハーフ、12月には10000mで日本新記録を樹立した。21年東京五輪は10000m21位にとどまったが、翌年3月の東京で13年ぶりにマラソンへシフト。当時日本歴代7位に2時間21分17秒をマークして日本人2番手(7位)を占めて、オレゴン世界選手権代表入りを果たした(本番は欠場)。

◇ヒューストン・マラソン(1月15日/米国・ヒューストン) ヒューストン・マラソンが1月15日(現地時間)に行われ、新谷仁美(積水化学)が日本歴代2位の2時間19分24秒(速報値)で優勝した。 ヒューストンは、3年前にハーフの部に出場し、1時間6分38秒の日本新を打ち立てた舞台。そこで、今度は日本人では18年ぶり4人目となる2時間20分突破をやってのけた。 ターゲットは野口みずき(グローバリー)が2005年のベルリンで樹立した日本記録2時間19分12秒。これ以降、日本女子は2時間20分切りを果たせていない。 練習拠点にするTWOLAPS TCの新田良太郎コーチがペースメーカー役を務め、最初の5kmを16分25秒で通過する。野口の日本記録樹立時が16分24秒。1秒遅れるだけの、快調な入りだ。 10km通過は32分45秒へと上げ、日本記録ペースを8秒上回る。中間点は1時間9分09秒。日本人初の2時間18分台すら狙えるハイペースを刻み続けた。 35kmを過ぎて新田コーチが離脱して単独走となったが、最後まで日本新に挑み続けた新谷。日本記録にはあと12秒届かなかったものの、22年3月の東京でマークした2時間21分17秒(当時日本歴代7位)を大幅に更新。チームの先輩である高橋尚子の2時間19分46秒、渋井陽子(三井住友海上)の2時間19分41秒を上回り、歴代2位にジャンプアップした。 次ページ日本歴代10傑&新谷仁美のプロフィール
■女子マラソン日本歴代10傑 2.19.12 野口みずき(グローバリー) 05. 9.25 2.19.24 新谷 仁美(積水化学) 23. 1.15←NEW 2.19.41 渋井 陽子(三井住友海上) 04. 9.26 2.19.46 高橋 尚子(積水化学) 01. 9.30 2.20.29 一山 麻緒(ワコール) 20. 3.08 2.20.52 松田 瑞生(ダイハツ) 22. 1.30 2.21.36 安藤 友香(ワコール) 17. 3.12 2.21.42 細田 あい(エディオン) 22.10.02 2.21.45 千葉 真子(豊田自動織機) 03. 1.26 2.21.51 坂本 直子(天満屋) 03. 1.26 ◎にいや・ひとみ/1988年2月26日生まれ。岡山・総社東中、興譲館高出身。高校時代には全国高校駅伝1区で3年連続区間賞と名を馳せる。豊田自動織機入社1年目の2007年2月の東京で初マラソン初優勝を飾ったが、その後はトラックに専念。11年テグ世界選手権、12年ロンドン五輪、13年モスクワ世界選手権と3大会連続で世界大会に出場し、モスクワ世界選手権では10000mで5位入賞を果たした。 その後、いったんは現役を退いたが、2018年に復帰。19年ドーハ世界選手権10000m11位を経て、20年シーズンには1月にハーフ、12月には10000mで日本新記録を樹立した。21年東京五輪は10000m21位にとどまったが、翌年3月の東京で13年ぶりにマラソンへシフト。当時日本歴代7位に2時間21分17秒をマークして日本人2番手(7位)を占めて、オレゴン世界選手権代表入りを果たした(本番は欠場)。

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.01

東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」

伊東明日香の加入を発表する東京メトロ女子駅伝部 【選手入部のお知らせ】日頃より #東京メトロ女子駅伝部 (マーキュリー)を応援いただき、ありがとうございます。5月1日付けで、下記の選手が入部いたしました。 伊東 明日香 […]

NEWS 九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

2025.05.01

九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

ケニア出身のニアマイアの加入を報告する九電工 🟡WELCOME TO KYUDENKO🟡 5月1日付で以下の選手が加入しました!#キプンゲノ・ニアマイア 選手(ケニア🇰🇪) たくさんの応援よろしくお願いします📣https […]

NEWS アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

2025.05.01

アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

アディダス ジャパンは、未来のスポーツ環境を支えるためのグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)」を5月12日~25日まで開催することを発表した。5月12日の計測開 […]

NEWS 水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

テクノロジーとパフォーマンスの向上 典型的な例が2008年北京オリンピック水泳競技で25個の世界記録更新のうち23個が同じ水着(レーザーレーサー)を着用した選手によって樹立されたことは大きく注目された。 2009年の世界 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top