HOME 国内

2022.12.16

男子400mHの鍜治木崚が住友電工を退部 17年世界選手権代表
男子400mHの鍜治木崚が住友電工を退部 17年世界選手権代表

住友電工は16日、所属する鍜治木崚の退部を発表した。

鍛治木は鳥取県出身。城西大時代の17年日本選手権の予選で49秒33をマークし、同年のロンドン世界選手権参加標準を突破。決勝では4位に入り、世界選手権の座を手にした。

世界選手権では予選落ちだったが、翌春から住友電工に入社後も第一線で活躍。18年、19年の全日本実業団で2連覇を飾ったほか、18年の福井国体でも優勝した。ベスト記録は19年にマークした48秒92。

広告の下にコンテンツが続きます

鍛治木はホームページを通じて、「順風満帆とはいきませんでしたが、自己ベストも出すことができ僕らしくやり切れたかなと思います」とコメント。「実業団として結果を出す、実績を残していく中で、酸いも甘いも経験ができ、人間的に大きく成長できたと感じています」と在籍した5年間を振り返った

また、すでに引退を表明していた女子短距離・三宅奈緒香の退部も発表された。

次は 鍛治木、三宅の退部コメント全文

住友電工は16日、所属する鍜治木崚の退部を発表した。 鍛治木は鳥取県出身。城西大時代の17年日本選手権の予選で49秒33をマークし、同年のロンドン世界選手権参加標準を突破。決勝では4位に入り、世界選手権の座を手にした。 世界選手権では予選落ちだったが、翌春から住友電工に入社後も第一線で活躍。18年、19年の全日本実業団で2連覇を飾ったほか、18年の福井国体でも優勝した。ベスト記録は19年にマークした48秒92。 鍛治木はホームページを通じて、「順風満帆とはいきませんでしたが、自己ベストも出すことができ僕らしくやり切れたかなと思います」とコメント。「実業団として結果を出す、実績を残していく中で、酸いも甘いも経験ができ、人間的に大きく成長できたと感じています」と在籍した5年間を振り返った また、すでに引退を表明していた女子短距離・三宅奈緒香の退部も発表された。 次は 鍛治木、三宅の退部コメント全文
鍜治木崚のコメント 「この度、陸上競技部を退部することになりました。いつも応援していただき、ありがとうございました。心から感謝いたします。 住友電工に入社して、5年間陸上競技に邁進してきました。順風満帆とはいきませんでしたが、自己ベストも出すことができ僕らしくやり切れたかなと思います。実業団として結果を出す、実績を残していく中で、酸いも甘いも経験ができ、人間的に大きく成長できたと感じています。 ここまで競技をさせてもらった会社の方々、いつも応援して頂き、また理解して頂いた職場の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。今までたくさんのご声援を賜り、本当にありがとうございました。 今後も陸上競技部をよろしくお願いします」 三宅奈緒香のコメント 「2022年10月16日の日本記録挑戦会兼住友電工杯をもちまして、競技を引退いたしました。最後の試合を無事に終えることができ、ほっとしています。 住友電工にお世話になり、今年で10年目になりました。手厚いサポートとレベルの高いチームメイトのおかげで、入社当初の私では考えられなかった日本選手権の入賞やアジア選手権・世界リレーに出場することができました。 また、陸上に出会えたこと、続けられたのもたくさんの方との出会いがあったからだと思います。これまで出会い、関わってくださった方々がいて、成長できたと感じています。心から感謝いたします。 これからは今まで培ったものを活かし、会社や社会に貢献していきたいと思います。今後とも陸上競技部の応援をよろしくお願いいたします。 本当にありがとうございました」

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.13

男子20km競歩は張俊、女子20km競歩は楊家玉が連覇 中国全国運動会が開幕

中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会が広州市を中心に11月9日から開幕している。陸上競技は12日の20km競歩を皮切りに、15日からマラソンを含め、トラック&フィールド種目がスタートする。 同大会は日本の国民スポ […]

NEWS 全中3000mVの出田隆之助擁する中京が県大会連覇 熊本・松橋、栃木・三島など名門校も全国へ/中学駅伝

2025.11.13

全中3000mVの出田隆之助擁する中京が県大会連覇 熊本・松橋、栃木・三島など名門校も全国へ/中学駅伝

12月14日に行われる第33回全国中学校駅伝への出場権を懸けた都道府県大会が佳境を迎えている。11月5日から10日までに、21都府県で代表校が決定した。 関東では5都県で代表が決定。埼玉男子は男衾が1区から主導権を握り、 […]

NEWS やり投・北口榛花  世界一奪還へ向け始動「山を登ったり、ローラースケートをしたり…」右肘も順調に回復

2025.11.13

やり投・北口榛花 世界一奪還へ向け始動「山を登ったり、ローラースケートをしたり…」右肘も順調に回復

一般社団法人 服部真二 文化・スポーツ財団は11月13日、都内で「第8回服部真二賞」の受賞式を開き、女子やり投の北口榛花(JAL)が受賞し、200万円と江戸切子とクオーツ時計を組み合わせたオリジナルトロフィーが贈呈された […]

NEWS やり投・北口榛花に服部真二賞 陸上では初「チャレンジしてみようという気持ちを届けられたら」

2025.11.13

やり投・北口榛花に服部真二賞 陸上では初「チャレンジしてみようという気持ちを届けられたら」

一般社団法人 服部真二 文化・スポーツ財団は11月13日、都内で「第8回服部真二賞」の受賞式を開き、女子やり投の北口榛花(JAL)が受賞した。 同賞は「音楽やスポーツなどの分野において、発展、改革に挑むリーダー、世界に向 […]

NEWS 福岡国際マラソン 招待選手は22年世界陸上代表の西山雄介 日本歴代7位の細谷恭平 同10位の菊地駿弥ら

2025.11.13

福岡国際マラソン 招待選手は22年世界陸上代表の西山雄介 日本歴代7位の細谷恭平 同10位の菊地駿弥ら

日本陸連は11月13日、福岡国際マラソン2025(12月7日/平和台陸上競技場発着)のエントリー選手を発表した。 大会は2028年ロサンゼルス五輪代表につながるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズ2025 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top