HOME 駅伝

2022.11.27

松田瑞生 結婚後初レース1区でシードに貢献 来年は「世界陸上とMGC両方チャレンジ」/クイーンズ駅伝
松田瑞生 結婚後初レース1区でシードに貢献 来年は「世界陸上とMGC両方チャレンジ」/クイーンズ駅伝

◇クイーンズ駅伝in宮城(11月27日/宮城・松島~仙台、6区間42.195km)

全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)が11月27日に行われ、オレゴン世界選手権マラソン9位の松田瑞生(ダイハツ)が1区を務めて区間5位と流れを作り、チームの総合5位でシード権獲得に貢献した。

今年9月に結婚を発表した松田。スタート前には指輪をアピールするなど松田らしい茶目っけを見せていた。オレゴン世界選手権後は休養し、「1ヵ月半前から走り始めました」と言う。

広告の下にコンテンツが続きます

もともとはアンカーを予定していたそうだが、1区候補だったチームメイトの体調不良もあって急きょ1区へ。「途中で集団を引っ張るかたちになったわりには良かったと思います」と、自身の走りを振り返る。

今年は1月の大阪国際女子マラソンで2時間20分52秒をマークして優勝。オレゴンではともに選ばれた一山麻緒(資生堂)、新谷仁美(積水化学)が欠場するなか、一人で世界に挑んで入賞まであと一歩に迫った。

目指してきた東京五輪を逃した思いは今も消えない。オレゴンのレース後は涙を浮かべて「また世界へ挑戦したい」と決意を語っていた。「今後はマラソンで記録を狙いたい。3大大会(大阪、名古屋、東京)のどこかで考えています」と調整していく。

来年はブダペスト世界選手権が8月に、そしてパリ五輪選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が秋に行われる。42.195kmを兼ねるには厳しいスケジュールだが、「両方にチャレンジするつもりです」と松田は宣言した。

「簡単なことではないのはわかっていますが、ドキドキ感を感じながら挑戦したいです」

世界と勝負するため、そして高校生の頃から夢に描き続けるオリンピックで力を発揮するために。松田らしく突き進んでいく。

※事実関係に誤りがありましたので訂正しました。

◇クイーンズ駅伝in宮城(11月27日/宮城・松島~仙台、6区間42.195km) 全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)が11月27日に行われ、オレゴン世界選手権マラソン9位の松田瑞生(ダイハツ)が1区を務めて区間5位と流れを作り、チームの総合5位でシード権獲得に貢献した。 今年9月に結婚を発表した松田。スタート前には指輪をアピールするなど松田らしい茶目っけを見せていた。オレゴン世界選手権後は休養し、「1ヵ月半前から走り始めました」と言う。 もともとはアンカーを予定していたそうだが、1区候補だったチームメイトの体調不良もあって急きょ1区へ。「途中で集団を引っ張るかたちになったわりには良かったと思います」と、自身の走りを振り返る。 今年は1月の大阪国際女子マラソンで2時間20分52秒をマークして優勝。オレゴンではともに選ばれた一山麻緒(資生堂)、新谷仁美(積水化学)が欠場するなか、一人で世界に挑んで入賞まであと一歩に迫った。 目指してきた東京五輪を逃した思いは今も消えない。オレゴンのレース後は涙を浮かべて「また世界へ挑戦したい」と決意を語っていた。「今後はマラソンで記録を狙いたい。3大大会(大阪、名古屋、東京)のどこかで考えています」と調整していく。 来年はブダペスト世界選手権が8月に、そしてパリ五輪選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が秋に行われる。42.195kmを兼ねるには厳しいスケジュールだが、「両方にチャレンジするつもりです」と松田は宣言した。 「簡単なことではないのはわかっていますが、ドキドキ感を感じながら挑戦したいです」 世界と勝負するため、そして高校生の頃から夢に描き続けるオリンピックで力を発揮するために。松田らしく突き進んでいく。 ※事実関係に誤りがありましたので訂正しました。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.24

女子はレムンゴルが2連覇達成 男子はサミュエルがV/全米学生クロカン

11月22日、米国ミズーリ州コロンビアで全米学生クロスカントリー選手権が行われ、女子(6km)はD.レムンゴル(アラバマ大/ケニア)が18分25秒4で連覇を飾った。 レムンゴルはケニア出身の23歳。23年秋にアラバマ大に […]

NEWS 七種競技女王・ホール NFLスター選手と婚約発表 マクローリン・レヴロンらも祝福

2025.11.24

七種競技女王・ホール NFLスター選手と婚約発表 マクローリン・レヴロンらも祝福

女子七種競技東京世界選手権金メダリストのA.ホール(米国)が婚約を自身のSNSで発表した。お相手はNFL選手でニューヨーク・ジャイアンツ所属のダリアス・スレイトンさん。「初めて出会った場所で、永遠を誓う」というテキストと […]

NEWS バットクレッティ 今季初V 男子はキプサングがツアー3勝目/WAクロカンツアー

2025.11.24

バットクレッティ 今季初V 男子はキプサングがツアー3勝目/WAクロカンツアー

11月23日、世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールド第6戦のアタプエルカ国際クロスがスペイン・アタプエルカで行われ、女子(6.821km)はパリ五輪・東京世界選手権10000m銀メダリストのN.バットクレッティ […]

NEWS 円盤投・湯上剛輝が2大会ぶり世界一「やっと取れた」デフリンピック新の58m93

2025.11.24

円盤投・湯上剛輝が2大会ぶり世界一「やっと取れた」デフリンピック新の58m93

聴覚障害者のスポーツ国際大会、デフリンピックの陸上競技が行われ、男子円盤投の湯上剛輝(トヨタ自動車)が金メダルを獲得した。 64m48の日本記録を持ち、今年の東京世界選手権にも出場した湯上。「理想の展開としては1回目にし […]

NEWS 3区で五島莉乃と廣中璃梨佳が熱走!東京世界陸上はじめ「日本代表」たちが力走/クイーンズ駅伝

2025.11.24

3区で五島莉乃と廣中璃梨佳が熱走!東京世界陸上はじめ「日本代表」たちが力走/クイーンズ駅伝

◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 女子駅伝日本一を懸けた全日本実業団対抗女子駅伝が行われ、「日本代表」 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top