HOME 駅伝

2022.11.03

3連覇の富士通、横手健「攻めの走り」で区間賞 日本一奪還へ一丸/東日本実業団駅伝 
3連覇の富士通、横手健「攻めの走り」で区間賞 日本一奪還へ一丸/東日本実業団駅伝 

◇第63回東日本実業団対抗駅伝(11月3日/埼玉・7区間76.9km)

来年1月1日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選会となる、東日本実業団対抗駅伝が行われた。

広告の下にコンテンツが続きます

2年ぶり日本一へ。富士通がチーム一丸となって東日本3連覇を勝ち取った。今年から監督に就任した高橋健一新監督は「3連覇できて良かった。ホッとしています」と胸をなで下ろす。レース展開は「概ね予想通り」と語った。

1区の坂東悠汰が3位スタート。2区のベナード・キメリで一度はトップに立った。10000mで27分台を出すなど徐々に復調気配の漂う塩尻和也が3区区間8位と粘って3番手に。いい位置をキープして中盤以降へつないだ。

ここからが圧巻だった。「前の3人がいい流れで持ってきてくれた」という横手健が快走。「今年は自分が流れを作ろうと攻めの走りをした」と区間賞を獲得し、優秀選手賞に選ばれる活躍を見せてここでトップに立った。

続く松枝博輝は「自分で決めようと思っていたら横手が決めてくれた」。塩澤稀夕、飯田貴之も大崩れせず、終始危なげないタスキリレー。高橋監督は「誰をどこにでも入れられる仕上がりだった」と明かす。

前回のニューイヤー駅伝はまさかの12位。2年ぶりの日本一へ「同じ失敗をしないように、熾烈なメンバー争いでもケガをさせないようにして臨みたい」と指揮官は言う。松枝は「ニューイヤーで勝負してこそのチーム。結果を残したい」と強い気持ちを見せる。チーム一丸となって来年の正月、群馬へと乗り込んでいく。

日本一奪還へ富士通が3連覇、Honda、日立物流と続く サンベルクス健闘の5位 小森コーポ本戦逃す/東日本実業団対抗駅伝

◇第63回東日本実業団対抗駅伝(11月3日/埼玉・7区間76.9km) 来年1月1日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選会となる、東日本実業団対抗駅伝が行われた。 2年ぶり日本一へ。富士通がチーム一丸となって東日本3連覇を勝ち取った。今年から監督に就任した高橋健一新監督は「3連覇できて良かった。ホッとしています」と胸をなで下ろす。レース展開は「概ね予想通り」と語った。 1区の坂東悠汰が3位スタート。2区のベナード・キメリで一度はトップに立った。10000mで27分台を出すなど徐々に復調気配の漂う塩尻和也が3区区間8位と粘って3番手に。いい位置をキープして中盤以降へつないだ。 ここからが圧巻だった。「前の3人がいい流れで持ってきてくれた」という横手健が快走。「今年は自分が流れを作ろうと攻めの走りをした」と区間賞を獲得し、優秀選手賞に選ばれる活躍を見せてここでトップに立った。 続く松枝博輝は「自分で決めようと思っていたら横手が決めてくれた」。塩澤稀夕、飯田貴之も大崩れせず、終始危なげないタスキリレー。高橋監督は「誰をどこにでも入れられる仕上がりだった」と明かす。 前回のニューイヤー駅伝はまさかの12位。2年ぶりの日本一へ「同じ失敗をしないように、熾烈なメンバー争いでもケガをさせないようにして臨みたい」と指揮官は言う。松枝は「ニューイヤーで勝負してこそのチーム。結果を残したい」と強い気持ちを見せる。チーム一丸となって来年の正月、群馬へと乗り込んでいく。 https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/84718

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.11

タイの19歳ブーンソンが100m9秒94!!!日本記録上回るアジア歴代3位、U20世界選手権2大会ファイナル

東南アジア大会がタイ・バンコクのスパチャラサイ競技場で行われ、男子100mでタイのプリポル・ブーンソンが9秒94(+0.7)をマークした。 予選で出されたこの記録はアジア歴代で日本記録(9秒95:山縣亮太)を上回る3位。 […]

NEWS 青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」

2025.12.11

青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」

第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]

NEWS 箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」

2025.12.11

箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」

第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]

NEWS 青学大・原監督「バーディー×2」駒大・藤田監督「4本の柱」総合力の「上握り10貫」など指揮官たちが“前哨戦”/箱根駅伝トークバトル

2025.12.11

青学大・原監督「バーディー×2」駒大・藤田監督「4本の柱」総合力の「上握り10貫」など指揮官たちが“前哨戦”/箱根駅伝トークバトル

「第102回箱根駅伝トークバトル」が12月10日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われた。 前回優勝校の青学大・原晋監督、同2位の駒大・藤田敦史監督、同3位の國學院大・前田康弘監督、同4位でトークバトル初登場の早大・花田 […]

NEWS 【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top