◇オレゴン世界陸上(7月15日〜24日/米国・オレゴン州ユージン)2日目
オレゴン世界陸上2日目のモーニングセッションに行われた男子400mハードル予選。3大会ぶり4回目の世界選手権出場となった岸本鷹幸(富士通)が2組に出場し、50秒66の6着で準決勝進出は果たせなかった。
6月末時点での世界ランキングでは世界選手権の出場圏外にいたが、7月に入って有資格者が出場を辞退したため、7日に追加で代表入り。大会前には「4度目の出場となるので、全力で楽しんでこようと思います」と話していた。
レースでは東京五輪銀メダリストのアリソン・ドスサントス(ブラジル)が果敢に飛ばすなか、岸本は予選通過ができる4番手で競り合ったものの、残り100mで突き放され、「前半から行こうと思ったがいけなかった」と悔やんだ。
法大3年生だった2011年世界選手権テグ大会で準決勝に進出。13年のモスクワ大会でも予選を突破した実績を持つ。その一方で、12年のロンドン五輪直前に左大腿部を肉離れしたほか、故障も相次ぎ、ここ数年は日本代表から遠ざかっていた。
それでも、大学の後輩でもある黒川和樹(法大)の活躍にも刺激を受けて、昨年の日本選手権では49秒29で3位。今季はコンスタントに49秒台をマークし、7年ぶりに世界選手権の出場権を手にした。
今年で32歳となった岸本は「世界大会は何回来ても楽しい」と話し、「ケガが怖くて前半行けないので守りに入らず、攻められるような身体作りをしたい」と、来年の世界選手権、そしてパリ五輪に向けて意欲を燃やしている。

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