HOME ニュース、国内

2022.07.06

米国の世界選手権代表151人が決定! 男子100mはコールマンら強力メンバー フェリックスが最後の舞台へ
米国の世界選手権代表151人が決定! 男子100mはコールマンら強力メンバー フェリックスが最後の舞台へ


今月15日から24日に米国・オレゴン州で開催される世界選手権の米国代表151人が発表された。

かつては“陸上王国”を誇ったものの、近年はカリブ海諸国や欧州勢に押され、昨年の東京五輪では個人スプリントでの金メダルが0と苦戦を強いられた米国。しかし、初の母国開催となる世界選手権で王国復活を目指して、強力なメンバーを選出した。

注目の男子100mは19年ドーハ世界選手権で優勝したC.コールマンに加え、東京五輪銀メダルのカーリー、15年北京世界選手権銅のT.ブロメル、9秒85のベストを持つM.ブレイシーが選ばれた。

優勝だけでなく記録も期待されるのが、全米選手権女子400mハードルで51秒41の世界記録を樹立したS.マクラフリンと、男子砲丸投で世界記録(23m37)保持者のR.クルーザーの2人。ともに東京五輪に続く優勝を狙う。

男子100mのコールマンのほか、N.ライルズ(男子200m)、D.ブレイジャー(男子800m)、G.ホロウェイ(男子110mハードル)、C.テイラー(男子三段跳)、J.コバクス(男子砲丸投)、N.アリ(女子100ハードル)、D.ムハンマド(女子400mハードル)、D.プライス(女子ハンマー投)の9選手が前回優勝者として出場する。また、V.オールマン(女子円盤投)、M.チェリー(男子400m)、M.ユーウェン(女子砲丸投)の3選手は昨年のダイヤモンドリーグ年間優勝により出場権を獲得した。女子七種競技のK.ウィリアムズはWA(世界陸連)混成ツアーでの優勝によって出場権を得ている。上記13種目では同国から4選手がエントリーすることとなった。

女子800mは東京五輪金のA.ムーとA.ウィルソン、R.ロジャースが代表に。男子200mはライルズのほか、昨年U18世界記録(20秒11)を樹立し、今季は19秒49をマークしているE.ナイトン、F.カーリー、K.ベドナレクが出場予定で、両種目は今季のリストでも米国勢が上位を占めている。

広告の下にコンテンツが続きます

また、これまで女子400mなどで大会最多14個の金メダルを獲得しているA.フェリックスは男女混合4×400mリレーのメンバーとして代表入り。今季限りでの引退を表明しており、地元で最後の勇姿を見せる。

今月15日から24日に米国・オレゴン州で開催される世界選手権の米国代表151人が発表された。 かつては“陸上王国”を誇ったものの、近年はカリブ海諸国や欧州勢に押され、昨年の東京五輪では個人スプリントでの金メダルが0と苦戦を強いられた米国。しかし、初の母国開催となる世界選手権で王国復活を目指して、強力なメンバーを選出した。 注目の男子100mは19年ドーハ世界選手権で優勝したC.コールマンに加え、東京五輪銀メダルのカーリー、15年北京世界選手権銅のT.ブロメル、9秒85のベストを持つM.ブレイシーが選ばれた。 優勝だけでなく記録も期待されるのが、全米選手権女子400mハードルで51秒41の世界記録を樹立したS.マクラフリンと、男子砲丸投で世界記録(23m37)保持者のR.クルーザーの2人。ともに東京五輪に続く優勝を狙う。 男子100mのコールマンのほか、N.ライルズ(男子200m)、D.ブレイジャー(男子800m)、G.ホロウェイ(男子110mハードル)、C.テイラー(男子三段跳)、J.コバクス(男子砲丸投)、N.アリ(女子100ハードル)、D.ムハンマド(女子400mハードル)、D.プライス(女子ハンマー投)の9選手が前回優勝者として出場する。また、V.オールマン(女子円盤投)、M.チェリー(男子400m)、M.ユーウェン(女子砲丸投)の3選手は昨年のダイヤモンドリーグ年間優勝により出場権を獲得した。女子七種競技のK.ウィリアムズはWA(世界陸連)混成ツアーでの優勝によって出場権を得ている。上記13種目では同国から4選手がエントリーすることとなった。 女子800mは東京五輪金のA.ムーとA.ウィルソン、R.ロジャースが代表に。男子200mはライルズのほか、昨年U18世界記録(20秒11)を樹立し、今季は19秒49をマークしているE.ナイトン、F.カーリー、K.ベドナレクが出場予定で、両種目は今季のリストでも米国勢が上位を占めている。 また、これまで女子400mなどで大会最多14個の金メダルを獲得しているA.フェリックスは男女混合4×400mリレーのメンバーとして代表入り。今季限りでの引退を表明しており、地元で最後の勇姿を見せる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

100mH寺田明日香 恩師の訃報に「熱意と愛情を少しでも次の世代へ引き継げるように」

福島千里や寺田明日香ら女子短距離を中心に数々の名選手を育成した中村宏之氏が4月29日に79歳で他界したことを受け、寺田が自身のSNSを更新して思いを綴った。 寺田は北海道・恵庭北高時代に中村氏の指導を受け、100mハード […]

NEWS 9月の東京世界陸上に都内の子どもを無料招待 引率含め40,000人 6月から応募スタート

2025.04.30

9月の東京世界陸上に都内の子どもを無料招待 引率含め40,000人 6月から応募スタート

東京都は今年9月に国立競技場をメイン会場として開かれる世界選手権に都内の子どもたちを無料招待すると発表した。 「臨場感あふれる会場での観戦を通じて、都内の子供たちにスポーツの素晴らしさや夢と希望を届ける」というのが目的。 […]

NEWS 新しい形の競技会「THE GAME」が9月14日 大阪・万博記念競技場で開催決定!

2025.04.30

新しい形の競技会「THE GAME」が9月14日 大阪・万博記念競技場で開催決定!

「陸上競技の魅力を最大限に引き出し、観客と選手の双方にとって忘れられない体験を」をコンセプトに、三重県で開催されてきた『THE GAME』。今年は会場を大阪府。万博記念競技場を移して、9月14日に行われることが決まった。 […]

NEWS 中村宏之氏が79歳で死去 福島千里、寺田明日香、伊藤佳奈恵ら女子短距離日本記録保持者を育成

2025.04.30

中村宏之氏が79歳で死去 福島千里、寺田明日香、伊藤佳奈恵ら女子短距離日本記録保持者を育成

女子短距離で数々のトップ選手を育成した北海道ハイテクアスリートクラブ前監督の中村宏之氏が4月29日に逝去した。享年79。 中村氏は1945年6月9日生まれ。北海道・札幌東高,日体大で三段跳、走幅跳選手として活躍し、卒業後 […]

NEWS 女子七種競技・アラウホが今季世界最高6396点で優勝 男子100mはバルディが9秒99/南米選手権

2025.04.30

女子七種競技・アラウホが今季世界最高6396点で優勝 男子100mはバルディが9秒99/南米選手権

4月25日から27日まで、アルゼンチンのマル・デル・プラタで南米選手権が開催され、女子七種競技ではM.アラウホ(コロンビア)が6396点(13秒13、1m73、13m55、24秒43/6m55、47m62、2分17秒38 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top