HOME 高校

2022.06.20

ハンマー投・日渡陸斗 59m91で地元V! 全国上位を見据えて「60mは投げたかった」/IH北関東
ハンマー投・日渡陸斗 59m91で地元V! 全国上位を見据えて「60mは投げたかった」/IH北関東


◇インターハイ北関東大会(6月17日~20日/栃木県宇都宮市)

8月に行われるインターハイ出場を懸けた北関東大会の3日目。男子ハンマー投は地元・栃木の日渡陸斗(真岡3)が59m91の好記録で優勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

1投目から58m05を投げてトップに立つと、2投目は55m39、3投目はファウルだった。4投目は「リリースの瞬間に踏ん張ることができました」と優勝記録を放った。5投目は58m13をマーク。6投目には59m17と記録を伸ばすことはできなかったが、再び59m台にのせて安定した投げを見せた。

「練習でいい動きができていなかった」と不安もあったが、「優勝して全国を決められてよかったです」と安心した様子の日渡。それでも「自己ベストは最低限よかったですが、60mは投げたかったです」と記録にはまだ満足していないようだった。

「周りより上半身の力が強い」ことが持ち味ではあるが、「力に頼って投げてしまう」のが課題だという。「脚を使って回すことができていないので技術面を良くしていきたいです」とインターハイまでに改善していくつもりだ。

「60mは投げないと全国で戦えない」と日渡。「63、64mを投げて最低限入賞はしたいです」と全国上位を目指していく気合は十分だった。

広告の下にコンテンツが続きます

その他では男子200mは富樫竜輝(武南3埼玉)が21秒47(−0.3)で100mと2冠を達成。同5000m競歩は岩城考雲(太田原3栃木)が23分06秒63で制した。女子800mは長島結衣(真岡女2栃木)が2分11秒05でV。同走幅跳は橋本結空(国際学院3埼玉)が5m87(+0.7)で優勝した。

地区大会は全11地区で開催。各種目上位6名(競歩、女子棒高跳、三段跳、ハンマー投は上位4位、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)が全国大会に出場。インターハイは8月3日から7日まで徳島県で開催される。

◇北関東大会3日目の優勝者一覧
男子
200m 富樫竜輝(武南3埼玉)21秒47(−0.3)
800m 小瀬堅大(川口市立3埼玉)1分53秒22
5000m競歩 岩城考雲(大田原3栃木)23分06秒63
走高跳 松田永遠(佐野日大3栃木)1m98
ハンマー投 日渡陸斗(真岡3栃木)59m91
やり投 島田湧大(波崎柳川3茨城)58m97

女子
200m 吉永葉月(豊岡3埼玉)24秒77(+0.4)
800m 長島結衣(真岡女2栃木)2分11秒05
走幅跳 橋本結空(国際学院3埼玉)5m87(+0.7)

◇インターハイ北関東大会(6月17日~20日/栃木県宇都宮市) 8月に行われるインターハイ出場を懸けた北関東大会の3日目。男子ハンマー投は地元・栃木の日渡陸斗(真岡3)が59m91の好記録で優勝した。 1投目から58m05を投げてトップに立つと、2投目は55m39、3投目はファウルだった。4投目は「リリースの瞬間に踏ん張ることができました」と優勝記録を放った。5投目は58m13をマーク。6投目には59m17と記録を伸ばすことはできなかったが、再び59m台にのせて安定した投げを見せた。 「練習でいい動きができていなかった」と不安もあったが、「優勝して全国を決められてよかったです」と安心した様子の日渡。それでも「自己ベストは最低限よかったですが、60mは投げたかったです」と記録にはまだ満足していないようだった。 「周りより上半身の力が強い」ことが持ち味ではあるが、「力に頼って投げてしまう」のが課題だという。「脚を使って回すことができていないので技術面を良くしていきたいです」とインターハイまでに改善していくつもりだ。 「60mは投げないと全国で戦えない」と日渡。「63、64mを投げて最低限入賞はしたいです」と全国上位を目指していく気合は十分だった。 その他では男子200mは富樫竜輝(武南3埼玉)が21秒47(−0.3)で100mと2冠を達成。同5000m競歩は岩城考雲(太田原3栃木)が23分06秒63で制した。女子800mは長島結衣(真岡女2栃木)が2分11秒05でV。同走幅跳は橋本結空(国際学院3埼玉)が5m87(+0.7)で優勝した。 地区大会は全11地区で開催。各種目上位6名(競歩、女子棒高跳、三段跳、ハンマー投は上位4位、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)が全国大会に出場。インターハイは8月3日から7日まで徳島県で開催される。 ◇北関東大会3日目の優勝者一覧 男子 200m 富樫竜輝(武南3埼玉)21秒47(−0.3) 800m 小瀬堅大(川口市立3埼玉)1分53秒22 5000m競歩 岩城考雲(大田原3栃木)23分06秒63 走高跳 松田永遠(佐野日大3栃木)1m98 ハンマー投 日渡陸斗(真岡3栃木)59m91 やり投 島田湧大(波崎柳川3茨城)58m97 女子 200m 吉永葉月(豊岡3埼玉)24秒77(+0.4) 800m 長島結衣(真岡女2栃木)2分11秒05 走幅跳 橋本結空(国際学院3埼玉)5m87(+0.7)

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.23

箱根駅伝Stories/3度目の山で伝説を作る早大・工藤慎作 スピードに磨き「ストロングポイントとして活躍を」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 中学では当初卓球部を希望 「いよいよ始まるなっていうところで、純粋に […]

NEWS 箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

2025.12.23

箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競技を続けるきっかけは消去法 「大村良紀=10区」、という構図ができ […]

NEWS 箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

2025.12.23

箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 武者修行で変わった“基準” 中大・岡田開成(2年)にとって第101回 […]

NEWS ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

2025.12.23

ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は12月23日、第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の「クマ対応」について発表した。 同大会は群馬県庁スタート・フィニッシュで、前橋市、高崎市、伊勢崎氏、太田市、桐生市をめぐ […]

NEWS 短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

2025.12.23

短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

スズキは12月末をもって男子短距離の竹田一平が退社・退団すると発表した。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から本格的にスプリントへ。大学2年だった2016年には10秒27を […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top