HOME ニュース、国内

2022.06.17

桐生祥秀が今季休養へ「陸上やりたいと思うまで少しお休みします」
桐生祥秀が今季休養へ「陸上やりたいと思うまで少しお休みします」


男子短距離の桐生祥秀(日本生命)が自身のSNSで、今季の試合出場を見合わせ、休養に入ることを明らかにした。

1週間前の日本選手権では6位にとどまっていたが、ワールドランキングでオレゴン世界選手権出場の可能性を残していた桐生。だが、6月末のランキング確定を前に、大きな決断をした。

広告の下にコンテンツが続きます

「陸上人生でこれから何がやりたいのか しっかりと考える時間を作る事にしました 試合で走りたい!陸上やりたい と思うまで少しお休みします 今シーズンは試合には出場しません。 練習もまたどこかのタイミングでやり始めます」(原文ママ)

京都・洛南高3年だった2013年春に10秒01をマークして日本中の注目を集めるようになった。その年の9月に、東京五輪開催が決定。以来、桐生は東京五輪を目指す日本陸上界のシンボル的存在として、走り続けてきた。

だが昨年の東京五輪は、春から膝裏、アキレス腱とケガが続いた影響もあって日本選手権100mで5位に敗れ、個人種目での出場を逃した。本番には4×100mリレーの3走として出場したが、金メダルを目指した決勝では1、2走でバトンがつながらず、桐生は目の前でその姿を見ることしかできなかった。

大きな喪失感を味わいながらも、この冬もトレーニングを積み、3月に豪州、4月に出雲陸上でレースをこなした。しかし、10秒18で制した出雲陸上の決勝で右ハムストリングスを痛め、その後のレースをキャンセル。慎重に調整を重ねて臨んだ日本選手権でも、準決勝をプラス通過するなど本来の走りは取り戻せなかった。

広告の下にコンテンツが続きます

レース後にいは「プロとして当然走るのは大事ですが、正直、東京五輪を終えてから、10年やってきて次に何を目標にしていいのか」と葛藤があったことを明かし、「疲れました。少し休みたい」とも話していた。

それでも、自身のSNSでは「いつも応援してくださる皆様、強くなって戻ってきます 待っていてください」と締めくくった桐生。心身が整えられれば、また帰ってくる。

男子短距離の桐生祥秀(日本生命)が自身のSNSで、今季の試合出場を見合わせ、休養に入ることを明らかにした。 1週間前の日本選手権では6位にとどまっていたが、ワールドランキングでオレゴン世界選手権出場の可能性を残していた桐生。だが、6月末のランキング確定を前に、大きな決断をした。 「陸上人生でこれから何がやりたいのか しっかりと考える時間を作る事にしました 試合で走りたい!陸上やりたい と思うまで少しお休みします 今シーズンは試合には出場しません。 練習もまたどこかのタイミングでやり始めます」(原文ママ) 京都・洛南高3年だった2013年春に10秒01をマークして日本中の注目を集めるようになった。その年の9月に、東京五輪開催が決定。以来、桐生は東京五輪を目指す日本陸上界のシンボル的存在として、走り続けてきた。 だが昨年の東京五輪は、春から膝裏、アキレス腱とケガが続いた影響もあって日本選手権100mで5位に敗れ、個人種目での出場を逃した。本番には4×100mリレーの3走として出場したが、金メダルを目指した決勝では1、2走でバトンがつながらず、桐生は目の前でその姿を見ることしかできなかった。 大きな喪失感を味わいながらも、この冬もトレーニングを積み、3月に豪州、4月に出雲陸上でレースをこなした。しかし、10秒18で制した出雲陸上の決勝で右ハムストリングスを痛め、その後のレースをキャンセル。慎重に調整を重ねて臨んだ日本選手権でも、準決勝をプラス通過するなど本来の走りは取り戻せなかった。 レース後にいは「プロとして当然走るのは大事ですが、正直、東京五輪を終えてから、10年やってきて次に何を目標にしていいのか」と葛藤があったことを明かし、「疲れました。少し休みたい」とも話していた。 それでも、自身のSNSでは「いつも応援してくださる皆様、強くなって戻ってきます 待っていてください」と締めくくった桐生。心身が整えられれば、また帰ってくる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.05

新潟医療福祉大14年連続全国へ 5000mレースで清水杏夏筆頭に上位ほぼ独占/全日本大学女子駅伝北信越地区選考会

第43回全日本大学女子駅伝対校選手権北信越地区選考会が7月5日、長野県佐久市の佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、新潟医療福祉大がトップとなり、14年連続14回目となる本大会の出場権を獲得した。 北信越地区からの全国大会 […]

NEWS 信州大が4大会ぶり16回目の伊勢路へ! 初の出場枠2・出雲駅伝は信州大と新潟大が出場権獲得/全日本大学駅伝北信越選考会

2025.07.05

信州大が4大会ぶり16回目の伊勢路へ! 初の出場枠2・出雲駅伝は信州大と新潟大が出場権獲得/全日本大学駅伝北信越選考会

秩父宮賜杯第57回全日本大学駅伝の北信越地区選考会は7月5日、長野・佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、信州大が4時間15分59秒69で4大会連続16回目の本大会出場を決めた。 選考会には6校が出場し、各校最大10人がエ […]

NEWS やり投・ディーン元気13年ぶり自己新84m66!同期・新井涼平と交わした約束果たし「メモリアルな1投」/日本選手権

2025.07.05

やり投・ディーン元気13年ぶり自己新84m66!同期・新井涼平と交わした約束果たし「メモリアルな1投」/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投でディーン元気(ミズノ)が84m66で2位に入った。 広告の下にコンテンツが続きます 同 […]

NEWS 札幌学大が4年ぶり3回目、北大が4年ぶり2回目の出場権獲得!/出雲駅伝北海道予選会

2025.07.05

札幌学大が4年ぶり3回目、北大が4年ぶり2回目の出場権獲得!/出雲駅伝北海道予選会

7月5日、札幌円山競技場で第37回出雲大学選抜駅伝の北海道地区予選会が行われ、札幌学大と北大が本戦の出場権を獲得した。 出雲駅伝の出場枠は前年度の大会成績によって振り分けられ、24年出雲駅伝で北海道学連選抜が14位に入っ […]

NEWS 﨑山雄太、大器覚醒の87m16!!「どうにかして投げてやる」伝説の記録に肉薄で世界陸上内定/日本選手権

2025.07.05

﨑山雄太、大器覚醒の87m16!!「どうにかして投げてやる」伝説の記録に肉薄で世界陸上内定/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投は﨑山雄太(愛媛県競技力本部)が初優勝を飾った。4回目に83m56を投げると、5回目に8 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top