HOME 駅伝

2022.05.09

ドーハ世界選手権マラソン代表のGMO山岸宏貴が引退 東大で箱根出場の近藤秀一も引退
ドーハ世界選手権マラソン代表のGMO山岸宏貴が引退 東大で箱根出場の近藤秀一も引退


写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)
GMOインターネットグループは4月30日付で山岸宏貴と近藤秀一が引退したことを発表した。

山岸は新潟県出身の30歳。上武大時代には13年ユニバーシアードのハーフマラソンで4位入賞を果たしている。大学卒業後は日立物流を、16年4月にGMOインターネットグループの創部とともに加入。18年の福岡国際マラソンで6位に入ると、翌年のドーハ世界選手権の日本代表に選ばれ、日本人最上位の25位でフィニッシュした。山岸は「チーム発足から6年、最高の環境で活動を続けることができました。熊谷代表、安田副社長はじめ、監督、現場スタッフ、そしてGMOインターネットグループのパートナーの皆様には本当に感謝してます」とコメントした。今後は社業に専念するという。

近藤は静岡県出身の26歳。韮山高から一浪を経て、東大に入学。4年生の時だった19年には関東学生連合のメンバーとして箱根駅伝の1区に出走した。東大大学院への進学とともにチームに加入し、研究を続けながら競技との両立を続け、20年にはトラックレースなどで自己新記録を連発。同年の東日本実業団駅伝では1区で区間2位と流れを作り、チームの総合2位に大きく貢献した。翌21年の全日本実業団駅伝でも6区区間5位と好走していたが、「抱えていた故障が慢性化してしまい、自分自身が実業団選手として立てた目標を達成するのが難しいと判断した」と引退を決意した。

山岸宏貴コメント全文
「2022年4月を持ちまして、競技を引退しましたことを報告させていただきます。

チーム発足から6年、最高の環境で活動を続けることができました。

熊谷代表、安田副社長はじめ、監督、現場スタッフ、そしてGMOインターネットグループのパートナーの皆様には本当に感謝してます。

また応援してくださった皆様、もう少し走ってる姿をお届けしたかったのですが、今までたくさんの応援ありがとうございました。

これからもチームの応援をよろしくお願いします」

近藤秀一コメント全文
「この度、チームを退部することになりました。

昨年度から抱えていた故障が慢性化してしまい、自分自身が実業団選手として立てた目標を達成するのが難しいと判断したからです。

それでも、GMOに入って大きく記録を伸ばせたことや、視座の高い仲間たちとNo.1を目指して競技に打ち込めたことは誇りに思っています。

また、私をチームに引き入れてくださった花田さんと安田部長をはじめ、競い合い励まし合ってきたチームメイト・スタッフ、私たちの競技活動を支えてくださっているGMOのパートナーの皆様、そして、常に温かく見守ってくださったファンの皆様には大変感謝しております。

チームは新体制となり、これからもNo.1を目指していきます。今後とも、GMOインターネットグループの応援よろしくお願いいたします」

写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT) GMOインターネットグループは4月30日付で山岸宏貴と近藤秀一が引退したことを発表した。 山岸は新潟県出身の30歳。上武大時代には13年ユニバーシアードのハーフマラソンで4位入賞を果たしている。大学卒業後は日立物流を、16年4月にGMOインターネットグループの創部とともに加入。18年の福岡国際マラソンで6位に入ると、翌年のドーハ世界選手権の日本代表に選ばれ、日本人最上位の25位でフィニッシュした。山岸は「チーム発足から6年、最高の環境で活動を続けることができました。熊谷代表、安田副社長はじめ、監督、現場スタッフ、そしてGMOインターネットグループのパートナーの皆様には本当に感謝してます」とコメントした。今後は社業に専念するという。 近藤は静岡県出身の26歳。韮山高から一浪を経て、東大に入学。4年生の時だった19年には関東学生連合のメンバーとして箱根駅伝の1区に出走した。東大大学院への進学とともにチームに加入し、研究を続けながら競技との両立を続け、20年にはトラックレースなどで自己新記録を連発。同年の東日本実業団駅伝では1区で区間2位と流れを作り、チームの総合2位に大きく貢献した。翌21年の全日本実業団駅伝でも6区区間5位と好走していたが、「抱えていた故障が慢性化してしまい、自分自身が実業団選手として立てた目標を達成するのが難しいと判断した」と引退を決意した。 山岸宏貴コメント全文 「2022年4月を持ちまして、競技を引退しましたことを報告させていただきます。 チーム発足から6年、最高の環境で活動を続けることができました。 熊谷代表、安田副社長はじめ、監督、現場スタッフ、そしてGMOインターネットグループのパートナーの皆様には本当に感謝してます。 また応援してくださった皆様、もう少し走ってる姿をお届けしたかったのですが、今までたくさんの応援ありがとうございました。 これからもチームの応援をよろしくお願いします」 近藤秀一コメント全文 「この度、チームを退部することになりました。 昨年度から抱えていた故障が慢性化してしまい、自分自身が実業団選手として立てた目標を達成するのが難しいと判断したからです。 それでも、GMOに入って大きく記録を伸ばせたことや、視座の高い仲間たちとNo.1を目指して競技に打ち込めたことは誇りに思っています。 また、私をチームに引き入れてくださった花田さんと安田部長をはじめ、競い合い励まし合ってきたチームメイト・スタッフ、私たちの競技活動を支えてくださっているGMOのパートナーの皆様、そして、常に温かく見守ってくださったファンの皆様には大変感謝しております。 チームは新体制となり、これからもNo.1を目指していきます。今後とも、GMOインターネットグループの応援よろしくお願いいたします」

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.09.20

100m栁田大輝が連覇!!向かい風0.4mで10秒09!「これ以上ない締めくくり」/日本IC

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)2日目 日本インカレの2日目に行われた男子100mは、栁田大輝(東洋大)が10秒09(-0.4)と、 […]

NEWS 男子100m栁田大輝が10秒09でV2!! 2位・井上直紀は10秒13、鵜澤飛羽は5位/日本IC

2024.09.20

男子100m栁田大輝が10秒09でV2!! 2位・井上直紀は10秒13、鵜澤飛羽は5位/日本IC

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)2日目 日本インカレの2日目が行われ、男子100mではパリ五輪男子4×100mリレー代表の栁田大輝( […]

NEWS 順大・田中隆太郎「やっと勝てた」久しぶりの日本一!総合V4へ「流れ作れた」/日本IC

2024.09.20

順大・田中隆太郎「やっと勝てた」久しぶりの日本一!総合V4へ「流れ作れた」/日本IC

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)2日目 日本インカレの2日目に行われた男子走幅跳は、田中隆太郎(順大)が7m77(+0.2)で初優勝 […]

NEWS 七種競技アフワンワノが行方不明に 19年ドーハ世界選手権8位

2024.09.20

七種競技アフワンワノが行方不明に 19年ドーハ世界選手権8位

女子七種競技のO.アフワンワノ(ベナン)がフランス国内で行方不明となっていることが報じられている。 9月10日にフランス・ノルマンディー地方のルーアンで午前中に子供を保育所に預けたあと、迎えに戻ることがなかったため捜索願 […]

NEWS 25年ダイヤモンドリーグは賞金総額過去最高に!シーズン全体で25億円超

2024.09.20

25年ダイヤモンドリーグは賞金総額過去最高に!シーズン全体で25億円超

9月18日、ダイヤモンドリーグ(DL)の主催者は2025年シーズンの同リーグの賞金を過去最高水準へ引き上げることを発表した。シーズン全体を通じて総額924万ドル(約13億1200万円)の賞金を準備し、プロモーション料を含 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年10月号 (9月13日発売)

2024年10月号 (9月13日発売)

●Paris 2024 Review
●別冊付録/学生駅伝ガイド 2024 秋
●福井全中Review
●東京世界選手権まであと1年
●落合晃の挑戦

page top