HOME 国内、大学

2022.04.17

不破聖衣来が5000mに出場 1月に右アキレス腱周り炎症から復帰途上 日本選手権へ照準/学生個人
不破聖衣来が5000mに出場 1月に右アキレス腱周り炎症から復帰途上 日本選手権へ照準/学生個人

◇日本学生個人選手権(4月15~17日/神奈川・平塚)3日目

広告の下にコンテンツが続きます

ワールドユニバーシティゲームズの選考会を兼ねた日本学生個人選手権。大会最終日の女子5000mに、10000mでオレゴン世界選手権の参加標準記録を突破している不破聖衣来(拓大)が出場した。結果は17分30秒47で12着。レース後は拓大の五十嵐利治監督が取材に応じた。

五十嵐監督によると、1月に右アキレス腱の周囲を炎症していたという不破。「3ヵ月間走れなくて、1週間前に練習復帰して1000mを走った」という状態だった。出場については、不破自身から「すべては5月7日(の日本選手権)で勝負するためにやっているので」と出場を直訴。五十嵐監督は「一番の目的は痛みなく走りきること。3分30秒のイーブンペースで行くこと。目的は達成できました」と言う。

昨年は一気に飛躍し、12月にはオレゴン世界選手権の参加標準記録31分25秒00を大幅に上回る、日本歴代2位の30分45秒21をマーク。もちろん、そこに向けて「食事面から身体を作ってきた」というが、それ以上に「身体の成長よりもレースの成長が早かった」。だが、「世界選手権だけではなく、さらに先を目指したとき、彼女の性格上、100%努力させないと納得しない」と五十嵐監督。先を見据えたからこその出場決意だった。

もちろんオレゴン行きもつかみにいく。5月の日本選手権で3位以内に入れば代表に内定。「世界選手権もあきらめていない。ここから3週間でどこに焦点を置くか。一生懸命やってきたい」と話した。

広告の下にコンテンツが続きます
◇日本学生個人選手権(4月15~17日/神奈川・平塚)3日目 ワールドユニバーシティゲームズの選考会を兼ねた日本学生個人選手権。大会最終日の女子5000mに、10000mでオレゴン世界選手権の参加標準記録を突破している不破聖衣来(拓大)が出場した。結果は17分30秒47で12着。レース後は拓大の五十嵐利治監督が取材に応じた。 五十嵐監督によると、1月に右アキレス腱の周囲を炎症していたという不破。「3ヵ月間走れなくて、1週間前に練習復帰して1000mを走った」という状態だった。出場については、不破自身から「すべては5月7日(の日本選手権)で勝負するためにやっているので」と出場を直訴。五十嵐監督は「一番の目的は痛みなく走りきること。3分30秒のイーブンペースで行くこと。目的は達成できました」と言う。 昨年は一気に飛躍し、12月にはオレゴン世界選手権の参加標準記録31分25秒00を大幅に上回る、日本歴代2位の30分45秒21をマーク。もちろん、そこに向けて「食事面から身体を作ってきた」というが、それ以上に「身体の成長よりもレースの成長が早かった」。だが、「世界選手権だけではなく、さらに先を目指したとき、彼女の性格上、100%努力させないと納得しない」と五十嵐監督。先を見据えたからこその出場決意だった。 もちろんオレゴン行きもつかみにいく。5月の日本選手権で3位以内に入れば代表に内定。「世界選手権もあきらめていない。ここから3週間でどこに焦点を置くか。一生懸命やってきたい」と話した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.24

箱根駅伝Stories/4年生4人が強力な駒大は前回復路新記録に光明 「優勝に貢献することを第一に」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「チームのために走る」 駒大は3年前の学生駅伝3冠達成を区切りに大八 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」

2025.12.24

箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競い合い力を伸ばす 今季の日体大は平島龍斗、田島駿介、山崎丞の4年生 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」

2025.12.24

箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 出雲の快走が飛躍のきっかけ 國學院大OBで、現在も同大を練習の拠点と […]

NEWS セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!

2025.12.24

セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!

セイコーグループは12月下旬、Team Seikoアスリートでセイコースマイルアンバサダーの福島千里さん(女子100m日本記録保持者)を講師に迎えた「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を東京都目黒区の油面小学校で実施し […]

NEWS 神奈川大が26年度新入部員を発表!学法石川・佐藤柊斗、倉敷・北村海智、西脇工・新妻昂己ら高校駅伝上位校の主力ずらり

2025.12.24

神奈川大が26年度新入部員を発表!学法石川・佐藤柊斗、倉敷・北村海智、西脇工・新妻昂己ら高校駅伝上位校の主力ずらり

神奈川大学陸上競技部駅伝チームは12月24日、2026年度入部予定者を15名を発表した。 12月21日に行われた全国高校駅伝上位校の主力クラスの名が並び、優勝の学法石川(福島)からは4区区間3位と好走した佐藤柊斗が決まっ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top