HOME 国内

2022.02.06

西山雄介が初マラソンで大会新V!ラスト圧巻のスパート炸裂 2位・鎧坂らとともにパリ五輪MGC獲得 /別府大分毎日マラソン
西山雄介が初マラソンで大会新V!ラスト圧巻のスパート炸裂 2位・鎧坂らとともにパリ五輪MGC獲得 /別府大分毎日マラソン


◇第70回別府大分毎日マラソン(2月6日/大分県・大分市高崎山うみたまご前→大分市営陸上競技場)

第70回記念大会となる別府大分毎日マラソンが行われ、西山雄介(トヨタ自動車)が2時間7分47秒の大会新記録で優勝した。終盤は古賀淳紫(安川電機)と鎧坂哲哉(旭化成)の三つ巴に。最後のキレ味で強さを見せた。西山は三重・伊賀白鳳高、駒大卒の27歳。

4mを超える強い風が吹く厳しいコンディション。折り返しが続くコースのため、追い風、向かい風と交互に受けながらレースは進む。先頭集団の10km通過は30分29秒。20kmは1時間0分25秒で、ここまでは集団だった。

レースが動いたのはペースメーカーが外れた30km以降。徐々に先頭集団が絞られて縦長になると、34kmで藤曲寛人(トヨタ自動車九州)がペースを上げ、赤崎暁(九電工)らが追いかける。ここで招待選手の一人・大六野秀畝(旭化成)が遅れた。

そんななか、36kmで一気に逃げ始めたのが古賀。だが、40km手前で西山と鎧坂が追いつき、三つ巴の展開に。40kmで西山がスピードアップし、鎧坂が懸命に追いかけるが、最後まで逃げ切った。

初マラソン歴代2位の好記録で、オレゴン世界選手権の派遣設定記録を突破して代表入りをアピール。さらに、パリ五輪の代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を獲得した。また、上位5人がMGCの出場権を獲得している。

広告の下にコンテンツが続きます

◇西山のコメント
「初マラソンということで怖いものがなく自信を持って果敢に攻めた。オレゴン世界選手権の派遣設定記録を突破できたのはよかった。今回初マラソンでしっかり走れたが、ここから2回目、3回目と走れるように頑張ります」

■別府大分毎日マラソン上位成績
西山雄介(トヨタ自動車) 2.07.47=大会新
鎧坂哲哉(旭化成) 2.07.55=大会新
藤曲寛人(トヨタ自動車九州) 2.08.20
古賀淳紫(安川電機) 2.08.30
相葉直紀(中電工) 2.08.44
中西亮貴(トーエネック) 2.08.51

◇第70回別府大分毎日マラソン(2月6日/大分県・大分市高崎山うみたまご前→大分市営陸上競技場) 第70回記念大会となる別府大分毎日マラソンが行われ、西山雄介(トヨタ自動車)が2時間7分47秒の大会新記録で優勝した。終盤は古賀淳紫(安川電機)と鎧坂哲哉(旭化成)の三つ巴に。最後のキレ味で強さを見せた。西山は三重・伊賀白鳳高、駒大卒の27歳。 4mを超える強い風が吹く厳しいコンディション。折り返しが続くコースのため、追い風、向かい風と交互に受けながらレースは進む。先頭集団の10km通過は30分29秒。20kmは1時間0分25秒で、ここまでは集団だった。 レースが動いたのはペースメーカーが外れた30km以降。徐々に先頭集団が絞られて縦長になると、34kmで藤曲寛人(トヨタ自動車九州)がペースを上げ、赤崎暁(九電工)らが追いかける。ここで招待選手の一人・大六野秀畝(旭化成)が遅れた。 そんななか、36kmで一気に逃げ始めたのが古賀。だが、40km手前で西山と鎧坂が追いつき、三つ巴の展開に。40kmで西山がスピードアップし、鎧坂が懸命に追いかけるが、最後まで逃げ切った。 初マラソン歴代2位の好記録で、オレゴン世界選手権の派遣設定記録を突破して代表入りをアピール。さらに、パリ五輪の代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を獲得した。また、上位5人がMGCの出場権を獲得している。 ◇西山のコメント 「初マラソンということで怖いものがなく自信を持って果敢に攻めた。オレゴン世界選手権の派遣設定記録を突破できたのはよかった。今回初マラソンでしっかり走れたが、ここから2回目、3回目と走れるように頑張ります」 ■別府大分毎日マラソン上位成績 西山雄介(トヨタ自動車) 2.07.47=大会新 鎧坂哲哉(旭化成) 2.07.55=大会新 藤曲寛人(トヨタ自動車九州) 2.08.20 古賀淳紫(安川電機) 2.08.30 相葉直紀(中電工) 2.08.44 中西亮貴(トーエネック) 2.08.51

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.14

DLロンドン女子5000mに田中希実がエントリー! 男子100mで再びライルズ VS テボゴ アレクナ、マフチフ、ボルらも参戦

7月14日、ダイヤモンドリーグ(DL)第11戦のロンドン大会(英国/7月19日)のエントリーリストが発表され、女子5000mに田中希実(New Balance)が登録された。 田中はこれが今季のDL2戦目。7月上旬の日本 […]

NEWS 男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

2025.07.14

男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

7月13日に欧米各地で世界陸連(WA)コンチネンタルツアーの競技会が行われ、9月の東京世界選手権の出場を目指す日本人選手たちが奮闘した。 カナダで開催されたWAコンチネンタルツアー・シルバーのエドモントン招待では、男子走 […]

NEWS 東京世界陸上アンバサダーに三段跳3連覇・テイラー氏と100mH2大会金メダルのピアソン氏

2025.07.14

東京世界陸上アンバサダーに三段跳3連覇・テイラー氏と100mH2大会金メダルのピアソン氏

9月に開催される東京世界選手権のアンバサダーに、女子100mハードルの元選手サリー・ピアソン氏(豪州)と男子三段跳の元選手クリスチャン・テイラー氏(米国)が就任することが世界陸連(WA)より発表された。 38歳のピアソン […]

NEWS 17歳のウィルソンが男子400mで44秒10!自らのU18記録を更新 200mは新鋭・ティーマースが19秒73/WAコンチネンタルツアー

2025.07.14

17歳のウィルソンが男子400mで44秒10!自らのU18記録を更新 200mは新鋭・ティーマースが19秒73/WAコンチネンタルツアー

7月11日~12日、米国・テネシー州メンフィスで世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーのエド・マーフィー・クラシックが開催され、男子400mでは17歳のQ.ウィルソン(米国)が44秒10のU18世界最高記録で優勝 […]

NEWS 【男子1500m】本田桜二郎(鳥取城北高3)3分43秒23=高校歴代5位

2025.07.14

【男子1500m】本田桜二郎(鳥取城北高3)3分43秒23=高校歴代5位

第239回東海大長距離競技会は7月13日、神奈川・東海大湘南校舎陸上競技場で行われ、男子1500mで本田桜二郎(鳥取城北3)が高校歴代5位、中国高校新記録となる3分43秒23をマークした。従来の中国高校記録は徳本一善(沼 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top