2021.12.22
2021年は21個もの日本記録(タイ記録含む)が誕生した。東京五輪イヤーという特別な1年に樹立された日本記録を振り返っていく。
五輪目指して2度の日本記録更新
2019年のドーハ世界選手権から正式種目となった男女混合4×400mリレー。男女それぞれ2人ずつが出走する。オリンピック初実施となる東京五輪への出場権を目指す日本は5月の世界リレーに出場し、1走・池田弘佑(あすなろ会)、2走・松本奈菜子(東邦銀行)、3走・小林茉由(J.VIC)、4走・鈴木碧斗(東洋大)のオーダーで臨んだ。
ファイナル8チームと、それに次ぐ予選のタイム上位2ヵ国が五輪出場権を獲得するという条件でスタートする。日本は池田が2着でバトンパスすると、同大会で女子4×400mリレーも走った松本、小林がつなぎアンカーの鈴木がフィニッシュ。3分18秒76で組5着となり、決勝進出はならず、東京五輪出場権の獲得は果たせなかった。
それでも、ドーハ世界選手権でマークした3分18秒77の日本記録を0.01秒更新。予選の総合結果の末、来年の世界選手権の出場権はしっかりと手にした。
世界リレーから約1ヵ月後の木南記念では、記録によるランキングで東京五輪出場を目指し再び男女混合マイルが編成されトライアルが行われた。オーダーは青山聖佳(大阪成蹊AC)、松本奈菜子(東邦銀行)、佐藤拳太郎(富士通)、川端魁人(三重県教員AC)。このレースでは世界リレーから2秒09タイムを縮めて、3分16秒67でフィニッシュ。この時点でターゲットナンバー16位以内となる15番目に浮上し、東京五輪の出場圏内に入った。
それでも、佐藤は「本来なら3分15秒くらいがほしかった」、青山は「もう少し走りで貢献したかった」とコメント。その言葉通り、最終的に男女混合マイルリレーは他国がタイムを短縮したことでターゲットナンバー外にはじき出され、五輪出場とはならなかった。
だが、東京五輪で男子4×400mリレーが日本タイ記録を樹立し、女子400mでも好記録が続くなど、盛り上がりを見せている日本のロングスプリント。すでに来夏のオレゴン世界選手権の出場権は獲得済み。あとは選手たちが語るように「個の力」を伸ばして、世界のファイナルを目指していく。

五輪目指して2度の日本記録更新
2019年のドーハ世界選手権から正式種目となった男女混合4×400mリレー。男女それぞれ2人ずつが出走する。オリンピック初実施となる東京五輪への出場権を目指す日本は5月の世界リレーに出場し、1走・池田弘佑(あすなろ会)、2走・松本奈菜子(東邦銀行)、3走・小林茉由(J.VIC)、4走・鈴木碧斗(東洋大)のオーダーで臨んだ。 ファイナル8チームと、それに次ぐ予選のタイム上位2ヵ国が五輪出場権を獲得するという条件でスタートする。日本は池田が2着でバトンパスすると、同大会で女子4×400mリレーも走った松本、小林がつなぎアンカーの鈴木がフィニッシュ。3分18秒76で組5着となり、決勝進出はならず、東京五輪出場権の獲得は果たせなかった。 それでも、ドーハ世界選手権でマークした3分18秒77の日本記録を0.01秒更新。予選の総合結果の末、来年の世界選手権の出場権はしっかりと手にした。 世界リレーから約1ヵ月後の木南記念では、記録によるランキングで東京五輪出場を目指し再び男女混合マイルが編成されトライアルが行われた。オーダーは青山聖佳(大阪成蹊AC)、松本奈菜子(東邦銀行)、佐藤拳太郎(富士通)、川端魁人(三重県教員AC)。このレースでは世界リレーから2秒09タイムを縮めて、3分16秒67でフィニッシュ。この時点でターゲットナンバー16位以内となる15番目に浮上し、東京五輪の出場圏内に入った。 それでも、佐藤は「本来なら3分15秒くらいがほしかった」、青山は「もう少し走りで貢献したかった」とコメント。その言葉通り、最終的に男女混合マイルリレーは他国がタイムを短縮したことでターゲットナンバー外にはじき出され、五輪出場とはならなかった。 だが、東京五輪で男子4×400mリレーが日本タイ記録を樹立し、女子400mでも好記録が続くなど、盛り上がりを見せている日本のロングスプリント。すでに来夏のオレゴン世界選手権の出場権は獲得済み。あとは選手たちが語るように「個の力」を伸ばして、世界のファイナルを目指していく。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.02.09
中盤から主導権を握り続けた順大 競り負けて2位も「しっかり駅伝ができた」/宮古島大学駅伝
2025.02.09
男子はエベニョ、女子はキプコエチが快勝/ケニアクロカン選手権
-
2025.02.09
-
2025.02.09
-
2025.02.09
2025.02.04
ミズノが盗撮対策ユニフォームを発表 オーダーシステムで購入可能 競技場での迷惑撮影対策へ
2025.02.06
走高跳女王・マフチフのユニフォームが世界陸連MOWAに展示
-
2025.02.03
-
2025.02.09
2025.02.02
【大会結果】第77回香川丸亀国際ハーフマラソン(2025年2月2日)
-
2025.02.02
-
2025.01.14
-
2025.01.12
-
2025.02.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.02.09
箱根Vの青学大は3位 序盤はやや苦戦も新主将・黒田朝日がゲームチェンジ「覚悟を持ってやっていく」/宮古島大学駅伝
◇宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025(2月9日/沖縄県宮古島市・宮古島市陸上競技競技場発着6区間:82km) 「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025」が行われ、國學院大が4時間8分38秒で2連覇を飾った。箱根駅伝で2連 […]
2025.02.09
中盤から主導権を握り続けた順大 競り負けて2位も「しっかり駅伝ができた」/宮古島大学駅伝
◇宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025(2月9日/沖縄県宮古島市・宮古島市陸上競技競技場発着6区間:82km) 「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025」が行われ、國學院大が4時間8分38秒で2連覇を飾った。順大が28秒差 […]
2025.02.09
男子はエベニョ、女子はキプコエチが快勝/ケニアクロカン選手権
2月8日、ケニア西部のエルドレットでケニアクロスカントリー選手権が開催され、男子はブダペスト世界選手権10000m銀メダリストのD.エベニョ、女子はB.J.キプコエチが優勝を飾った。 レースは男女ともに10kmのコースで […]
2025.02.09
國學院大が逆転でV2!! アンカー鎌田匠馬「5人がしっかりつないでくれた」/宮古島大学駅伝
◇宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025(2月9日/沖縄県宮古島市・宮古島市陸上競技競技場発着6区間:82km) 「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025」が行われ、國學院大が4時間8分38秒で2連覇を果たした。 まさに“劇 […]
2025.02.09
やり投・武本紗栄が60m51!初戦から自己6番目の好記録 1500m館澤は3分40秒20でトップ/WAコンチネンタルツアー
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズのグレーム・ドウグラス招待が2月9日、ニュージーランドのオークランドで行われ、日本人選手も多数出場した。 女子やり投にはオレゴン世界選手権代表の武本紗栄(オリコ)が出場し、6 […]
Latest Issue
最新号

2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝