HOME 国内、大学

2021.09.17

五輪代表の順大・泉谷駿介が走幅跳で3位「優勝目指していたので悔しい」リレーは決勝進出に貢献/日本IC
五輪代表の順大・泉谷駿介が走幅跳で3位「優勝目指していたので悔しい」リレーは決勝進出に貢献/日本IC


◇日本インカレ(9月17~19日/埼玉・熊谷スポーツ公園)1日目

第90回日本インカレの初日が行われ、男子110mハードルで東京五輪に出場した泉谷駿介(順大)が走幅跳に出場し、7m73(+0.6)で3位だった。

広告の下にコンテンツが続きます

五輪後、初の試合となる予定だった8月のAthlete Night Games(福井)は直前に腰を痛めて欠場。これが最後のインカレが五輪以来の舞台となった。

泉谷は1回目に7m70(+0.1)を跳んでトップ8に残る。3回目、そして4、5回目をパスして4×100mリレーの予選にアンカーとして登場。1着で決勝進出のフィニッシュをすると、最終6回目には7m73(+0.6)をマークした。

「走幅跳は優勝を目指していたので悔しい。練習では中助走で今日の記録くらい跳べていたので、8mは跳びたかったです」と苦い表情を浮かべる。元々、7m92の自己ベストを持つなど、ハードル以外でも好記録を持つマルチアスリート。「1週間くらい練習して仕上げてきた」という久しぶりの走幅跳に「なかなか難しかったです」と苦笑い。リレーを考慮して「跳べても3本かなと思っていたので」と、本数を絞った中だったが、3位に入ってしっかり総合優勝を狙うチームに加点したのはさすがだった。

東京五輪を終え、「正直、心身ともにすごく疲れました。燃え尽きた感じがありました」と、心境を打ち明け、「まだ完全に切り替えられない」とも。それでも、「110mハードルで悔しい思いをしたので、来年の世界選手権でリベンジしたい」と、心の底にもちろん火種は消えない。走幅跳や三段跳などとの兼ね合いについては「練習をしないと(挑戦は)できない。今回、練習不足を感じました。しっかり計画を立てていきたい」と語る。

広告の下にコンテンツが続きます

これが最後のインカレ。総合優勝のためにも、そして世界の再スタートを切るためにも、まずは明日の110mハードル決勝、そして3日目の110mハードルに全力を尽くす。110mハードルは「タイムよりも優勝を目指します」と1年時以来のタイトルを狙っていく。

◇日本インカレ(9月17~19日/埼玉・熊谷スポーツ公園)1日目 第90回日本インカレの初日が行われ、男子110mハードルで東京五輪に出場した泉谷駿介(順大)が走幅跳に出場し、7m73(+0.6)で3位だった。 五輪後、初の試合となる予定だった8月のAthlete Night Games(福井)は直前に腰を痛めて欠場。これが最後のインカレが五輪以来の舞台となった。 泉谷は1回目に7m70(+0.1)を跳んでトップ8に残る。3回目、そして4、5回目をパスして4×100mリレーの予選にアンカーとして登場。1着で決勝進出のフィニッシュをすると、最終6回目には7m73(+0.6)をマークした。 「走幅跳は優勝を目指していたので悔しい。練習では中助走で今日の記録くらい跳べていたので、8mは跳びたかったです」と苦い表情を浮かべる。元々、7m92の自己ベストを持つなど、ハードル以外でも好記録を持つマルチアスリート。「1週間くらい練習して仕上げてきた」という久しぶりの走幅跳に「なかなか難しかったです」と苦笑い。リレーを考慮して「跳べても3本かなと思っていたので」と、本数を絞った中だったが、3位に入ってしっかり総合優勝を狙うチームに加点したのはさすがだった。 東京五輪を終え、「正直、心身ともにすごく疲れました。燃え尽きた感じがありました」と、心境を打ち明け、「まだ完全に切り替えられない」とも。それでも、「110mハードルで悔しい思いをしたので、来年の世界選手権でリベンジしたい」と、心の底にもちろん火種は消えない。走幅跳や三段跳などとの兼ね合いについては「練習をしないと(挑戦は)できない。今回、練習不足を感じました。しっかり計画を立てていきたい」と語る。 これが最後のインカレ。総合優勝のためにも、そして世界の再スタートを切るためにも、まずは明日の110mハードル決勝、そして3日目の110mハードルに全力を尽くす。110mハードルは「タイムよりも優勝を目指します」と1年時以来のタイトルを狙っていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.30

【高校生FOCUS】男子棒高跳・井上直哉(阿南光高)「全国3冠取りたい」と意気込むボウルターは柔道黒帯

FOCUS! 高校生INTERVIEW 井上直哉 Inoue Naoya 阿南光高3徳島 注目の高校アスリートに焦点を当てる高校生FOCUS。今回はインターハイ徳島県大会男子棒高跳で5m21の県高校新記録をマークし、続く […]

NEWS 【学生長距離Close-upインタビュー】急成長を続ける大東大・大濱逞真 「自信を持ってエースと言えるように」

2025.06.30

【学生長距離Close-upインタビュー】急成長を続ける大東大・大濱逞真 「自信を持ってエースと言えるように」

学生長距離Close-upインタビュー 大濱逞真 Ohama Takuma 大東大2年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。49回目は、大東大の大 […]

NEWS 日本陸連・有森裕子新会長が小池百合子都知事訪問 東京世界陸上の成功誓う「素晴らしさと感動ふんだんに味わえるように」

2025.06.30

日本陸連・有森裕子新会長が小池百合子都知事訪問 東京世界陸上の成功誓う「素晴らしさと感動ふんだんに味わえるように」

日本陸連の新会長に就任した有森裕子会長と、同前会長で東京2025世界陸上財団の尾縣貢会長が6月30日に東京都庁を訪問し、小池百合子都知事と面会した。 冒頭で小池都知事は、有森氏が女性初の会長に就任したことに際し祝福し、「 […]

NEWS 64年東京五輪5000m銅のデリンジャー氏が死去 91歳 米国代表やオレゴン大コーチも務める

2025.06.30

64年東京五輪5000m銅のデリンジャー氏が死去 91歳 米国代表やオレゴン大コーチも務める

6月27日、米国の元長距離選手で、後にコーチとしても活躍したビル・デリンジャー氏が逝去した。91歳だった。 デリンジャー氏は5000mで3大会連続してオリンピックに出場(1956年メルボルン、1960年ローマ、1964年 […]

NEWS 100mトンプソンが世界歴代6位の9秒75!! シェリー・アンも最後の国内選手権で3位/ジャマイカ選手権

2025.06.30

100mトンプソンが世界歴代6位の9秒75!! シェリー・アンも最後の国内選手権で3位/ジャマイカ選手権

東京世界選手権の代表選考会となるジャマイカ選手権が6月26日から29日にキングストンで開催された。 男子100mはK.トンプソンが世界歴代6位、今季世界最高の9秒75(+0.8)で優勝した。トンプソンは現在23歳。これま […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top