HOME 東京五輪、海外、五輪
ハッサン5000mでまず1冠!午前1500m転倒からごぼう抜き、10000mと3冠狙う
ハッサン5000mでまず1冠!午前1500m転倒からごぼう抜き、10000mと3冠狙う


写真/時事

◇東京五輪(7月30日~8月8日/国立競技場)陸上競技4日目

陸上競技4日目のイブニングセッションで行われた女子5000mは、シファン・ハッサン(オランダ)が14分36秒79で金メダルを獲得した。

広告の下にコンテンツが続きます

いつも通り中盤から後方あたりで様子をうかがうハッサン。4000m通過時点でも7番手だった。そこから徐々に上げていくと、圧巻はラスト1周。400mを57秒1で周り、ドーハ世界選手権優勝のH.オビリ(ケニア)、今季14分13秒32で世界リストトップ(世界歴代5位)のG.ツェガイ(エチオピア)らを寄せ付けなかった。

ハッサンはエチオピア出身の28歳。2008年に難民としてオランダへ移住し、13年にオランダ国籍を取得。2019年ドーハ世界選手権で1500mと10000の2冠を果たし、今大会は1500m、5000m、10000mの3冠を狙ってエントリーした。

この日、午前中には1500m予選に登場。卜部蘭(積水化学)と同組で、一度は転倒しながらも、そこからごぼう抜きしてトップ通過を果たしていた。

ハッサンはこのあと、2日後の8月4日19時に1500m準決勝、6日21時50分に決勝を戦い、7日19時45分に10000m決勝に臨む。

10000mでは今季29分06秒82の世界新記録を出したが、2日後にL.ギデイ(エチオピア)が29分01秒03と塗り替えた。ハッサンとギデイの「世界記録樹立者」同士の戦いに大きな注目が集まる。

なお、3冠、1500m&5000m、1500m&10000mの2冠なら史上初となる。

写真/時事 ◇東京五輪(7月30日~8月8日/国立競技場)陸上競技4日目 陸上競技4日目のイブニングセッションで行われた女子5000mは、シファン・ハッサン(オランダ)が14分36秒79で金メダルを獲得した。 いつも通り中盤から後方あたりで様子をうかがうハッサン。4000m通過時点でも7番手だった。そこから徐々に上げていくと、圧巻はラスト1周。400mを57秒1で周り、ドーハ世界選手権優勝のH.オビリ(ケニア)、今季14分13秒32で世界リストトップ(世界歴代5位)のG.ツェガイ(エチオピア)らを寄せ付けなかった。 ハッサンはエチオピア出身の28歳。2008年に難民としてオランダへ移住し、13年にオランダ国籍を取得。2019年ドーハ世界選手権で1500mと10000の2冠を果たし、今大会は1500m、5000m、10000mの3冠を狙ってエントリーした。 この日、午前中には1500m予選に登場。卜部蘭(積水化学)と同組で、一度は転倒しながらも、そこからごぼう抜きしてトップ通過を果たしていた。 ハッサンはこのあと、2日後の8月4日19時に1500m準決勝、6日21時50分に決勝を戦い、7日19時45分に10000m決勝に臨む。 10000mでは今季29分06秒82の世界新記録を出したが、2日後にL.ギデイ(エチオピア)が29分01秒03と塗り替えた。ハッサンとギデイの「世界記録樹立者」同士の戦いに大きな注目が集まる。 なお、3冠、1500m&5000m、1500m&10000mの2冠なら史上初となる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.04

パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

24年パリ五輪男子20km競歩代表の濱西諒が12月1日に自身のSNSを更新し、所属していたサンベルクスを11月末で退社したことを発表した。 濱西は大阪府出身で、履正社高から競歩に取り組み、国体優勝など早くから頭角を現した […]

NEWS 飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

2025.12.04

飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

東京世界選手権男子200m代表の飯塚翔大(ミズノ)が11月30日から12月3日まで、ラオスを訪問。4日にリモートで現地で行った活動について報告会見を行った。 飯塚はJICA(国際協力機構)が進める「スポーツを通じて世界平 […]

NEWS 世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

2025.12.04

世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

日本陸連は12月4日、米国・タラハシーで開催される世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日)のU20日本代表を発表した。 11月30日の京都陸協記録会内で行われた選考会の上位選手を中心に選考され、男子は今季のイン […]

NEWS 世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く

2025.12.04

世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く

世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]

NEWS 北口榛花、村竹ラシッド、鵜澤飛羽のJALトリオ参戦!1/2放送「木梨憲武のスポーツKING」自転車、プロ野球、バド世界王者と対決

2025.12.04

北口榛花、村竹ラシッド、鵜澤飛羽のJALトリオ参戦!1/2放送「木梨憲武のスポーツKING」自転車、プロ野球、バド世界王者と対決

2026年1月2日放送の「木梨憲武のスポーツKING!」に、JALの北口榛花、村竹ラシッド、鵜澤飛羽が参戦することがわかった。 現役トップアスリートやレジェンドが、木梨憲武らと異種競技バトルを繰り広げる正月恒例の特別番組 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top