HOME ニュース、国内

2021.06.21

十種競技の右代啓祐 欧州連戦2戦目7337点で10位で東京五輪に届かず
十種競技の右代啓祐 欧州連戦2戦目7337点で10位で東京五輪に届かず


男子十種競技の日本記録(8308点)保持者でオリンピック2大会出場している右代啓祐(国士舘クラブ)がドイツ・ラーティンゲンで開催されるStadtwerke Ratingen Mehrkampf-Meetingに出場し、7337点で10位だった。この結果、東京五輪の出場への道は厳しいものとなった。

東京五輪の参加標準記録8350点に届いていなかった右代は、6月の日本選手権を回避して同日程だったスペイン・アロナ島で行われたX Meeting Internacional Aronaに出場。ワールドランキングでより高得点を見込める世界陸連の「カテゴリーGL」の競技会に出場したものの棒高跳で記録なしに終わり、その後は途中棄権した。

それでも3大会連続オリンピックをあきらめることなく、翌週に同じくカテゴリーGLのドイツ・ラーティンゲンで開催されたStadtwerke Ratingen Mehrkampf-Meetingへ転戦。1種目めの100mで11秒55(+1.0)でスタート。円盤投では全体8位の44m40、棒高跳でも4m70など意地を見せたが、7337点で10位にとどまった。優勝記録は8184点。

広告の下にコンテンツが続きます

東京五輪の参加資格の有効期間は6月29日まで。この大会終了時点で参加標準記録とワールドランキングの両方で東京五輪の参加資格を満たすことはできておらず、今後、同じくカテゴリーの高い混成競技の国際競技会はなく、参加資格を得るためには有効期間内に参加標準記録を突破するしかない。東京五輪の出場は現実的に厳しいものとなった。

ただ、東京五輪出場のために選択したチャレンジは、十種競技の第一人者として数々の歴史を切り開いてきた「日本のキング」らしい姿だった。

男子十種競技の日本記録(8308点)保持者でオリンピック2大会出場している右代啓祐(国士舘クラブ)がドイツ・ラーティンゲンで開催されるStadtwerke Ratingen Mehrkampf-Meetingに出場し、7337点で10位だった。この結果、東京五輪の出場への道は厳しいものとなった。 東京五輪の参加標準記録8350点に届いていなかった右代は、6月の日本選手権を回避して同日程だったスペイン・アロナ島で行われたX Meeting Internacional Aronaに出場。ワールドランキングでより高得点を見込める世界陸連の「カテゴリーGL」の競技会に出場したものの棒高跳で記録なしに終わり、その後は途中棄権した。 それでも3大会連続オリンピックをあきらめることなく、翌週に同じくカテゴリーGLのドイツ・ラーティンゲンで開催されたStadtwerke Ratingen Mehrkampf-Meetingへ転戦。1種目めの100mで11秒55(+1.0)でスタート。円盤投では全体8位の44m40、棒高跳でも4m70など意地を見せたが、7337点で10位にとどまった。優勝記録は8184点。 東京五輪の参加資格の有効期間は6月29日まで。この大会終了時点で参加標準記録とワールドランキングの両方で東京五輪の参加資格を満たすことはできておらず、今後、同じくカテゴリーの高い混成競技の国際競技会はなく、参加資格を得るためには有効期間内に参加標準記録を突破するしかない。東京五輪の出場は現実的に厳しいものとなった。 ただ、東京五輪出場のために選択したチャレンジは、十種競技の第一人者として数々の歴史を切り開いてきた「日本のキング」らしい姿だった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]

NEWS 前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

2025.12.10

前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]

NEWS 15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

2025.12.10

15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]

NEWS 99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

2025.12.10

99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]

NEWS 第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

2025.12.10

第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

関東学生陸上競技連盟が12月10日、第102回箱根駅伝の開催要項を発表し、テレビ中継する日本テレビの放送についても合わせて発表された。 2026年1月2日の往路、3日の復路ともに7時から生中継。放送センターでの解説は往路 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top