HOME 海外

2021.06.11

男子100mアジア記録保持者の蘇炳添が9秒98で優勝 /中国全国選手権
男子100mアジア記録保持者の蘇炳添が9秒98で優勝 /中国全国選手権

中国・浙江省紹興市で6月11日、中国全国陸上競技選手権が開幕し、男子100mでは9秒91のアジア記録を持つ蘇炳添が9秒98(+0.8)で優勝を飾った。

2019年以降は度重なるケガもあり、20年はレースから離れていた蘇は21年室内シーズンから本格的に復帰。4月には向かい風の中で9秒98(-0.9)をマークするなど調子を上げていた。

この日は予選を10秒13で通過。決勝でもスタートからリードを奪うと、9秒97のベストを持つ謝震業を寄せ付けず、自身7度目となる9秒台でフィニッシュラインを駆け抜けた。謝は10秒15で2位だった。

広告の下にコンテンツが続きます

蘇はレース後のインタビューで「記録をさらに縮めるには、今以上にトップスピードを高めることは難しく、トップスピードを維持することが重要」とコメント。好記録が相次ぐ日本男子短距離勢についての質問にも答え、「中国と日本はとても激しい競争をしている。個々の力では私と謝のほうがわずかに優れているかもしれないが、日本勢は五輪参加標準記録(10秒05)を5人が突破。10秒0~1台の選手が10人ほどおり、中国は差をつけられている」と話した。

また、東京五輪の目標についても語り、「前回のリオ五輪では4×100mリレーで4位に甘んじた。東京では3位以内を目指している」と意気込んだ。

この他、男子三段跳では朱亜明が今季世界3位となる17m39(+0.3)で優勝を果たした。

東京五輪の選考会を兼ねた大会は13日まで行われる。

中国・浙江省紹興市で6月11日、中国全国陸上競技選手権が開幕し、男子100mでは9秒91のアジア記録を持つ蘇炳添が9秒98(+0.8)で優勝を飾った。 2019年以降は度重なるケガもあり、20年はレースから離れていた蘇は21年室内シーズンから本格的に復帰。4月には向かい風の中で9秒98(-0.9)をマークするなど調子を上げていた。 この日は予選を10秒13で通過。決勝でもスタートからリードを奪うと、9秒97のベストを持つ謝震業を寄せ付けず、自身7度目となる9秒台でフィニッシュラインを駆け抜けた。謝は10秒15で2位だった。 蘇はレース後のインタビューで「記録をさらに縮めるには、今以上にトップスピードを高めることは難しく、トップスピードを維持することが重要」とコメント。好記録が相次ぐ日本男子短距離勢についての質問にも答え、「中国と日本はとても激しい競争をしている。個々の力では私と謝のほうがわずかに優れているかもしれないが、日本勢は五輪参加標準記録(10秒05)を5人が突破。10秒0~1台の選手が10人ほどおり、中国は差をつけられている」と話した。 また、東京五輪の目標についても語り、「前回のリオ五輪では4×100mリレーで4位に甘んじた。東京では3位以内を目指している」と意気込んだ。 この他、男子三段跳では朱亜明が今季世界3位となる17m39(+0.3)で優勝を果たした。 東京五輪の選考会を兼ねた大会は13日まで行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.04

美濃加茂が初の男女V 男子は2区で首位奪い悲願の都大路 女子は1区から独走で6連覇/岐阜県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた岐阜県高校駅伝が11月2日、山県市の四国山香りの森公園付近特設コースにて行われ、男女ともに美濃加茂が優勝を飾った。男子(7区間42km)は2時間3分38秒で初制覇。女子(5区間21.0975k […]

NEWS 2026年ダイヤモンドリーグ 各大会の実施種目が決定!女子やり投はパリ、モナコ、ローザンヌなど6試合

2025.11.04

2026年ダイヤモンドリーグ 各大会の実施種目が決定!女子やり投はパリ、モナコ、ローザンヌなど6試合

11月4日、世界陸連は26年に開催されるダイヤモンドリーグ(DL)の各大会で実施する種目を発表した。 DLは世界最高峰の陸上シリーズとして年間15試合を開催。男女32種目が行われ、第1戦から第14戦まで各種目が4~8回実 […]

NEWS アシックスが駅伝にリスペクトを込め、選手たちを鼓舞するランニングシューズコレクション「EKIDEN Pack」を発売

2025.11.04

アシックスが駅伝にリスペクトを込め、選手たちを鼓舞するランニングシューズコレクション「EKIDEN Pack」を発売

アシックスジャパンは、日本で100年以上の歴史をもつ駅伝にリスペクトを込め、選手たちを鼓舞するランニングシューズコレクション「EKIDEN Pack(エキデンパック)」9品番を、11月6日からアシックスオンライン、アシッ […]

NEWS ロジスティード初制覇!前回優勝GMOが2位、初陣M&Aが初ニューイヤー、コニカミノルタら全日本復活3チーム/東日本実業団駅伝

2025.11.04

ロジスティード初制覇!前回優勝GMOが2位、初陣M&Aが初ニューイヤー、コニカミノルタら全日本復活3チーム/東日本実業団駅伝

◇第66回東日本実業団対抗駅伝(11月3日/埼玉・熊谷スポーツ文化公園競技場及び公園内特設周回コース:7区間74.6km) 第66回東日本実業団対抗駅伝が行われ、東日本枠「12」と第70回記念枠「1」(13位以下で最上位 […]

NEWS “走る伝説”キプチョゲが第一線退く マラソン2時間切り、五輪2連覇 マラソン界の常識を変えた鉄人

2025.11.04

“走る伝説”キプチョゲが第一線退く マラソン2時間切り、五輪2連覇 マラソン界の常識を変えた鉄人

11月2日、米国でニューヨークシティマラソンに出場したエリウド・キプチョゲ(ケニア)が、フィニッシュ後、今後はエリートレースには参加せず、新たなプロジェクト「エリウド・キプチョゲ・ワールドツアー」を始めることを発表した。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top